また、ちょっと、息抜き。
突然音楽の話ですけど、ショパンには全19曲のワルツがあります。
そのなかに動物の名前で呼ばれるものが二曲ありますよね。
一つは6番目のワルツ、作品64-1で、《小犬のワルツ》として知られます。
もう一つは、4番目のワルツ、作品34-3で、一連の《華麗なる円舞曲》の三曲目で、英語では《CAT WALTZ》、日本では《猫のワルツ》または《小猫のワルツ》として知られます。
《猫のワルツ》はショパン本人の命名ではなく、あだ名のようですね。
猫が鍵盤を走り回ったところから、着想を得たと言われますね。
実際、無窮動風の速いパッセージ、前打音を伴った軽やかな跳躍が続く旋律が小猫の飛び跳ね、走り回る様子を想起させられます。
無窮動風とは、簡単に言えば途切れることなくテーマが繰り返されることでしょ。
本当に、猫のくるくる飛び回るような感じですよねえ。
あと、猫でワルツといえばフォーレのドリー組曲のなかの第4曲《小猫のワルツ》が有名ですね。
そうそう、フォーレの《小猫のワルツ》ですけど…。
ある音楽サイトにあった感想によると、この小猫は「ふふん♪私かわいいでしょ♪」って感じがするとありましたね。
実際、あまりやんちゃな感じしないですよね。
最近ついつい口ずさむのは、NHK“みんなの歌”で2005年暮れ頃からやってた《クロ》です。
作詞、作曲、そして歌も、遊佐未森ですね。
これがながれると、小さく口ずさんではちょっとほろっとしていましたね。
また、ながさないかなあ…。
ちょっと、良い歌だけど、ちょっとさびしいですからねえ。
どうかしら。
追記
フォーレのドリー組曲のなかの第2曲タイトルが《ミーアーウー》も、気になります。
盤によっては《ニャーオ》と記されてます。
これ、どう見たって猫の声、ですよね。
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