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楊貴妃の出身である蜀って何者?

世界三大美女の一人が、楊貴妃です。

後の二人は、世界ではクレオパトラとヘレナとされるのです。

 日本では、ヘレナの位置に小野小町を入れてますけどね。

クレオパトラとヘレナは、ギリシャ美人と言って良いでしょうね。

 クレオパトラも、ギリシャ系でしたね。

 秋田美人の典型がミロのビーナスであれば、小野小町とヘレナはどちらもギリシャ美人になりますかね。

そうなると気になるのが、楊貴妃です。

 楊貴妃は、蜀の出身ですね。

蜀の領土は巴蜀、現在の四川省・湖北省一帯で、都を成都に定めたのです。

蜀は、魏、呉と共に中国三国時代を形成した一国です。
蜀漢とも呼ばれたけれど、実際には、漢が正式な国号です。
漢の国名は、魏の文帝曹丕が、後漢を滅ぼして即位した時に、漢の正統を継ぐとして名乗ったものです。

蜀或いは蜀漢と言う呼称は、後世の人々が、統一王朝であった漢とのという呼称は区別のため便宜上つけたものです。

 三国時代とは、漢の正当な継承者を巡る争いだったのでしょうね。

話を戻しましょ。
それも面白いですけど。

 蜀の字は、目と屈んだ姿と虫ですよね。

 虫を蛇と見れば、とぐろを巻いて頭をもたげた姿にも見えますね。

「虫」は、「蟲」が旧字です。

 虫は、人や獣や鳥以外の、小動物全般を指しましたよね。

ええ、特に昆虫だそうですが。

小動物全般と言う事は爬虫類も含まれているので、「虫」を「蛇」とみなしても良いわけです。

 小動物って、ウサギやフェレット、ハムスター、猫や犬、鳥も入っちゃうのでしたねえ。

ほかには、魚とか…。

 古代人、小さければなんでもかんでも虫って…。
 違いを無視し過ぎ…。

脱線ついでですが…。

エジプト神話には、冥界に関係する神が数多く存在します。

その一人が、蛇神ネヘブカウ(Nehebkau)です。

ネヘブカウは、Nehebkau以外にもNehebu-KauとかNeheb Kaとも綴られてきました。
ネヘブカウは本来、死後のBa(バー)、Ka(カー)の結合を司る存在として説明されてきました。

エジプト神話において、人間は肉体、Ba、Kaの3つの要素から成り立っているとされていたのです。
バーは魂(こん)つまり精神をつかさどる陽の気にあたり、カーは魄(はく)つまり肉体をつかさどる陰の霊気に当たるです。

つまり肉体とは、知性や感性の働きに関係するバーと、体に備わっている一種の活力ともいえるカーの、入れ物とされていたのです。
言い換えると、カーの働きによって、バーは肉体に留まっているとされていたのです。

 ネヘブカウは、命や食物を与える神でしょ。
 その内に強力な毒と癒しの力を合わせ持ち、死者を裁く神々の一人よね。

蛇神ネヘブカウは、「聖なる神権の鍵の言葉」を象徴するホルスの目を差し出すとされるのです。

 蜀の字は、ルーツがこれだったら面白いですね。

「ホルスの目を差し出す蛇神ネヘブカウ」は、まさに蜀の字の格好そのものですものね。

 目と屈んだ姿と虫を模った文字が「蜀」、虫を蛇と見れば、そっくりですよね。

太陽の扶桑樹とされる造形物が、彼らの土地から出てると言います。

 太陽の扶桑樹を生命の樹とみたら、ぴったりねえ。

漢和辞典で調べてみたら、「蜀」は「目が大きく体の曲がった毛虫」だそうです。

もしこの毛虫=蛇だとしたら、まさにネヘブカウにぴったりですね。

 まさか、蜀はエジプトから来たとか。

来た道が、未知ですから、似てるっ言えるだけ…。
悪い?

 なんで、太陽の芙蓉樹を生命の樹とみたら、ぴったりなのかなあ。

生命の樹は三本柱、それぞれの柱は神に対応するのです。

つまり、三神構造と言う事です。

一方エジプトは、三神一組に祭られる神が多いのです。

長江文明出土の太陽の樹である芙蓉樹には、十の枝と十の鳥がつくられているです。

そして、生命の樹も十の節が共通なのです。

つまり、芙蓉樹と生命の樹は基本的に同じものと言えるです。

 まあ、形はともかく芙蓉樹も生命の樹も樹ですねえ。
  
蜀に、日本と関連が指摘される長江文明と同様な芙蓉樹があるならばこんな想像もありかも。

日本の美人は、ギリシャ美人顔が多かったです。

 もし、蜀も日本に繋がるとしたら?

楊貴妃もギリシャ風美人だった、何て事ないでしょうか。

ふくよかな顔、豊かな体つきに表されるのを見るとどうもギリシャ風美人ではなかったかと言う気がするのですけど。

 シルクロードを行き交うイメージが、わいてきたわ。
 良い感じで 混血するとすごい美人になるような気がしてきたり、ヘレニズム文化なんてこと思いだしたなあ。

謎が多い分、想像が自由にやれるから面白いです。

 「蜀」は、考えてみれば奇妙な字を国名に当てているよね。

古代エジプトに似た蛇信仰の民であったと見れば、なるほどと思えるです。

「聖なる神権の鍵の言葉」を象徴するホルスの目を差し出す蛇神ネヘブカウ、だけではないです。

コブラは、下エジプトを守護する土地神である女神ウアジェトを表し、低く赤い王冠「赤冠」(デシェレト)に掲げられているです。

しかし、もっと奇妙な連想も可能です。

火と合わせると「燭」、つまり火を灯した台である「燭台」となりますね。

 「蜀」は、火を灯す前の「燭台」と思っても差し支えないとなるよね。

「燭台」を象徴とする有名な民族と言えば、古代イスラエルでありユダヤではないかです。

古代イスラエルもまた、エジプトに関係した民とすれば、やはりエジプトに繋がってしまう謎の多い民族です。

蛇信仰で見ると、古代エジプト、長江、日本と繋がりますよ。

そして三星堆など長江の遺跡が、蜀に繋がると指摘される以上、やはり「蜀」は蛇と見たいです。

 以前観た、三星堆遺跡展が蘇りました。
 芙蓉樹や、目の飛び出た不思議な仮面・・・。

 今「蜀」という字の、意味や成り立ちを知りました。
 とても、興味深く思えました。

世界史を彩った美女が、日本と繋がって見えてくるのは、不思議な気分ですねえ。

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コメント

「蜀」がネヘブカウに繋がるとは新発見です。嬉しい!

投稿: コテツ | 2009年5月31日 (日) 22時23分

ええ。
やっぱり、エジプトに繋がりそうです。

投稿: cova | 2009年6月 1日 (月) 17時32分

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