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クメールと日本

「クメ」という名前は、「クメール」と関係があるなんて、いう説があります。

「クメール」とは「カンボジア」の昔の名前です。

「クメ」のもとが「クメール」だというのなら、似た名前の久留米絣の「クルメ」、車人形の「クルマ」、球磨焼酎の「クマ」、大阪市柴島(クニジマ)の「クニ」だって「クメール」からきたという説を立てていいのではないでしょうか。

人のミトコンドリアDNAのタイプであるハプログループには、80パターンがあるのです。
日本の主なミトコンドリアのDNAは、そのうちの16タイプです。
日本人のルーツ探しに大きくかかわるのは、この16のハプログループってことです。

主なということは、少数派も含めれば、もっとあるってことかも知れないですけどね。

16のDNAパターンは、以下の通りです。

A、B4、B5、C、D4、D5、F、G、M7a、M7b、M7c、M8a、M10、N9a、N9b、Z

Dグループは、Fグループとともに東南アジアとのつながりも大きいのです。

ベトナムからも日本と同じ、エジプトの太陽の船の絵が見つかっているのです。

「クメール」が、「クメ」、「クルメ」、「クルマ」、「クマ」、「クニ」の語源である可能性はないとはいえないってこと。

ところが、もっと驚く名前があるのです。

「クルマサキ」

兵庫や鹿児島、さらには京都にも神社の名前にもあるといいます。
京都の車折神社も、やはり地名からついた名前とみえます。

「折」は、この場合もし意味があるとすれば「折敷(おしき)」のことと思われます。

「折敷」とは、檜のへぎで作った縁つきの隅切り盆。
多くの場合は方形で、食器などをのせるものです。
足打ち折敷・平折敷・隅(すみ)の折敷・傍(そば)折敷などがあります。

足打ち折敷のように、足を付けたものもあります。
でも、車を付けたものは、ないようですね。

近世以降、食膳としても用いました。

でも、そうなると「車」が意味不明となります。

そう考えていたら、「牛車の車軸が折れたから」という神社の説明を聞いたことがあるという人がいました。

神社の御由来によると、後嵯峨天皇が嵐山の大堰川に御遊幸のとき、牛車の車軸がこの神社の前で折れたことをさすそうです。
そのとき、天皇から「車折大明神」の御神号を賜り、「正一位」を贈られたので神社が営まれることになったといいます。

車折神社は、もともと平安時代後期の儒学者で、天武天皇の皇子である舎人親王の御子孫清原頼業公の霊廟として設けられ、やがて頼業公の法名「宝寿院殿」に因み、「宝寿院」という寺が創建されます。
清原頼業公が桜を愛でておられたので、霊廟が設けられた当時から多くの桜が植えられ「桜の宮」と呼ばれるほどであったといいます。
詳しい御由来は、車折神社のHPで見てください。

でも、神はいったい後嵯峨天皇の牛車の車軸を何を思って折ったのか、説明がほしいですね。
ここの桜を見ずに通るなんてもったいない、といいたかったのでしょうか。

御由来話にけちをつけるつもりはありませんけど、字が違っても「クルマサキ」の地名がほかにある以上、もっともらしく後から作られた話と思えます。

「クルマ」だけならまだしも、「サキ」ってなにでしょう。

もしも「シャカ」の発音違いである「サカ」から来たなら、えらいことになるのです。
ちなみに「シャカ」や「サカ」とは一族の名前。
釈尊とは、「サカ」族の尊者ということ。

「クメール」は、仏教が盛んな国であったことで知られます。
「クメール」が仏教国であった最大のわけが、「サカ」つまり「シャカ」族とのつながりにあった可能性を考えないといけないかもしれなくなるのです。
つまり、「クメール」の「サカ」族が「クメルサカ」となってもおかしくないので、「クルマサキ」は「クメール」の「サカ」族の子孫の地であるかも知れないのです。
実際、「クルマサキ」という苗字もあるのです。

となると、こういう疑問が出るかも。

「クニサキ」は、関連あるのか。

「シャカ」、「サカ」や「サキ」と音が似ている、「ササキ」、「スズキ」、「サカイ」、「サカキ」、「ササ」、「サキ」、「サタ」、「シャク」なども遡れば、ご親戚か。

違うという証拠もないです。

クメール系と思える名前には、ほかにも「クモ」で始まるさまざまな苗字や地名、「クミ」で始まるさまざまな苗字や地名、「クムラ」、「クナイ」、「クヌキ」、「クヌギ」、「クノ」で始まるさまざまな苗字や地名、などがあげられます。

