厳島神社とイエス?
日本三景の一つとなっている安芸の宮島は、太古から島そのものが神として崇められました。
厳島とも呼ばれる宮島には、1400年の歴史をもつ厳島神社があるですね。
推古天皇元年(593年)、土地の有力豪族であった佐伯鞍職が社殿造営の神託を受け、勅許を得て御笠浜に社殿を創建したのに始まったそうです。
「安芸国佐伯郡 伊都伎嶋神社」と、延喜式神名帳では記載されてるそうね。
『延喜式』は、延長5年(927年)にまとめられたのでしたね。
文献での初出は、弘仁2年(811年)だそうね。
文化遺産として、ユネスコの世界遺産となっているでしょ。
日本全国に約500社ある、厳島神社の総本社です。
安芸国一宮で、旧社格は官幣中社です。
明治4年(1871年)に国幣中社に列格し、明治44年(1911年)に官幣中社に昇格したのでしょ。
現在は、別表神社です。
式内社に数えられ、古来より霊験が著しいとされる名神を祀る名神大社としても知られるね。
式内社とは、延喜式神名帳(えんぎしき じんみょうちょう)の巻九・十に名前がある社のことですね。
当時「官社」とされていた、全国の神社一覧です。
名神大社は、名神大(みょうじんだい)とも略されるね。
名神大社は、全てが古代社格制度における大社、つまり官幣大社とか国幣大社に列しているのでそう呼ばれます。
厳島神社は、江ノ島や竹生島とともに日本三弁天の一つとされているね。
厳島神社は、宗像三女神とされる市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命を祀っています。
市杵島姫命は、神仏習合時代に弁才天と習合しています。
厳島神社は、海の守り神としてつくられたそうね。
厳島神社の鳥居は、海に使ってますよね。
鳥居の高さは、16メートルですね。
わざわざ、侵食しやすい海水の中につくってます。
なにか、意味があるのかな。
もちろん、社殿もぜんぶ床下浸水になってますけど。
潮が引けば、地面が現れますけどね。
そうそう。
鹿が歩いていたりして。
厳島神社の平舞台は、大阪市天王寺区にある四天王寺の石舞台、大阪市住吉区にある住吉大社の石舞台と共に「日本三舞台」の一つですね。
後の二つは、石舞台って…。
神道の背景となる思想は、陰陽です。
陰陽では、水は北とともに天をさします。
実際、水天宮という社があるねえ。
おそらく弁才天を祀るのは表向き、厳島神社の真の祭神は天であったのかも。
だからこそ、社殿の大半は海の中であったのは、天空の社を意識したからかも。
海は空を映し、満ち潮の厳島神社は海から見ると…。
まさに天空に浮かぶ社ね。
日本の神社は、太陽神を頂点とする神々を祀り、先頭には鳥居があります。
それって、まるで先頭に鳥が乗る太陽の船。
厳島神社は、天を行く太陽の船そのものなの。
昼の太陽の船と夜の太陽の船を、一つの社で現しているように見えます。
陰陽ね。
東に海、西に陸、海は水で北とともに天、対する陸はそのまま地に対応させれば南。
東西南北が、すべてそろうね。
厳島神社は、天の中心に位置する社を意識して配されたと見えますね。
平家一門の隆盛とともに、厳島神社も盛えました。
平安時代末期に平家一族の崇敬を受け、仁安3年(1168年)ごろに平清盛が現在の社殿を造営したことは有名です。
平家納経で有名ね。
平家の守り神とされた厳島神社は、平家滅亡後も源氏をはじめとして時の権力者の崇敬を受けました。
戦国時代に入り世の中が不安定になると、社勢が徐々に衰退したでしょ。
再び隆盛したのは、毛利元就が弘治元年(1555年)の厳島の戦いで勝利を収め、厳島を含む一帯を支配下に置き、当社を崇敬するようになってからですね。
元就は大掛かりな社殿修復を行っているし、豊臣秀吉も九州遠征の途上で参詣し、大経堂を建立しているね。
琵琶を奏でる水の女神として有名な弁才天には、別の顔もあるのです。
武神としての顔なのです。
弁才天の姿には、腕の数が八臂・六臂・二臂像などがあって、それぞれの手には各種の持物があります。
武神としての顔は、八臂像に現れます。
八臂像は『金光明経最勝王経』というお経に、八つの手にそれぞれ弓・箭・刀・斧・長杵・鉄輪・羂索などの武器を持つことが説かれています。
それで、武士の崇拝を集めたのかな。
八臂の八は、「ヤー」と読めますね。
「ヤー」って、まさか、「ヤハウエ」の「ヤー」だったりして。
だって、ヤハウエは無敵の武神でしょ。
「安芸国佐伯郡 伊都伎嶋神社」とある。
「伊都伎」は、たぶん当て字ね。
「イッサ」が「イツキ」に転化して、八臂弁才天が「ヤー」つまり「ヤハウエ」として祀られた。
旧約のヤハウエは姿を隠すから陰で、女に配されるから女神であっても不思議ではないよ。
すると、六臂は六芒星、二臂は飛鳥昭雄と三神たけるが言うところのカッバーラである陰陽と見たいのでしょうか。
弁才天は、ヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー(Sarasvatī)が仏教あるいは神道に取り込まれたのは有名ですよ。
サラスヴァティーは、ゾロアスター教のアナーヒター(Anāhitā)と同起源と推定されますね。
独特な刀とともに、平家とペルシャと結びつける根拠とする人もいるよ。
さらに、平家を「ヘー」「タイラ」から「ヤハウエ」「トーラー」に結びつく可能性も考えてきたでしょ。
源氏と古代イスラエルの関係も、考えられるのでしょ。
サラスヴァティーとはサンスクリットで水あるいは湖を持つものをさし、水と豊穣の女神であるともされていますね。
アナーヒターはアヴェスター語形で、パフラヴィー語ではアナーヒト(Anāhit)といい、いずれも「清浄」を意味します。
サラスヴァティーとアナーヒターはあわせれば、清めをする禊の水になりませんか。
確かに、アナーヒターも水神で、本来は川や水を司ったとされますね。
ハラフワティー・アルドウィー・スーラー(Harahvatī Arədvī Sūrā)と呼ばれ、「水を持つ者、湿潤にして力強き者」と言う意味ですよ
イエスだって、禊の水に身を清めたでしょ。
矛盾しないと、思うなあ。
ゾロアスター教は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教・仏教に影響を与えたことで知られてますよ。
将来の救世主、永遠の生命、天国と地獄、善と悪の双子の霊、悪魔、死後の生、世界の最後の更新などですね。
イエスにも、17年の失われた空白の間、イエスがインド及び現在のチベットを訪れたという説があるよ。
またしても、平家や源氏が、古代イスラエルやイエスと結びつく方に話がいってしまいました。
太陽の船に乗るラー神自体、アッラーを通じてエロヒムやイエスとかかわるでしょ。
弁財天って、山頂に祀られることも多いですね。
山頂で、モーセは十戒を授かり、イエスは訓戒を授けてます。
またしても、繋がってます。
厳島から、イエスにいっちゃいました…。
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