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2011年1月

フィンランド語と日本語

フィンランド人は、日本に文化的な類似を見て親近感を覚えていると言いますね。

 フィンランドは妖精で日本は妖怪、干しキノコを含むキノコ料理が好き、森を地域の共有財産とする文化も似ている。

森を地域の共有財産というのは、日本でいう入り会いですね。

 森だけではなく、海にも入り会いはありますよね。

キノコも、トリュフのようではなく、日本のものに似てますね。

さらには、熊を神の使いと見て、熊送りの儀式を100年位前までしていたそうですよ。

熊送りの儀式といえば、日本先住民のアイヌにもあるでしょ。

 そういえば、フィンランド語で酔っ払いは Juoppolalliで、非常に日本語に類似してる という記事を見ますね。

フィンランド人とハンガリー人は、系統が同じだと言われますよ。

ついでにいうと、ハンガリー人も文法の似た言葉を話す日本に親近感を持っていますよね。

 系統が同じというのは、言葉の上では、でしょ。

ええ、そうですね。

これは、フィンランド語がエストニア語やハンガリー語などとともに属しているウラル諸語と言われる親戚の言語グループの共通の祖先の言語が、ウラル山脈のあたりで話されていた言語で、それが、トルコ語やタタール語などチュルク諸語やモンゴル諸語などの祖先の言語と親戚であるとされるところから来ています。

アジア系の言語だの、母音・促音、膠着語の点で日本語に似てるだの言われて、変に親近感を持つ人もいるようです。

買うはドイツ語でkaufenというように、日本語とドイツ語は、音はかぶってます

同じようなことが、フィンランド語と日本語にもあるわけですよ。

juoppalalliは日本語の酔っぱらいと近似していて、何となく有名です。

これが偶然なのか、何か言語的なつながりがあるのかどうか、気になるでしょ。

フィンランドのこの言葉は、飲むという動詞、juodaの派生語で、酔うを意味する動詞、juopuaから来ているのです。

類似の言葉が、バルトフィン語(itämeren suomalaiset kielet)である、本カレリア語、リューディ語、ヴォート語、エストニア語などに見られます。

もっと遠くの親戚言語であるハンガリー語にも、ivóという形で見られます。

とするともっと遡ってウラル原語にも見られたのでないかと思いたくなります。

 アルタイ語では、どうだろうという疑問さえ湧いてきますね。

現在の定説では、ウラル系の言語とアルタイ系の言語は相互の連携関係が言語としては否定されています。

 個別の言葉に連携があったのでしょうか。

そこまではわかりません。

フィンランド系の言葉には、酔っ払うあるいは酔っ払いという表現がおよそ1000個ぐらいあるそうです。

juopua系等のjuoppolalliもその一つですが、この系統の言葉は5000年以上の古い言葉と言われています。

もう一つのhumala系の言葉で酔っぱらいは、例えばhumalainenというのがあるが、ホップHumulus lupulusから来ている植物起源のことばです。

こちらはゲルマン系の起源の言葉と言われています。

ビールに入れるホップには、カーナビスのような麻薬的な効果も少しあるのです。

膠着語といってもウラル語族の系統にあるフィンランド語とアルタイ語族の系統に相関関係をもつ日本語族とでは、地理的な距離が遠いと言うこともあってかなりの隔たりを感じます。

