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恐竜も鳥も哺乳類の仲間でも良いか? どこへ向かうか、恐竜研究。その4

前にもちょっと触れたけど、興味深い恐竜化石が、出土しています。
立体構造をきちんと保ったままの軟組織が、確認できるそうです。

 翼竜や魚竜、首長竜等は恐竜に含まれないとされますよね。
 
出土場所や、恐竜の名前まで、その記事にはないので、さらに情報を集める必要はありますけどね。

 軟組織って何。

硬質の骨や歯は、硬組織に分類されます。
軟組織とは、肉体の中の軟質な組織の事です。
皮膚や筋肉、腱、関節周囲の組織、線維組織、脂肪組織、各種臓器、血管、リンパ管、神経などの組織の総称です。

 ええ、まさか。
 そんなところまで、化石になるの。

 地層はそんな長い時間、安定しているとは思えないし。

つまり、意外と短い時間で化石になったとしか思えないですか。

石化した森林のなかには、イタリア中部、テルニ付近にあるドゥナロッバの化石森林って言うのがあります。

 石化したものもあるけど、内部がまだ木質が実際に残っているものもあるのでしょ。

 この恐竜化石も、ドゥナロッバの化石森林の樹木のように中がわかるのね。

皮膚の鱗模様がくっきり、クチバシのケラチンもしっかり、わかる状態というのです。
放射線を利用した透視写真では、腸や肝臓、胃、嗉嚢まで写っているのですって。

 その上、胃石のわかる化石も出た以上、恐竜と鳥はそっくりねえ。

米サイエンス誌に、2007年4月に恐竜のコラーゲンを調べた論文が発表されています。
米モンタナ州で発掘された約6800万年前のティラノサウルス・レックスの化石から、コラーゲンが検出されました。
このアミノ酸配列が、ニワトリのものとよく似ていることが分かったといいます。

 そこまで、似てるの。

最近の研究では、鳥とは遠縁と思われる小型の肉食恐竜の化石からも体毛が発見されています。

 そういえば、ティラノサウルスも子どもについては、体毛が確認されたのでしょ。

ティラノサウルスの小型な仲間であるディロングに、見つかったのです。
それで、ティラノサウルスにも子どもの頃ならあっただろうと見られるのです。

 推論なのね。

ええ、でもこれだけ、恐竜自体が鳥に近いというなら、ティラノサウルスの親子で体毛があっても良いかも。

 確かに…。

実際、鳥と恐竜どっちが先かという論争があります。

 でも、十分な飛行能力のあるコウモリは鳥と哺乳類の間で分類が長い事揺れていたでしょ。
 コウモリは授乳するから、哺乳類に分けられた。

 カモノハシも、体毛があって卵生でクチバシまであるから鳥か、授乳するから哺乳類か、論争があった。
 カモノハシは授乳するから、哺乳類に分けられた。

じゃ、ミルクを出す鳩、フラミンゴ、インコ、オウム、哺乳類で良いのでしょうかねえ。

 鳥…ですねえ。

じゃ、恐竜はどこに分けたら良いでしょ。

 哺乳類、鳥、恐竜、ひとまとめにした分類を作るとか。

それ、面白いですね。

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