かっちゃく、かっちゃぐとヨーロッパが見える?
以前、こんなネタをやったことがあります。
北海道で“引掻く”が“かっちゃく”であることは知ってました。
そしたら、さらに長崎で“かっしゃぐ”であるとの情報を得たのです。
ここではたと思ったのです。
“やく”“やぐ”とは、“かがやく”“はなやぐ”の“やく”“やぐ”ではないかと。
ならば、“かっち”“かっし”も“かが”“はな”と同様に、「あたかも何々のような」の「何々」に当たるのでしょうね。
つまり「あたかも“かっち”あるいは“かっし”のような」ということでしょう。
そして、「あたかも“かっち”あるいは“かっし”のような」ことをするのが“引掻く”であるのは、“かっち”あるいは“かっし”が引掻く存在として知られているということでないでしょうか。
そういえばヨーロッパで猫は、cat、chat、Katze、gato、gatta。
“かがやく”“はなやぐ”の“やく”“やぐ”も、なんだか匂うかも。
そうですね。
情熱的はromantic、悲観的はpessimistic、楽観的はoptimistic。
あ、“tic”と、“やく”や“やぐ”は、使用法も音も、微妙に似てるような?
ならば、これは欧州の猫の読みからして猫であるかもしれないです。
引っ掻く存在が猫!
面白いよね。
この話、すごく気に入ったよ。
ウチの母は東北ですが、かっちゃくです。
わたくしもそれが普通だと思った。
母の言葉しか知らないので。
猫は、かっちゃくんですよ。
痒いところも、かっちゃくです。
あ、うちの猫はいい子なので、あまりかっちゃかないですよ。
かっちゃく、東日本のかなり広い範囲で言っているようですね。
たしか、ヨーロッパの先住民にケルトがいたです。
イギリスも結構、ケルトっていませんでしたっけ。
ケルト民族は言語的に、ゴイデル語系とブリトニック語系という2つのグループに分けられるらしいです。
ゴイデル語系は、アイルランドとスコットランドのゲール語、マン島のマンクス語。
ブリトニック語系は、ウェールズのウェールズ語、コーンウォールのコーンウォール語、ブルターニュのブルトン語。
そのうち、現在まで日常言語として残っているのは、ゲール語とウェールズ語だそうです。
ブルターニュのほかは、ほとんどイギリスですね!
ケルト文化、奥深くて面白いです。
今の「イギリス」に住んでいる住民とは、違うんですよね・・・。
ウェールズでは、今もウェールズ語の授業があるそうです。
アイルランドの第一言語は英語ではなくアイルランド語、これはケルト民族が使っていたゲール語です。
ウェールズ地方は山が多い地方です。
この地形のお陰で、ケルト民族はこの地に生き延びて、独自の文化を育んできたです。
アイヌのご親戚は、アメリカのケネウィックに見つかったけど、はじめはイギリス系白人と思われていたですよね。
幕末から明治のはじめのころ日本に来たヨーロッパ人のなかには、日本にはイギリス的な顔がいると書き残した人もいるです。
イギリスと日本、変なとこ似てるような?
比べると面白いかも。
オペラの「ノルマ」も、確かケルト民族とローマ帝国の間の男女の話でしたっけ・・・・・?
違ったかな?
オペラ「ノルマ」は確かに、ケルト民族とローマ帝国の間の男女の話です。
テノールが元気よく歌うポリオーネは、ローマ帝国のガリア地方総督。
原作ではソプラノだけど、今では多少落ち着いた感じのメゾソプラノが歌うことが多いアダルジーザ、ケルトの戦いの神イルミンスルの神殿に仕える若き巫女。
題名の「ノルマ」も、女性の名前。
ソプラノが愛らしく歌うノルマは、巫女の長で、バスで重々しく歌われるドルイド教徒の長オロヴェーゾの娘。
ポリオーネは最初、ノルマを愛していたけど、落ち着いた感じのアダルジーザに心奪われたと告白するところから劇は始まる。
そういう物語だったですよね。
マリア・カラスが歌ったノルマが、私の愛聴版です。
ケルトの神秘的な文化、凄く好きです。
ケルト=アイルランドだと思っていたのですが、そうではないようですね。
ケルト音楽のCDを一枚持っているのですが、すごく懐かしい感じになるんです。
民族音楽の響きがあるからだと感じています。
ケルトは、どうにも気になる民族ですね。
追記
細かい点で多少気になる部分はありますが、日本語と英語の単語比較が面白いです。
英語と日本語の謎 ろばみみみ
http://tsu.cocolog-izu.com/a/2006/02/post_6e4a.html
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