上げると下ろすと。
一口に「あげる」って言っても、いろいろありますよね。
「あげる」を漢字にすると、「上げる」「揚げる」「挙げる」ですよね。
一番利用されるのは、「上げる」ね。
基本的な意味は、辞書ではこうなってます。
『そのもの全体または部分の位置を低い所から高い方へ動かす、また、移す。』
興味深い用法は、これですね。
1.所有者や高位の者の手元に収める。
2.定形のないものやひそんでいたものを、現れるようにする。出す。
3.神仏や敬うべき人などに、ある行為がなされる。
そうなると、気になるのは対になる、「下ろす」「降ろす」ですね。
基本的な意味は、辞書ではこうなってます。
『上から下に移動させる。』
興味深い用法は、これですね。
1.神仏・貴人・客などに供した物を下げる。また、お下がりをもらう。
2.神降ろしをする。
3.役職・地位を下げたり、辞めさせたりする。
こうしてみると、実は「上げる」「下ろす」には神に関する意味が大きな比重が占めるように感じられるのです。
ね!
もしそうなら、これ気になる!
役職・地位を下げたり、辞めさせたりする。
堕天使になったルシファー、連想しませんか。
そういえば…。
だったら、これどうです。
定形のないものやひそんでいたものを、現れるようにする。出す。
旧約の姿が見えなかったヤハウエは、新約では受肉してイエスになってます。
じゃあ、上がり下がりは、ヤコブが幻に見た天使の梯子が背景にあるってこと?
「下ろす」には、“本来あったところから移す”って、意味もあるって言うのです。
え~!
それじゃあ、アダムとイブの失楽園みたい!
「上げる」「下ろす」には、とんでもない意味が隠れているのでしょうか。
となると「天下り」は、こういうことかなあ。
お役人様を崇めた、過去の風習ってところですかね。
いまじゃ役人はバッシングの対象でしかないから。
新しい言葉をつくらないと・・・。
確かに、「天下り」は、“神降ろしをする。”の意味ですもん。
辞書には元々の意味を、『天上界から地上に降りてくること。また、その人。』とありますよね。
業者にとっては、天界から火を奪って下界にもたらして下さったプロメテウス様にも匹敵する、仕事と役所とのパイプをもたらしてくださる役人様の“神降ろし”ってわけでしょうか。
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