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黙示録とメルカバーと双六?

黙示録6章の巻物を解く子羊に、このような記述が出てきます。

第一:白い馬
反キリスト、勝利のために戦い出て行く。
第二:赤い馬
殺し合い。戦争
第三:黒い馬
一日に最低限の食料しか得られない。値段は大麦が小麦の三分の一。小麦が高騰、さらには食糧難。
オリーブ、ぶどう酒には害が与えられない。
第四:青い馬
剣、飢饉、疫病→死

どう思われますか。

 巻物を解く子羊は、イエスなのでしょうか。

恐らく、そうではないかと思えますね。

第一から第四は、まさに陰陽であるとともに、五行の正体がメルカバーであるといってるのでしょうか。

天の車であるメルカバーは、聖なる神の玉座であるとともに、神の戦車ともされます。

男性、ライオン、雄牛、およびワシの4つの顔が、メルカバーの条件と言われます。
けれど、ヘブル密教であるユダヤ神秘主義カッバーラでは、四つの面を持てばメルカバーを表す象徴とみなされるのです。

 ええと、五行の正体がメルカバーですか。
 もっと詳しくお願いします。

 五行は、色々な色が配されるパターンがあるようですね。

しかし、基本は中央と東西南北ですよ。

第一:白い馬
第二:赤い馬
第三:黒い馬
第四:青い馬

この場合で言えば、白い馬は西、赤い馬は南、黒い馬は北、青い馬は東。

省かれる中央、あるいは中心に来るのは黄です。

黄は、陰陽では人に配されます。

 しかし、メルカバーと言ったでしょ。

イエスは自らを「人の子」と、しきりに言っています。

それに、黄は太陽の道である黄道にも見え、義の太陽とされるイエスにこれまた、対応していると見えます。
また黄帝であり皇帝、皇帝の皇は白き王のイエスと解釈できるかも。
黄は、音が樹にも通じ、生命の樹にも重なるのでしょうか。

そして、四つの面は、メルカバーですねえ。

 なるほど、さすが。
 まさに四つの面のメルカバーに乗られる、イエス。

 またひとつ、勉強になりました。
 おお!ものごっつぅ解釈が的を得ているのではないか!と感心してしまいました。
 最近は、そんなことを考える余裕もなくてねぇ・・・。

 ゼカリヤ書1章にも、似たような記述があるのですね。
 黙示録とは、馬の色が少々違いますけれど。

 赤馬、栗毛、白馬。
 三色に見えるけど、4頭いるの。
 赤馬が2頭なんですよ。
 これも、五行で解釈できるのですか?

色には、多少の差は出ます。

問題は、構図です。

 五行の解釈で、差し支えないのでしょうか。

基本的に四つの面に囲まれた構図・構造は、メルカバーです。

つまり、何色が配されようと、五行で解釈できるのですよ。

栗毛は、黒鹿毛、青鹿毛、青毛に比べればそれほど黒くないです。
 
 てゆうか、茶色ですよ。

でも、「brown」と「black」は、日本語や五行思想では、「黒砂糖」「黒パン」というように混同される事があるのですよ。
黙示録の栗毛も、黒と見て良いのでしょうね。

 ゼカリヤ書1章では、赤馬、赤馬、栗毛、白馬で4体ありますよ。

色としては、赤・赤・黒・白と見てもいいのでしょうか。

 問題は、二体いる赤馬ですよ。

栗毛=黒=北、白馬=白=西、赤馬=赤=南、赤馬=赤=東、で良いのでしょうか。

赤馬=赤=東、これが意味するのは赤い衣に身を包み再臨するイエスに思えるです。

 となると、赤馬=赤=南、これは火の清めに対応するのでしょうか。

いかがです。

黙示録と違いありますか?

その先の展開は、こうなります。

長いので、さわりだけ要約で紹介したいです。

五番目、六番目の封印を解くことで、起こること。
第五:殉教者の魂の叫び
白い衣:義認、殉教者の数が満ちるまで、休む。
第六:天変地異
13節までか?14-17節は大患難
黙示録7章:改めて再び天を見ることを許されるヨハネ

「白い衣を着た人々」は他の人々と何が異なっていると、ヨハネは見る。
7:4印を押されたイスラエルの子孫
第二の過ぎ越しと言える。
7:14 子羊の血で白くされた。異邦人で、救われた人々

黙示録8・9章:第七の封印と七つのラッパの音

こう見ると黙示録全体が、一種の双六といって良いのでしょうか。

怖い双六!って言われちゃいそう。

 でも、双六と言えば、サイコロですよね。

サイコロはどこだ?ですか。

メルカバーが、サイコロなのでしょうか。

赤色の1が赤い衣の再臨イエスと2~5の四面、ここまでで、すでにメルカバーなのでしょうか。

残りの6は、人を表す数とされます。

 イエスは、自らを「人の子」としきりに言ってますよね。

 関連あるのかなあ。

それもあるのでしょうか。

私が思うに、犯罪や人災とも言いえる災害の被害者が悪への怒りに燃えて、再臨イエスとやってくるのだったりして。

 イザヤ書63章には、このようにありますよ。
 長いので、ちょっと端折るけど。

 「真紅の衣を着て…大いなる力をもって進み来る者はだれか…何ゆえあなたの装いは赤く、あなたのは酒ぶねを踏む者のように赤いのか。『わたしはひとりで酒ぶねを踏んだもろもろの民の中に、わたしと事を共にする者はなかった。』」

 恐らく人災含めたもろもろの復讐は、イエス一人でおやりになるような。
 怖いね。

どうなのでしょ。
わたしも、その点は気になりますね。

 神殿の至聖所は、列王記上 6章の記述が興味深いですね。
 内壁を彫刻の施された杉の板で覆われ、天井から床に至るまで金がかぶせられた、一辺を20キュビトとする立方体でした。

なるほど、立方体というあたり、サイコロに見えますねえ。

 アインシュタインは、神はサイコロを振らないといったけど。

黙示録には、サイコロと双六が見えるように思えるのは面白いですね。

 立方体といえば、「カアバ神殿」の「カアバ(カーバ)(كعبة Ka’baまたはKa’aba)」とはアラビア語で「立方体」を意味しますよ。
 縦にやや長いとはいえ、形状はその名の通り立方体に近いです。

カアバは、メッカとも発音されるマッカの、マスジド・ハラームの中心部にある建造物です。
イスラーム教における、最高の聖地とみなされている聖殿ですね。

 もとは、イスラーム以前のジャーヒリーヤにおける、アラブ人の宗教都市であったマッカの中心をなす神殿であったとされますよね。
 
こう見ると、啓典とされる聖書とコーランが立方体で繋がるように感じるのも妙な気分です。

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