ドバイと日本-ケーススタディをして見ると。
ドバイって、いろいるな話し聞きますよね。
ドバイは、何で景気良いんですか?
ドバイは、税金や社会保障費がほとんど引かれないでしょうね。
原油価格の高騰の恩恵で、経済成長著しかったけどねえ。
でも、このところ原油の価格下がってるでしょ。
国土の大半が砂漠で、産業も皆無。
そこで、税金がほとんど掛からないタックスヘイブン政策を行ってきたのです。
タックスヘイブンは、日本語で「租税回避地」と訳されます。
でも、多国籍企業の課税を議論する場合、しばしば問題視される地域でもありますよね。
外国資本&外貨獲得の為に、意図的に無税かそれに近い税率にするなど税金を優遇して、企業や大富豪の資産を誘致している国や地域のことです。
ヘイヴン(haven)は、「避難所」の意味です。
タックス・ヘブン(heaven「税金天国」)ではないけど、フランス語では、paradis(天国、極楽)という言葉が用いられるようですね。
タックス・ヘイブンの多くは、ドバイのように自前の産業の乏しい国です。
もともとは小さな島国など産業が発達しない国が、国際物流の拠点となることを促進するために作った制度です。
世界中の大企業を誘致して、石油以外見るべきものがなかったドバイを、世界の一大金融都市にしようと考えているのですね。
しかし、逆を言えば外資頼みの経済政策。
一歩間違えば、世界経済の動向に最も振り回される可能性がある国の一つでもあります。
実際、不動産バブルの深刻な影響を懸念する声もあります。
にもかかわらず、ドバイに楽観論が出るのは、足元は意外としっかり固めているとみられているから。
ドバイバブル崩壊が、さかんに言われていますけどね。
妬みからの願望が、含まれているような感じも・・・。
ドバイのフリー・ゾーンと呼ばれる自由貿易地域は、世界の最先端の技術を取り込むことを目的として設立されたのです。
外国資本を、導入することだけでないと言うの。
ドバイの急速な経済成長には、フリー・ゾーンによる外国企業誘致の功績が関係しています。
シンガポールや中国が、経済特区を設置することによって大きく発展したようにですか。
世界最大の人口港であるジュベル・アリ港を中心とするジュベル・アリ・フリー・ゾーンは、中東初のフリー・ゾーンでもあります。
現在では世界100カ国以上から、大企業を含む6,000社以上もの企業が進出しています。
外国企業に対し、様々な優遇措置を講じて誘致を進めた結果ね。
ジュベル・アリ・フリー・ゾーンには、ブリヂストンやホンダ、シチズン、ケンウッドなどの日本企業も数多く進出しています。
この様な政策の背景には、ドバイが2010年までに石油依存度を0%にするという目標を掲げていることがあります。
日本で言えば、外需頼み経済からの脱却を掲げるようなものね。
日本は日本の実情と実力に見合った、外需頼み経済からの脱却戦略を、中長期的視野で立てておくべきだったかも。
ドバイは、中長期的戦略をたててやってきていますからねえ。
そこが、日本と違うところかなあ。
日本が、ドバイと同じことをやる必要もないし、出来ないと思うけど、余りにも足元を見ていない気がします。
政局あって政策なし、ここから脱却できないと展望はないでしょうね。
こんな水準でどんぐりの背比べの二大政党、もう投げ捨てるしかないでしょうね。
政策で、政治家と政党を選ぶ、ここから出発するしかないかもしれないですね。
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