聖書もコーランも、猫の教典?ムハンマドは何教徒?その2
イスラム以前においても、中東地域には伝統的な一神教が行われていたのです。
中東地域は、古くから一神教の盛んな地域だったのです。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教は、いずれも「中東の一神教」と総称される諸宗教と同じ土壌から発生したでしょ。
救世主キリストとされたイエスはユダヤ人でずっとユダヤ教徒であり、弟子たちがキリスト教徒にまとめていったのだった。
同じくユダヤ教やキリスト教から別れてきた、イスラム教。
その創始者であるムハンマドは、具体的には何教徒だったのでしょうか?
コーランによると、彼の宗教は「ミッラー・イブラヒーム」であったとされているのです。
イブラヒームは、アブラハムのことでしょ。
ええ。
「ミッラー・イブラヒーム」とは、イブラヒームの宗教という意味です。
つまり、アブラハムの宗教ということです。
宗派としてよ。
「ミッラー・イブラヒーム」も、宗派の名前と想うのですけど…。
メッカ郊外のヒラー山で瞑想をしていたら、天使に掲示されたなど…。
ムハンマドはクライシュ族でとか、家族構成と人生みたいな資料はあるの。
啓示を受ける以前のムハンマドは、当時存在したイスラム以前の一神教団である「ハニーフ」の信者であったと伝えられているのです。
ハニーフの語源は?
諸説あるのです。
「純正な教えに従う者」と、解する論者が多いようです。
純正な教えとは、純正な一神教、つまり、中東の一神教の創始者であるアブラハムの宗教を指しているのです。
「ミッラー・イブラヒーム」と「ハニーフ」という二つの伝承は結局同一の宗教、中東の伝統的一神教を指していることになる…。
イスラムの立場からすれば、イブラヒームはモーゼのユダヤ教やイエスのキリスト教の先人です。
キリスト教から見ても、でしょ。
当然ですよ。
ムハンマドは、後発の宗教を経由することなく先人の教えであるハニーフを正しく継承・発展させた預言者である、ということになるのです。
「ミッラー・イブラヒーム」の「ミッラー」と、「ハニーフ」って、発音してみると音が似てますね。
「アラーハ」って、「アラーハ、 アクバル!!!」、つまり聖なるアラーの神よ!!!という意味でしょ。
それで、「アラーハ」「アラー」「アッラー」と、さまざまに発音されるけど、結局同じ神…。
「ミッラー・イブラヒーム」と「ハニーフ」という二つの名称は結局同一の宗教をさすだけでなく、同じ名前が変化しただけでは。
「ミッラー」が「アッラー」の、「ハニーフ」が「アラーハ」の、それぞれ転化の可能性はありますね。
ますます、「アッラー」すなわち「アル・ラー」であり、ラー神がユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神であると思えてきました。
ラーは、猫神でしょ。
だから、ムハンマドは猫を大事にしたのかしら…。
イエスにも、猫を隠喩とか、暗喩とか訳されるメタファー(metaphor)とする考えがありますよね。
隠喩は、あるものの性質を丸ごと使ってたとえにすることでしょ。
つまり、イエスは猫の文化的宗教的性質を丸ごと受けついている…。
聖書に猫が出ないのではなく、ヤハウエ=イエス=ラー=猫だったから…。
猫は聖書に出ずっぱり、だったのね!
聖書は、猫教の教典と言いたいのですか。
わるい?
だって、聖書もコーランも預言者の啓典でしょ。
預言者の言葉を、集めたものですねえ。
猫は、預言者の象徴でしょ。
神の声の象徴である蛇と、人の統合イメージではありますね。
その意味では、確かに預言者の象徴ですねえ。
だったら、聖書もコーランも、猫の教典でしょ?
ええ、まあ…。
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