スサ様は何様?
素盞嗚尊(須佐之男命)を祀る神社は、須佐神社と言います。
須佐神社(すさじんじゃ)という名前の神社は、日本各地にあります。
もちろん、社名は祭神名によるものです。
須佐神社 (出雲市)(島根県出雲市佐田町須佐) - 式内小社・国幣小社・別表神社。
古来より、須佐之男命の本宮とされたお社です。
須佐神社 (有田市)(和歌山県有田市) - 式内名神大社・県社
須佐神社 (御坊市)(和歌山県御坊市) - 村社
須佐神社 (田辺市)(和歌山県田辺市) - 村社(旧称 牛頭天王社)
須佐神社 (三次市)(広島県三次市)
今井津須佐神社(福岡県行橋市) - 旧称 今井津祇園社
出雲市の須佐神社の御祭神は、この方々。
須佐之男命(すさのをのみこと)
稲田比売命(いなたひめのみこと)
足摩槌命(あしなづちのみこと)
手摩槌命(てなづちのみこと)(須佐家の祖神)
スサノヲ命は、素盞嗚尊の他、須佐之男命の字が当てられます。
となると、素盞嗚も須佐之男も、当て字。
それでいて、神社の名前は須佐神社。
それは、スサノヲ命とは「スサ」の「男」命と、解釈するのは自然。
「ヲ」は「ヲノコ」すなわち「男」を指すから、須佐之男。
「スサノヲ」と呼ばれる神でいらっしゃるのに、神社では「スサ」とだけ記されるのはすでに触れたとおりです。
お名前は、「スサ」の二文字のみと、神社は口をそろえて証言している。
では、「スサ」の男命のお名前、「スサ」は何を意味するのでしょうか。
面白いことに、似た名前の地名にある神社はいくつかあります。
諏訪神社は、「スワ」神社です。
本来は神宮とのみ言うべき、伊勢神宮は、「イセ」神宮です。
この、イセという地名には驚くべき説が登場しています。
イエスが活躍した時代のユダヤ人の言葉は、ヘブル語の一方言とされるアラム語だったです。
イエスは、アラム語で発音されるとイッサとも言われるのです。
ISSA のAがEに転化しイッセISSEになり、これがISE(伊勢)になったのではないのかというのです。
さらに、ヘブル語ではイエスは、“イエシュア”と発音されることになるのです。
発音が変化すれば、“伊勢志摩”と聞こえてもおかしくないですね。
「イッサ」の音が、もしも、少し詰まったとしたら。
多少、丸唇音化するだけで、第二音の撥音(はつおん、はねるおん)の「ッ」と、第一音の「イ」は重なって「セ」とか「ス」に転化するのでは。
第三音の「サ」は、もちろんそのまま「サ」かも。
そうなると、「イッサ」は「セサ」とか「スサ」に転化しても、おかしくはないかも。
でも、もう少し丸唇音化が進むとどうなるでしょうか。
第三音の「サ」は、もちろんそのまま「サ」でしょうか。
第三音の「サ」が、子音が聞き取りにくくなって「ワ」に近づく可能性は無いのでしょうか。
もし、この議論が成り立つなら、こうなるかもです。
「イエス」のアラム語である「イッサ」は、日本で地名に変化した。
その地名とは、「イセ」や「スワ」や「スサ」であったかも。
ひょっとすると、「イッサ」の転化で生まれた可能性が考えられる地名は、ほかにもあるかも。
「イエス」のアラム語である「イッサ」は、日本で別の神名に変化した。
その神名とは、「スサ」。
「スサノヲ」とは、「スサ」の男であり、「イッサ」という男、であったのかも。
ひょっとすると、「イッサ」の転化で生まれた可能性が考えられる神名は、ほかにもあるかも。
でも、なんで?!
ええっ!?なんと!
そういうつながり、できますか!
確かに当時のアラム語で考える必要がありますよね。
どうしても、英語の発音で考えてしまうからねえ。
でも、それで見たのでは、このつながりが見えてこない・・・・・。
どこか、変なら変と、正直に突っ込んでくださいね。
いえいえ、とっても興味深いです。
須佐之男命って、以前からすごく興味があります。
古事記での位置づけが面白くて。
時代的に伝播するスピードと矛盾はないですかね・・・。
神様同士連絡をとっていたのでしょうか。
須佐神社にこの8月に足を運びました。
世襲している宮司さんの名字は『須佐』さんと言います。
今の宮司さんは異能者なので、まさに神がかりかなと思った次第です・・・。
また、地元甲子園の氏神さんは、素盞嗚神社なんです。
あちこちにスサノヲは、いるんですね。
そのようですね。
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