神棚とイエス?
神棚のお祀りの仕方には、いろいろ約束事があるのです。
人が出入りをする場所の上は、だめでしょ。
たとえば、ドアの上であるとか障子や襖の鴨居の上に神棚を設けることは避けるようにするのです。
神社の鳥居は、下を通って良いけどねえ。
神棚は、神様をお迎えする場所ですよ。
あ、そうか。
神社と、同じと思わないと…。
神棚は、不浄な所にお祀りしてはいけないのです。
便所は、御不浄の異名があるから当然だめでしょ。
便所の傍に置くのは、大凶とされているのです。
不浄とは、穢れにまつわることですものね。
糞尿の汚さも勿論だけど、便所はある意味、食物の最後の場所ですよね。
そういえば穢れは、死と深い関係がありますねえ。
糞尿は、確かに食物の死にあたるかも。
東北や西南の位置は、避けるべきです。
それぞれ、鬼門と裏鬼門でしょ。
鬼が入って来るところと、鬼が出て行くところ。
つまり、鬼の通り道よね。
神棚の向きは南向き、東向きがよいとされるのです。
祀る場所の、北か西が良い訳ね。
それぞれ、陰の方角ですよ。
陰は、魂の場所ということね。
神は、魂の最高位といえる存在でいらっしゃるから、陰の場所がふさわしい。
ふさわしい場所から、神に見守っていただくと言うことでしょうね。
そうですね。
神棚を仏壇と並べてお祀りする場合は、仏壇より高い位置にする習わしがあるのです。
本地垂迹という、仏が本で神が末と考える思想があるはずなのにねえ。
拝む視線から見れば、後ろと見ることもできますよ。
なるほど、背後から仏を守っている位置におけないから。
でも、仏の字は膝まついて礼拝している姿にも思えます。
人偏は人の子イエスを表し、イエスを礼拝する姿だったりして。
仏の中心は、大日如来とされるのですよね。
地上の太陽神であるラーを、礼拝する姿が「仏」の字の元かも知れないですね。
そういえば、日本の神は太陽神を中心に動物神を含む八百万の神が三神構造をなしています。
古代エジプトと、そっくり。
仏教の仏も、大日如来を中心に諸仏が三仏で並びますね。
さらに、佛の旁の弗(ふつ)は、「あらず」の意味があるのです。
そこから「途絶える」とか、「突然」などのほかに、「神仏に祈って罪や穢れや災いを除き去る」という意味も出たのです。
人でありながら、人にあらず。
突然に先が途絶えた、罪や穢れや災いを除き去る祈りの対象。
佛は、そんなふうに見たくもなる字ね。
やっぱり、イエスが連想できますね。
神座の順位については、神棚の中央を最上位とし、次に向かって右側、その次が左側となるのです。
この順位も、御父と御子と聖霊に似てますよ。
三社造りのように宮形が大きい場合には、中央に伊勢の神宮の神札である神宮大麻(じんぐうたいま)を、向かって右側には自分の土地の氏神さまの神札を、左側にはその他の崇敬する神社の御神札をお祀りするのです。
宮形、つまり神棚の形よね。
ええ、三社造りとは三つの扉が並ぶ神棚です。
それぞれの扉の前に、御神札を祀るのね。
伊勢の神宮の神札は、天照皇大神宮の札です。
大麻って、白い布よね。
白は西に配されるほか、光にも配されるのです。
白は魂にも、配されるよね。
西は死の、東は生の、方角とされるでしょ。
光に包まれ、復活の時を待つ、魂の世界のお方…。
やっぱり、イエスが連想できますけど。
一社造りのように宮形が小さい場合は、神宮大麻を一番手前にお祀りし、その後ろに氏神さま、次に崇敬する神社のお神札を重ねてお祀りするのです。
三神をあたかも一神のごとくに崇めよと、言ってるようにも見える。
絶対三神による、唯一神とくれば御父と御子と聖霊に似てますよ。
御神札の数が増えて、宮形に納められない場合には、棚の上に丁寧に並べても差しつかえないのです。
でも、神棚には三神でしょ。
そうですね。
多くの天使を従えた、絶対三神にしか見えないけど。
こういうのって、一つの見方をしてしまうとそこから離れられないことは、よくあるでしょ。
そればかりでは、ない気がするけど。
そんなに、構図似てますか。
う~ん、確かに似ているなあ。
そう言われると、そんな気がしてきますねえ。
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