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自然にもDNA?宇宙は生きている?!その2

科学雑誌Natureの2006年3月16日号に、「銀河系にもあった「DNA」のような二重螺旋(らせん) 」というのが載ったそうです。

 そういえば、自己組織化する宇宙なんていう理論も出ましたねえ。

ええ。
私も話題にしました。
正しくは、「自己組織化する量子宇宙」を扱った理論ですけどね。

 今回のNatureの記事、古いけどあえて触れるのも、それと関係あるの。

意識してないとは、いえないですね。

それで、ちょっと前だけどあえて話題として出しました。

Natureの記事によると赤外線観測でDNAの二重螺旋のように見える星雲が、銀河系の中心付近で見つかったといいます。

発見者のM Morrisたちは、銀河系中心の磁場を調べていました。
銀河系中心の磁場は、興味深い研究領域です。

磁場が分子雲の軌道に影響を与えたり、星の形成を抑えたり、宇宙線を銀河系中心から送り出したりしている可能性があるからです。

天文学では銀河を構成する星々の間に散らばる小さな物質を、ダストと呼びます。
銀河の周辺から中心部まで分布するダストを構成する物質は、さまざまです。
X線が星間ダストを通過する際に、ハローが形成されます。

ハローとは、霧の中のライトの周りに広がる淡い光のようなものです。
このハローの光は、天体から直接届く光にくらべてわずかに遅れて届きます。
ハローのようなものを含めて、熱放射と呼びます。

かれらはダストの熱放射を観測するため、2003年8月に打ち上げられた赤外線宇宙望遠鏡スピッツァー宇宙望遠鏡に搭載した特殊カメラを使ったのです。

スピッツァー望遠鏡は、ハッブル宇宙望遠鏡、チャンドラX線観測衛星、ガンマ線天文台衛星コンプトンに続くNASAの4番目の宇宙望遠鏡です。
各衛星は異なる波長で宇宙を観測するが、スピッツァーは赤外線波長を担当しています。

M Morrisたちは、ダストの熱放射の観測を通じて二重螺旋状になった星雲を見つけたんだそうですよ。
そしてこの観測結果から、二重螺旋の星雲が、銀河面に対して垂直な中心軸のまわりを回転しているという結論を導き出したのです。

 磁場の調査でなんで、熱放射かというと。

熱放射は、熱輻射とも、温度放射とも呼ばれる物体から熱エネルギーが電磁波として放出される現象や、放出される放射線自体をさすからなのです。

そのエネルギーやスペクトル分布は、物体の種類と温度によって決まり、温度が高いほど波長の短い電磁波が多く含まれます。

 生物のDNAでおなじみの二重螺旋が、銀河系にもって…。
 DNAと宇宙って、別なようで繋がってるんだね。
 
 DNAの中にも、もっとミクロな宇宙があって。
 そのどこかに、私たちみたいな生命体がいて…。

 なんてスケールのでかい事を、考えてる間に仕事しなくっちゃ。

磁石の磁場に沿って砂鉄は、磁力線の姿を現します。

 磁場が二重螺旋状になっていて、それにダストが沿って並んでいるということなのでしょうか。

そうかも。

素粒子など基本的な粒子レベルから天体にいたるまで、原子の構造と惑星の軌道のような階層的な構造があるとは、感じていました。

 自然の階層性が、こんなとこまであるんですね。

 銀河の中心を取り巻く二重螺旋……。
 興味深いですね。
 小説のネタに使えそうです。

SFに使えるかも。

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