改めて驚く、イタリアと日本の味な類似。
日本とイタリア、食文化の類似って多いですね。
秋田の魚醤であるしょっつると、 古代ローマの魚醤のガルムやイタリアで今も愛用されているコラトゥーラ・ディ・アリーチという魚醤を比較したよね。
日本各地に魚醤はあるけど、石川県の能登半島に面白い情報があったのです。
能登半島の魚醤は、「いしり」、「いしる」、「よしり」、「よしる」などと呼ばれるのです。
「いしり」、「いしる」、「よしり」、「よしる」と「しょっつる」、なんとなく転化したように見えますね。
そうでしょ。
能登の食材を、イタリアンに使ってもらおうというサイトを見つけたのです。
能登の魚醤であるいしりは、「パスタに、リゾットに、ドレッシングに、コレ一本で、イタリアン何でもこい!」だそうです。
これは、しょっつるとガルム、コラトゥーラ・ディ・アリーチの比較でわかりますよ。
能登の珍味「もみいか」の糀漬けも、ペペロンチーノにつかうとオリーブオイルとの相性もばっちりだそうです。
なれ鮨とゴルゴンゾーラチーズの類似と、似てるのでしょ。
北陸の暮らしの知恵、魚の糠(ぬか)漬け、例えば能登・輪島で作られる、伝統的なこんか鰯もオリーブオイルとの相性ばっちりだそうです。
アンチョビ代わりにも使えると、うたっているのです。
こんか鰯は、昔から能登に伝わる保存食の代表格だそうね。
糠を落とさず、軽くあぶって食べるのが一般的なのですって。
塩分が少し多いので、ちょっとづつ食べたり、イワシを焼かずに薄く切って酢をかけて食べるのもおいしいらしいね。
これも、チーズに似た風味なのかなあ。
おぼろ昆布も、サラダに、カルパッチョに、使えると売り込んでいるのです。
カルパッチョ(Carpaccio)は、生の牛ヒレ肉の薄切りにマヨネーズとマスタードを混ぜたソースを網の目状にかけたものね。
パルメザンチーズの薄切りとともに、オリーブオイルをかけた料理法も、あるでしょ。
パルメザンチーズ(Parmesan cheese)は、英語読みで、現地名はパルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano Reggiano)ですね。
イタリアを代表するチーズのひとつで、イタリアチーズの王様とも呼ばれます。
名前は知名に由来し、パルマ、レッジョ・エミリア、モデナなどのエミリア・ロマーニャ地方で作られているのです。
原料は、前日に搾った牛乳を一晩置いて分離した乳脂肪分を抜いたものと当日の朝搾った牛乳を混合したものを用いるのです。
そのため製造できるのは、1日に1回だけ。
水分を完全に抜き切り、最低1年、通常は2年以上熟成させるので、とっても硬いのハードチーズとなり、アミノ酸が結晶して白い斑点ができます。
作り方はなんだか、ちょっと魚節に似てる。
パルメザンチーズは、塊のままバルサミコ酢に浸して食べられるけど、主にすりおろしてパスタなどにかけられるのでしょ。
この、すりおろす食べ方と、おぼろ昆布の風味が似てるのかなあ。
塊のままバルサミコ酢に浸すあたりは、なにに似てるのかしら...。
製造過程で出来る乳脂肪分は、クリームチーズのマスカルポーネなどの原料に使われます。
乳清は、プロシュット・ディ・パルマ用の豚の飼料になるそうです。
クリームチーズのマスカルポーネ、クリームチーズをつけて食べるあたり、もろきゅうに通じそうね。
よく似た製法のチーズに、ポー川流域で作られているグラナ・パダーノがあります。
どちらもグラーナと呼ばれる種類のチーズだが、作られるのはパルミジャーノ・レッジャーノはより狭い地域ですって。
東日本とイタリアの食文化って、奥の方で繋がっているのね。
私の見たサイトは、能登は、食だけでなく、景色もイタリアに近いと売り込みたいようですねえ。
日本海に突き出る能登半島。
地中海に突き出るイタリア半島。
能登半島の対岸には朝鮮半島や中国大陸が。
イタリア半島の対岸には、アフリカ大陸が、そしてギリシア、トルコが。
どちらも、そんな立地条件のため、かつては大陸との交流が盛んだった。
海上交通の発達にともない、様々な文化を吸収しながらも、その土地の独自の文化が発達した。
また、廻りを海に囲まれ、豊かな山々が存在し、そしてちょうど良い平地もある。
などと言ってます。
確かにこう並べると、日本とイタリアって不思議と似てますねえ。
日本のデパートのイタリア展が、毎回大好評なのも頷けます。
あるサイトでは、ドイツに対する感想はイタリア人と驚くほど似ているといってましたよ。
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コメント
イタリアと日本 食文化が似ているところが多いですね
投稿: ryuji_s1 | 2010年1月23日 (土) 10時26分
比べれば比べるほど、類似に驚きますよね。
投稿: cova | 2010年1月23日 (土) 12時31分