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ネシアとシアと日本と-「シア」「シャ」のある地域 その2

太平洋の赤道沿いに、日本からアメリカに向けて「ネシア」がつく島々がつらなります。

どっちからどう渡ったのか、「ネシア」の島々を渡り廊下のようにして、縄文土器が日本とアメリカから出土します。

 それなら聞いたことがある。
 メキシコなど中南米と日本は、古代からDNAでつながってるとか。

これはここ数年注目されていることなので、そういうこと聞いたことのある人は何人もいるかも。

なら、これはどうでしょう。

アジアを西に向かうと、「シア」とか「シャ」のつく国々が見つかるのです。

東から、「ロシア」、「ペルシャ」、「ギリシャ」です。

 ドイツにも、かつて「プロシア」なんてあったけど?

ここでは、ちょっと目をつぶってください。
プロイセンとか、言い方があるので、ちょっと引っかかりますのでね。

「ギリシャ」は、日本との比較がよくされる国です。
神話が似ている。
和裁のハサミはギリシャタイプ。
指先の一直線にそろう足はギリシャタイプ。(ここを訂正します。追記参照)

 そういえば、外反母趾は日本女性の多くが悩まされましたねえ。

先のとがったローマタイプの靴を、自分の足の形も考えずに履いたことが原因と聞いたことがあります。

「ペルシャ」も、古代日本との関係が深い国です。
現在のイランとその周辺国がそれにあたります。
シルクロードコレクションのなかで、目だって多いのがペルシャ。
日本の猫の三割の祖先の出身地。
おそらく、平家の祖先の出身地。

「ロシア」は、意外でしょ。
一部の日本人は、バイカル湖畔が出身地。

 バイカルっていえば、ロシアの有名な湖ですね。

 バイカル湖付近って、スラブ系の方々なんでしょうかね。
 ちょっと気になります。

 ていうのも、わたし、過去にロシア人の血が混じってるっぽいって、お互いに関係の無い二人の方から言われたことがあったのですが、イギリス人ともフランス人とも言われたこと無いんですよね。

 で、ひょっとして、祖先はそっちのほうなのかなぁ、と。

それは、考えてみてもいいかも。

 ほんとだぁ~。。。!
 「シア」が付く国名って、多いんですね

 「シア」とか「シャ」のつく地名って、日本に縁がありますねえ。

これって、ひょっとして日本語の「シマ」の語源ではないでしょうかね。

それで、この本を思い出したです。
川崎真治著
「世界最古の文字と日本の神々―全アジア共通の数詞トーテムによる解明 」

本書の中に、「シマ」の語源はスメルだという説が展開されているのです。

ウ・ニル(シュメール語)人口築造・丘状の神殿台閣
ダガル(シュメール語)大きく膨張した。方言ダマル。ダバル

つまり、出っ張った状態が、「ダガル」あるいは「ダマル」や「ダバル」というのです。

川崎氏は、議論をここからさらに展開します。

ウ・ニル・ダバル(インダス語)島
  ニル・デムマ(ドラヴィダ語)島
     デムマ(ドラヴィダ語)島。丘状の土地も含む  
     ル・マ(沖縄の波照間)島
     ロ・マ(沖縄の加計呂間)島
     ラ・マ(沖縄の慶良間)島
     シ・マ(倭人語・日本語)島

私は、発音が平唇音的か丸唇音的かの差が、これらの違いを生んだと見ます。

そういえば、中南米で発見されたモホスの遺跡を特徴つける無数ともいえる丘状の土地は「ロマ」と呼ばれているのです。
「ロマ」は何語なのか、由来は何か、わからないけれど、モホスをはじめとした遺跡のなかにはスメルの影響が見られるというのです。

