鏡餅 その二
鏡餅の話を調べていく中で、ものすごく、面白いねたを落としていたことに気がつきました。
鏡餅の歴史について、このように触れました。
新年を迎える際に鏡餅を飾る風習は、紀元前の垂仁天皇の時代にさかのぼるとされる。
大物主神の娘である大田田根子に、大国主命がこのように教えたことに由来するといわれる。
「元日、荒魂の大神に紅白の餅を祭れば幸福が訪れる」
ただし、垂仁天皇の時代の話は全般に忠実性に欠けると見られており、鏡餅の風習についても断定されるものではない。
鏡餅が現在のような形で供えられるようになったのは、意外と新しい。
家に床の間が作られるようになった、室町時代以降のこと。
そしてまた、鏡餅のバリエーションについて、こう紹介しました。
鏡餅は、大小2つの餅を重ねて供えるのが一般的ではない。
地域によって、様々なバリエーションが存在する。
一部あげても、これだけある。
餅を三枚重ねたもの。
二段の片方を紅く着色して、縁起が良いとされる紅白としたもの。
餅の替わりに砂糖で形作ったもの。
細長く伸ばしたものを渦巻状に丸め、とぐろを巻いた白蛇に見立てたもの。
ところが、鏡餅の歴史と形で、こんな興味深い話がありました。
鏡餅の起源は、はっきりとした記録は残っていないと断った上でこういっています。
元禄年間のものとされている書に、丸餅と角餅を重ねた絵が残されている。
鏡餅について確認できる、一番古い記録ではないかと。
陰陽では、丸は天に、角は地に、配当されます。
さらに、四角の中に丸とくれば、かつての日の丸のデザインそっくりになります。
正方形に接するように円を描くのが、もともとの日の丸の姿だったのです。
神前に、世界がささげられた、あるいは、日本の国がささげられた、それが鏡餅の意味することだったのでしょうか。
日本は、世界の雛形とする説があります。
つまり、神前にささげられた日本であり世界である鏡餅。
しかも、これらすべては神が作られたものであると、旧約・新約・コーランの啓典はいいます。
そうなると、鏡餅を食べる意味はこうなるのでしょうか。
「食い=悔いあらためて、福音を信ぜよ。神の国はあなた方のうちにある。」
丸が上で四角が下となると、こんな疑問も浮かんできたのです。
古墳に、こんなのあったよね。
そこで古墳の形態を調べたら、こんなにありました。
円墳
方墳
前方後円墳
帆立貝形古墳
前方後方墳
上円下方墳
双方中円墳
双方中方墳
八角墳
前方後円墳には、マナの壷を模したと言う説が飛鳥昭雄と三神たけるにありますね。
面白いことにほとんどが、丸と四角。
帆立貝形古墳とは、前方後円墳より前方部分の小さいもので、全体の雰囲気が帆立の貝殻に似ているところからついた名前。
九州にも、山陰山陽にも、関西にも、関東にも、検索すると出てきますね。
でも、帆立の貝殻って言うと、帆立の貝殻があっちこっちにあるスペインの巡礼の道の方が有名かも。
この丸と角の組み合わせが、鏡餅の歴史になぜ割り込んできたか、そして、なぜ定着しなかったのか。
それとも、丸餅と下に敷いた半紙に形を変えたのか。
でも、丸餅と半紙で丸と四角となると、気になるのは三方なのです。
なぜ、穴を三方にしか開けないのか、とです。
三方を三角と見たらどうでしょう?
丸三角四角。
お寺の掛け軸や、墓地の墓石で見たことないでしょうか。
丸三角四角は、陰陽に言い換えると、天人地となるのです。
三角を人に配するのです。
でも、三角は蛇にも配されるのです。
蛇はしばしば、神の使いとされるのです。
そうなると、人を神の似姿とした、あるいは、イエスを神の子とした、聖書に近くなるのです。
やっぱ、食べられちゃうのはイエス?
どうころんでも、鏡餅は、最後の晩餐なのでしょうか。
もしかして、餅やマツオは、マナを模した…。
なんてことは、ないでしょうねえ。
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