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ワークシェアリングを考えてみた。

苦しいというと、真っ先に貧乏に叩き落されるのが現場労働者なのが現実でしょう。

 再建の利益が最後に来るのも、現場労働者ねえ。

 国が危機だというなら、総力戦でしょう。

 国や企業のトップが率先して減俸し、国民に呼びかけるくらいして欲しい。

日本に、「先憂後楽」の言葉があるでしょう。

 日本から世界に広げるべき言葉と思想よねえ。

 まさに、国が危機というなら総力戦で克服する必要があるかも。

それには、国や企業のトップから、現場労働者まで一緒に減俸で痛みを分かち合う意識を共有しないといけないですけど。

 そう言えば、戦後はみんなで一緒に貧しさに耐えたって聞いたことある。

 そのころの方が、みんな思いやりがあったという高齢者もいるの。

ええ、助け合わないと生きていけないから、お互い様って気持ちは自然に出てきたのでしょうね。

収入が減るかわりに、雇用は断固として守る決意を政治には持って欲しいですね。

 みんなで痛みを分け合おうって気持ちには、助け合いが背景にないといけないからねえ。

必要なら、ワークシェアリングを可能な限り導入してでも、雇用を守る。

 ヨーロッパでも、ワークシェアリングを大々的にやってる国あったでしょ。
 オランダ、だったかしら。

ほかのヨーロッパの国でも、形を変えて実行している例があるのです。

 雇用は守られたり、創出されたりする一方で、労働時間が減る分賃金は減るでしょ。

でも、みんなで一緒に収入が減れば、物価は下がるのでしょう。

 価格を下げるには賃金を抑えるわけだから、確かに、賃金を抑えれば価格は下げられますね。

そうでしょう。

品質を維持して価格が下がれば国際的な競争力がつくのでしょう。

 ダンピングと違うから、そういう文句は出ないでしょうけど。

 貧乏を輸出する気かと、いやみは言われそう。

でも、国家再建の錦の御旗を断固立てれば良い訳でしょう。

回復の利益は現場が先、トップは後。

これくらいの覚悟でないと、危機脱出は無理でしょう。

 100年に一度っていうなら、非常事態ですものねえ。

封建時代、御恩奉公の主従関係だったのは知ってるでしょう。

 御恩奉公がしっかりしていれば、下が上に忠義をつくした。

 民主主義でも、国が本気で民を守れば民も国に従う気になるけどねえ。

JFケネディの大統領就任演説に、有名な一説があるのです。

「あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。」

この前にも、すばらしい言葉がいくつもあるのです。

「われわれのとる道が最終的に成功するか失敗するかは、わたし以上に、あなたがた市民の手にかかっているのだ。」

「われわれの誰かが自分の立場を、他の人もしくは他の世代と交換するだろうなどということを私は信じない。」

「こうした努力にわれわれが捧げるエネルギー、信念、献身こそがわれわれの国家を、そして国家につかえるわれわれを照らしだすのである。」

「そしてその明かりから発せられる輝きこそが、本当に世界を照らしだすのである。」

国民が動いてこそ、国が動くのが民主主義であり民主国家でしょう。

 民主主義は、王や領主が範を示さないと、民が動かない封建時代とは違う。

そうでしょう。

国の指導者は、その国の国民が選ぶのであって、ほかに指名する人はいないのが、民主主義でしょう。

極論かもしれないけど、危機というならこれくらいの議論もあって良いと思い切って言ってみました。

 ちょっと過激な、貧乏論に見えてるけど…。

ワークシェアリングを前面に押し出したほうが良いとも、思ったですけど。

ただ、ワークシェアリング実行は、みんなで社会の富を分け合うことでもあるけど、一方でみんなで貧乏を逆手にとって楽しもうという発想の転換も求められる側面もあるのですよ。

 時給を1000円くらいにしても、労働時間が短くなったら、かえって手取りは減っちゃいますからねえ。

 労働時間が減った分収入が減るとがっかりするより、たくさんの自由な時間と雇用の安心が手に入ると前向きに受け入れるってことね。

 惨めで我慢しないといけないような貧乏になるわけではないし。

そうですね。

オランダは空いた時間を、生活の充実に当てようとする人が多いようですね。

趣味に使ったり、ボランティアに参加するなど。

 サイドビジネスをしたりとか…。

趣味と実益をかねて、NPOや博物館などのスタッフをする人もいるようです。

というか、NPOや博物館なども、副業で働いてくれる人をスタッフに雇用して人件費を抑えているといったほうが適当かもしれないですけどね。

ポチッとよろしく!

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コメント

はじめました。
ココログをやってまして、新着記事でこちらのブログを発見いたしました。
「ワークシェアリング」って何が書いてあるのかしら???って。
読んでいて涙でそうになりました。

「あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。」

とか。こういう精神が今の日本人には欠けている気がします。
という私も何かできているわけではないけれど。。。。

心の満足ってお金が無くても得られるとおもっています。ワークシェアリングでお金が減っても時間が増えたら、その増えた時間で心が満足する活動をすればいい。
私の住んでいる地域に、雨の日も風の日も早朝にゴミ拾いをしているご婦人がいらっしゃいます。この方は、きっとゴミ拾いをすることで、毎日とても充実した幸せを感じることができているんだろうなあといつも思います。
人って誰かのために役だっていることをしているって実感できることが一番幸せを感じられるんじゃないかと思っています。
みんながそれに気づけば、日本ももっともっと素敵な国になれるだろうと思います。

投稿: しあわせ花子 | 2010年6月22日 (火) 14時30分

今、困っている人を救い、守ることは、将来の自分の安心のための、社会的仕組みを作ることでもあるわけ。

被雇用者も雇用者も、いつ事業が壁にぶち当たって、仕事を失うかわからないわけですから。

投稿: cova | 2010年6月22日 (火) 15時42分

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