寿司は肉の代用食?
ロール寿司を頬張りながら、ふと思ったのです。
この食感は、全くと言って良いほど肉。
じゃあ、普通の巻き寿司はなに。
魚、それも、皮付きの魚でしょうね。
日本の食卓では、皮付きの鶏肉のような感覚で、皮付きの魚が皿に盛られます。
そう、巻き寿司は皮付きの鶏肉を頬張る食感と言えますねえ。
海苔と鳥皮では、海苔の方が少々噛み切りにくいですよね。
ロール寿司になったとたん、欧米人は余り違和感を言わなくなりますねえ。
鳥皮にしては、多少噛み切りにくい海苔の食感は一転、筋の食感に化けたのでしょうかね。
欧米人にとってロール寿司は、馴染みの深い肉の塊を頬張る感覚なのでしょうか。
こう思ってみると、奇妙な気分になりますねえ。
日本人は、知らず知らずのうちに、肉を頬張って美味しい美味しいと言っていた、先祖の味の好みを求めていたのでしょうか。
稲荷寿司も、多少発酵が始まった肉のなんとも言えない匂いと歯触りや舌触りを、あの独特な香りと共に味わっていた記憶を、味わっているのでしょうか。
臭みの強い野生の肉も、発酵の好いタイミングで食べると、なんとも言いがたい良い香りに変わりますね。
肉の美味しいタイミングは、実に難しいですよね。
だから、あの手この手で、食べごろの発酵を肉に与えるのが美味しい肉を安心して食べるために必要となります。
日本の発酵技術は、手に入りにくくなった美味しい肉の味を、いかに再現するか悪戦苦闘してきた歴史が育んで来たのかも知れないです。
口でホロリとほどけていくように、握りでも、巻き寿司でも、追求するようになりますねえ。
それは、魚の食感に慣れてしまった日本人が、魚との相性を米に求めた結果なのでしょうか。
どおりで、海苔の巻き寿司が、ロール寿司になったとたん、欧米人に合ったのでしょうかね。
崩れにくいように、多少硬めに握った事が欧米の好む肉の食感に近づける結果となったのでしょうか。
やはり日本人のルーツは、欧州と同じ肉食文化だったでしょうか。
巻き寿司や稲荷寿司が魚や肉の食感だなんて、考えもしなかったです。
でも、言われてみればなるほどね。
目から鱗、巻き寿司から魚です!
確かに、目から鱗ですね!
よく見ると、ロール寿司は、欧米人には好まれているみたいだし…。
食感が似ているのか・・・。
茶碗や皿から食べる時より、おむすびの方が食欲が進むのも、似たような事情でしょうか。
箸や匙で食べるより、一口が大きいので、満腹の信号が脳にいくまでに多くのご飯が口に入ってしまう、と言う点もあるとは思います。
しかし、しっかり握られた表面と、ホロリと崩れる中身、この組み合わせが上手なほど美味しい握り方なのは、握り寿司もおむすびも、そっくり同じ。
やはり、肉を頬張ったあの幸福感がお結びを美味しく感じる理由でしょうか。
こどもは、口一杯の頬張りに幸せを感じるけど、肉を頬張る幸せに原点があるのでしょうかねえ。
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