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アサガオやムクゲやキキョウと古代イスラエル?

アサガオは、日本で最も発達した園芸植物で、古典園芸植物のひとつです。

つる性のヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物で、葉は広三尖形で細毛を有します。

真夏に開花し、花は大きく開いた円錐形で、おしべ5、めしべ1を有します。

 でも、アサガオって、秋の季語なのよねえ…。

 なんで?

なんででしょうね。

学名をIpomoea nilまたはPharbitis nilと呼ぶアサガオは、日本原産の植物ではないのです。

日本への到来は、今から1200年ほど前、奈良時代末期に遣唐使がその種を薬として持ち帰ったものが初めとされます。

朝顔の種の芽になる部分には、下剤の作用がある成分がたくさん含まれています。

朝顔の種を乾燥させたものは、漢名では「牽牛子(けんごし)」と呼ばれ、奈良時代、平安時代には薬用植物として扱われていたです。

中国の古医書「名医別録」では、牛を牽いて行き交換の謝礼したことが「牽牛子」の名前の由来とされているそうです。

和漢三才図絵には、4品種が紹介されているとのことです。

アサガオの別名は、牽牛花、蕣(しゅん)です。

 牽牛花は、漢方の牽牛子からね。

蕣(しゅん)は、ムクゲのことです。

 アサガオの花は大きく開いた円錐形でしょ。

 ムクゲの花は、一見似ているけど一重だったり八重だったりするじゃないの。

ところが、古代はアサガオもムクゲも、混同されていたことが分かっています。

そこで、遣唐使が初めてその種を持ち帰ったのは、奈良時代末期ではなく、平安時代であるとする説もあります。

この場合、古く万葉集などで「朝顔」と呼ばれているものは、今で言うアサガオではなく、キキョウあるいはムクゲを指しているとされます。

 そういえば、キキョウには、万葉集のなかで秋の七草と歌われている「朝貌の花」であると言う説があると聞いた覚えがある。

ムクゲも、アジアと日本に分布がまたがっているあたりアサガオに似てます。

キキョウは多年性草本植物で、山野の日当たりの良い所に育つのです。

キキョウは、日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布するので、アジアでの分布は、ほぼアサガオと重なりますね。

アサガオの異なる系統間の雑種第一代は、青い丸咲きで並葉とも呼ばれる3つの尖った翼片をもつ常葉になるそうです。

このような青い丸咲きの特徴は、日本に渡来した当初のアサガオに近いと考えられています。

日本のアサガオの起源を探る試みは、様々な人によって行われています。

世界中から地域品種が、採集されたというのです。

そして中国で採集された北京天壇系統が、最近の遺伝子解析によって日本のアサガオに最も近いという結果だったのです。

 中国からもたらされたとされる記録とも、一致しているね。

さらに、アフリカ系アサガオは、どの系統よりもアサガオ近縁の植物に近いことも明らかになってきたと言うのです。

アサガオは本来アフリカなどの熱帯起源であり、これがアジアなど全世界に広がっていったと考えられるそうです。

 アフリカから出てアジアなど全世界に広がっていったあたり、エジプトを出てからアジアなど全世界に広がっていった古代イスラエルに似てますね。

ただ、日ユ同祖論とからめるには、弥生時代や古墳時代にまで日本のアサガオは遡れる証拠が出土しないことには難しいですね。

 特に古墳時代は、天孫一族が失われた十支族という議論がある以上、その時代の遺跡から見つからないことには、ちょっときついかもね。

でも、失われた十支族とアサガオの関連がもし見つかれば、確かに面白いですね。

 ムクゲやキキョウも、失われた十支族となんらかの繋がりは、ないのかしら。

アサガオやムクゲやキキョウ、古代イスラエルに繋がる情報が見つかったら興味深い展開になるかもしれないですね。

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