沖縄の加計呂間に、そっくりな言葉「ロマ」があります。

モホスをはじめ、古代アメリカが古代日本とスメルの文化の出会った場所であることは遺跡や遺物から疑いようがないそうです。

「シア」「シャ」「シマ」は、スメルから西と東をわたって日本に来て「島」という漢字と合体したのでしょうか。

「ネシア」からは「ネーション」が、「シア」「シャ」からは「ユートピア」などの「ピア」が、展開したと想像するのも面白いです。

そういえば、古代スメルのジグラットも、モホスのロマも、洪水対策として作られたのでは、なかったでしょう。

 お風呂に入る習慣も、日本とギリシャが突出しているって聞いたことありますね。
 意外と、血が濃かったりして。

ありえますね。

 ますますつながってきますねえ。
 色んな方面から考察して行くと、だんだん確信がもてるような。

 う~む、ユーラシア大陸の広がりだけでなく、太平洋を渡って中南米へ・・・・ 。
 考えようによっては、 ねえ。
 今より、ずっと人の移動、文化の交流が多かったのかもしれない。

 自分の顔、鏡でじっくり見てみようかなぁ。

日本人の顔写真を分類すれば、かなり広範囲な地域をカバーできるかも。。。

 モノにせよ何にせよ…。
 「名前=言葉」のチカラってすごいですよね。
 時に、その「モノ」を象徴し…。
 時に、その「名前」故に誤解さ …。
 時に、その実体無くして「コトバ」のみが残る…。

 夢枕獏の安倍清明の小説の中だったと思いますが、「名前とは”呪”である」というフレーズを、ふと、思い出しました。

プロシャは、現地ではプロイセンと呼ばれます。

プロイセンという名前は、プルーセン人またはプルッツェン人として知られるヴァイクセル河口付近に居住した先住民に由来します。
ロシアあるいはルーシの近くをプロシアと呼んだことから来ているとも、言われているからプロイセンはプロシアの転化かも。
プルーセン、古プロイセン人あるいはバルト・プロイセン人は、バルト海の南東岸の、およそビスワ川とクロニアン湖周辺に居住していた、中世バルト族から成る民族グループだったです。

なお、プロイセン人と呼ばれた人々は13世紀はドイツ化、14世紀からはポーランド化され、かつての文化はもう持ってないようです。

プロシャを含むドイツも日本とは近現代史では、関係が深いけれど、プロシャはわからないことが多いのです。

それで、今回は残念ながら省いたです。

 自分のご先祖は、いったいどこから始まってるんだろう。
 もしかして、どこかのお国の人なのでしょうって…
 そんなことを考えると、とても神秘的ですが。

東南アジアにはマレーシアがあります。

いままで「シア」「シャ」のつく国々が注目されなかったのは、日本との関連がはっきり見えない国がいくつも入ってるのと、これらの国があまりにも違うので名前が似ているとさえ思われなかったからと、考えられるのです。

追記

最近の研究では、外反母趾になりやすい足の傾向は、エジプトタイプだとされるようになってきました。

足指は、三つのタイプに分類されるといいます。

エジプト型と、ギリシャタイプと、スクエアタイプの三つです。

エジプト型は、親指が一番長く、小指にむけて短くなる形です。

日本人の6割から7割が、このエジプト型タイプと言われています。

親指が長い他に、足幅が広めな形です。

親指が側面から圧迫されやすいため、外反母趾になりやすいタイプの足の形です。

ギリシャ型は、親指より第2指が長い足の形です。

日本では、エジプト型に次いで多いです。

足先の細い靴を履いても、爪先に負担をかけることが少なく、外反母趾になりにくいタイプの足の形です。

ただし、指が曲がりやすく、ハンマートゥになりやすい足でもあります。

ハンマートゥとは足の指が曲がったまま、戻らなくなっている状態です。

スクエア型は、5本の指の長さに差がない足の形です。

日本人では珍しい足です。

幅の狭い靴を履くことで、指にタコやウオノメができやすいタイプの足の形です。

ただ、ギリシャ神話の神々は、エジプトとのかかわりが指摘されており、この二つの文明を荷った民の間の関係はどうであったか興味深いものがあります。

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