ねこはねこでも?
2008年の秋、ワイオミング州でのことです。
「迷惑な猫がいるので追い払ってほしい」
通報を受けた警察は、警官一人を現場の民家に送りました。
警官の前には、確かに迷惑な猫はいました。
ただし迷惑な猫は迷惑な猫でも、大型ネコ科のピューマだったです。
今回の珍事は、まさか民家のそばにピューマがいると思わなかったことが原因です。
通報者のビバリー・フードさんは、「big cat」がいて迷惑していると緊急通報ダイヤルや動物管理局などに電話しました。
それを聞いた通信指令係は、“big cat”を飼い猫だと思って警察にそう伝えたです。
どうしてそうなったかというとです。
英語では、“big cat”に二通りの意味があります。
メインクーンやフォレストキャットのような大きな猫と、ピューマやライオンのような大型のネコ科です。
もっとも大型ネコ科にも、ヒョウやライオンのヒョウ亜科 (Pantherinae) と、ネコ、ヤマネコと同じネコ亜科 (Felinae)がいるです。
ピューマはチーターなどとともにネコ亜科に属し、ネコ亜科では最大級の大きさです。
オスは体長1~1.8m、体重65~100 kgに達し、メスは一回り小さいです。
フードさんはピューマに歯をむかれたが、怖いとは思わなかったといいます。
大きな猫がおどかしてるくらいに、思えたのでしょうか。
実際、アメリカには大きな猫を飼う人は多いです。
例えばメインクーンは、体長は、1メートルを超える場合もあり、2006年には1メートル22センチが最も身長の長いメインクーンとして記録されているです。
つまり、メスのピューマの体長は最大級のメインクーンと良い勝負なのです。
ただ、体重は文句なしにピューマが勝ちます。
ピューマは、体重65~100 kgに達します。
一方メインクーンは、体重が11~12キロに達する固体もあるが雄の成猫の平均体重は6~9キロで雌は若干軽いです。
到着した警察官は、飼い猫ではなく体重40キロもあるオスのピューマがいるのを見つけて仰天しました。
ピューマは後に麻酔銃を撃たれ、別の場所に移されたそうです。
アメリカには、いわゆるイエネコが住み始めた歴史は浅いようです。
それでも山猫はいたのか、古代の神官が山猫を意識したメイクか刺青をしたと思われる像や文様とか、山猫を模ったと思える像や文様が見つかるです。
山猫は神、あるいは神の使いとして神の声を伝える存在と考えられる作品が、像や文様に多く見られるです。
それは、長い舌の先に顔がある姿で現されます。
舌は声、顔は言葉を表すと考えられます。
ただ、神官の方は若干ショッキングな姿で表わされることがあります。
舌を突き出した顔、首を持った両手。
これは、両手を舌とみなして顔を持っていたようです。
古代アメリカの遺跡には、首なしの遺体が埋葬された墓地がしばしば見つかるです。
メキシコのピラミッド遺跡で発見された複数の首無し遺体など、のようにです。
おそらく、神官の手に持たれた首の主であったでしょうか。
ちなみに、日本でも吉野ヶ里などから首なし遺体の墓地が見つかるので、そのうちアメリカと類似な遺物が出土するかも。
なにしろ、古代日本と古代アメリカ、ミトコンドリアDNAが繋がることは確認されているからです。
首なし遺体、日本にもあったんですか!
メキシコの古代文明には、生贄、人の首を捧げる儀式があったとは聞いていましたが…。
日本にも同じような痕跡があったとは驚きですね!
驚きといえば、駆けつけた警官も驚いただろうなあ・・・・ 。
まさか、ピューマを猫と、こともなげに言ってくるとは思わないですよね。
猫もいろいろですね。
スナドリネコっていましたよね。
すごく泳ぎが上手なんですって。
私のとこの猫なんか、水をみただけでプルプルって手をふるうほどね。
水がつくのを嫌がるのです。
そうそう!
この前テレビで見た!
すいすいと泳いでるのを見てびっくり。
いろんな種類の猫がいるんですね。
あっ、でもうちの猫は水は怖がるくせにね。
お風呂場のタイルの水を舐めに行きますよ。
首なし…コワイけどかわいそう。
ちょいと、ショックで声でないですか。
でも、猫って思ったより深いですね。
ええ、深いですね。
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