サカ系と思える名前には、ほかにも「サケ」や「サゲ」で始まるさまざまな苗字や地名、「サコ」や「サゴ」や「ザコ」で始まるさまざまな苗字や地名、「サク」で始まるさまざまな苗字や地名、「サイ」、などがあげられます。

細かく見れば、まだまだ、あるでしょうね。

情報がほしいと思っていたら、こんな情報がありました。

カンボジアに、飛鳥の酒船石によく似た遺物が見つかっているというのです。
あの有名な、アンコールワットにあるというというのです。

さらに2007年に、環濠遺跡プンスナイでも似た遺物が見つかったそうです。

酒船石そっくりの遺物が作られたのは、日本でいえば卑弥呼がいた時代らしいのです。

カンボジアと日本、邪馬台国と同時代に女王国があったと見えるのです。

しかも、長江文明とのつながりも土器から見えるそうです。

ローマとの関連も、このカンボジアの遺跡から感じ取れるというです。

日本人だけど、インド人みたいって言われる人もいます。

インドのドラビダ語族のタミル語と日本語、関連を疑った大野晋もいます。

国語学者大野晋は、日本語の祖語が何らかの点で、ドラヴィダ語の祖語と関係を持つとする説を唱えたのです。
タミル語と日本語のそれぞれの単語等を比較して、両者に共通するものが多いことを、その論拠の一つとして挙げました。

後に大野はこの説を修正し、日本語はドラヴィダ語の一つであるタミル語に由来するとの説を展開しました。
そして、日本語はクレオールタミル語であるとする説を唱えました。

もっと裏付けになる話がほしいとおもっていたら、こんな情報がありました。

カンボジアに、飛鳥の酒船石によく似た遺物が見つかっているというのです。
あの有名な、アンコールワットにあるというというのです。

さらに2007年に、環濠遺跡プンスナイでも似た遺物が見つかったそうです。

酒船石そっくりの遺物が作られたのは、日本でいえば卑弥呼がいた時代らしいのです。

カンボジアと日本、邪馬台国と同時代に女王国があったと見えるのです。

しかも、長江文明とのつながりも土器から見えるそうです。

ローマとの関連も、このカンボジアの遺跡から感じ取れるというです。

日本人だけど、インド人みたいって言われる人もいます。

インドのドラビダ語族のタミル語と日本語、関連を疑った大野晋もいます。

国語学者大野晋は、日本語の祖語が何らかの点で、ドラヴィダ語の祖語と関係を持つとする説を唱えたのです。
タミル語と日本語のそれぞれの単語等を比較して、両者に共通するものが多いことを、その論拠の一つとして挙げました。

後に大野はこの説を修正し、日本語はドラヴィダ語の一つであるタミル語に由来するとの説を展開しました。
そして、日本語はクレオールタミル語であるとする説を唱えました。

クレオール言語とは、異なる言語のため思うように意思疎通ができない商人などの間で自然に作り上げられた言語が、その言語の使い手達の子供によって母語として話されるようになった言語を指します。
公用語や共通語として、話されている地域や国もあるそうです。

異なる言語の人たちの間で自然発生した言語を、言語学ではビジン言語といいます。
ピジン言語では、文法の発達が不十分で発音や語彙も個人差が大きく複雑な意思疎通が不可能なのです。
なにをどれだけ、いくらで取引するか、誤解がなければそれで十分だからですね。
取引のための、ビジネス用言語だから、ビジン言語と呼ばれるのです。

クレオール言語は、ビジネス用言語として生まれたビジン言語がもとになって成立した言葉なのです。

ビジン言語に対し、クレオール言語の段階では文法や発音、語彙などの要素が発達して統一され、複雑な意思疎通が可能になっています。
けんかや、恋愛、文学でも十分に使えるようになったということです。
クレオールはピジンと違い精緻で完成された言語であり、他の自然言語に引けをとることは無いそうです。

大野のこの日本語起源説には賛否両論があり、未だに解決を見ていないらしいのですけれど。

カンボジアとのつながり、カボチャばかりじゃ、ないってわけです。

飛鳥の酒船石ってなぞが多いですが アンコールワットとの関連があるとは、意外でしょ。
アンコール遺跡とつながりが見えてきた長江文明にまで、酒船石をさかのぼって見ても良いでしょうね。

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コメント

>アンコールワットとの関連があるとは、意外でしょ。

実に意外ですねぇ。でも面白いです。

投稿: コテツ | 2008年6月18日 (水) 20時28分

わっと、驚くとか?

投稿: cova | 2008年6月18日 (水) 20時51分

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