しかし遺伝子的には2万年前に、モンゴルあたりから日本に流れた民族もいるようです。

フィンランド人の中にもこの民族の遺伝子が含まれる人がいるそうなので、赤の他人とはいえないのかもしれませんね。

フィンランド人を遺伝的にみると、面白いことになるそうです。

遺伝子研究が世界的に盛んだが、フィンランドではとくに盛んで、このほど「フィンランド遺伝子地図」の新版が出たそうです。

40000人のフィンランド人の遺伝子に関するデータが、集められているといいます。

地図をみると、遺伝子の比較では、フィンランド人は言語的に同系とされるハンガリー人よりも、オランダ人の方により近いということがはっきりわかるそうです。

フィンランド人が、遺伝子的にゲルマン系の言語を話す人々と意外に近いということは、実はかなり以前から言われていたので、とくに驚く結果ではないといいます。

ところが一方で、こんな結果も出ているそうです。

フィンランド語が東の方から西の方にやってきたという考え方も、それほど間違いではないかもしれないと言えるものなのですよ。

今のフィンランド人のもつ遺伝子の一部が、東の方から現在のフィンランドの地にやってきた人々によってもたらされた可能性は大いにあるというのです。

東方からの移住者たちが話していた言語は、今のフィンランド語やエストニア語の祖先の言語だったろうと考えられています。

フィンランド人は、モスクワの東のムロム地域のロシア人と遺伝子的に近い関係にあるそうです。

ムロム地域には、かつてフィン・ウゴル語系の部族が住んでいたことが地名から明らかだそうです。

フィン・ウゴル語派は、ウラル語族に属する言語群です。

ハンガリー語、フィンランド語、エストニア語などを含みます。

このほかにロシア連邦などに分布する多数の少数民族の言語を含むが、すでに絶滅した言語、現在危機に瀕する言語も多いそうです。

シベリア北部のサモイェード語派とともにウラル語族を構成するが、人種的にはサモイェード語派と比較すると、モンゴロイドよりもコーカソイドに近いのです。

フィン・ウゴル系の言語を話す人々が、「ヨーロッパ・ロシア」と呼ばれるウラル山脈の西側には、かつてひろく広がって住んでいたということも定説になっています。

 じゃあ、言語学の結果とほぼ重なるじゃないですか。

ウラル山脈の西側のフィン・ウゴル系の人々は、遅くとも10世紀くらいにはロシア語化したようですけどね。

ここで注目したいのは、フィン・ウゴル語派と近いとされるサモイェード語派です。

サモイェード語派またはサモエード語派は、ロシア連邦北部に住むモンゴロイドに属するネネツ人を含むサモエード人の話す言語群です。

 サモイェード語派は、ウラル山脈から西方で話される言語的にフィンランド語やハンガリー語を含むフィン・ウゴル語派とともにウラル語族に属すのでしたね。

原住地はウラル山脈以東、アルタイ山脈以西にあるカニン半島からタイミル半島からオビ川・エニセイ川流域のミヌシンスク盆地からサヤン山脈におよぶ広大な地域と伝わります。

最も多いネネツ語話者は3万人ほどいるが、その他の言語の話者は数十人から千人程度です。

ネネツ語話者は、ほとんどがテュルク諸語、モンゴル諸語またはツングース諸語と同化したグループがいたため、すでに死語となってしまった言語も多いですね。

サモイェード語派はフィン・ウゴル語派とは早期に分かれたと考えられているが、母音調和など共通の性質を多く持ちます。

基本的には膠着語で、名詞の格や、動詞の法・時制、主語および目的語の数と人称による変化は接尾辞で示されます。

数には単数・双数・複数の区別があり、また名詞の後につける所有接尾辞で所有を表します。

これらの変化に伴うフィンランド語などと似ている子音階梯交替も、一部の言語にあるそうです。

階梯交替というのはpappi(牧師)から papin(牧師の)にかわるように閉音節になると重子音が短子音になる、 つまり pp と p とが交替するという現象のことです。

ネネツ人は大きく経済基盤を異にする2グループにわかれます。

極北のツンドラネネツと森林ネネツです。

また、フィン・ウゴル語派で、人種はコーカソイドに近いコミ人グループに属するイズマ(Izhma)族との混血によるコミ人と同化したネネツ人(Yaran people)が第3グループとして現れてきています。

紀元前200年頃に、故地のオビ川・エニセイ川流域のミヌシンスク盆地からサヤン山脈付近から移動して、アルタイ語族に合流し、テュルク系またはモンゴル系と同化した一派もいました。

ヨーロッパに残ったグループは、1200年頃にロシアの支配下に入ったが、より東方に居住していたグループは14世紀まで、ロシアとの交流を持たなかったのです。

17世紀初頭に全てのネネツ人は、ロシアの支配下に入ることになりました。

ネネツ語はエネツ語、ガナサン語、セリクプ語とともにサモイェード諸語に含まれます。

サモイェード語派はウラル語の小分岐であり、大分岐はフィン・ウゴル諸語で、言語学的にも、ウラル語とフィン・ウゴル語を比較する上で非常に重要なことです。

サモイェード語派はウラル語の小分岐というと、気になるのが日本人のルーツの一つとして近年注目を集めているバイカル湖畔のブリヤート人です。

 ロシアの秋田美人ですね。

 北米先住民であるネイティブ・アメリカンや縄文人の遺伝子に、近い特徴を持つといわれるでしたね。

ブリヤート人は、ロシアやモンゴル、中国に住む民族です。

ロシア連邦内の人口は436,000人で、とりわけブリヤート共和国に多く共和国の全人口の約4分の1を占めます。

居住地域は、ロシア連邦内ではブリヤート共和国を中心にウスチオルダ・ブリヤート自治管区、アガ・ブリヤート自治管区などです。

そのほかモンゴル国の北部、中華人民共和国内モンゴル自治区のハイラル近辺のシネヘンにも居住しています。

古来からメルキト族と同様に元来はウラル語派に属する南サモイェード諸族であり、シベリアから南下してテュルク化し、最終的にはモンゴル化したといいます。

そういう意味では、現在もテュルク諸族に属する自らをサハと名乗るヤクート人に近いといえる種族といえます。

ブリヤート人も、バイカル湖の東に住む者と、西に住む者とでは、かなりの違いがあります。

東に住む者は、固有の文化を維持し、ロシア人との混血が進んでいないのに対し、西に住む者は、生活がロシア化され、ロシア人との混血が進んでいます。 

サモイェード語派はウラル語の小分岐であり、大分岐はフィン・ウゴル諸語ということは、こういえるのではないでしょうか。

フィンランド人の属するフィン・ウゴル語派とサモイェード語派を含むウラル語がまず分かれ、サモイェード語派から南サモイェード語派であるブリヤート人は分かれている。

そして、ブリヤート人が日本人のルーツの一部であるならば、フィンランド人は日本人の遠い親戚にあたる。

フィンランドに住む人々の主体は、スウェーデンなどとよく似た北欧系のヨーロッパ人であることは、フィンランド人のたどった歴史を見れば何の不思議もないわけでしょ。

 フィンランド人が日本人の遠縁だから、日本人のフィンランド人がアジア系だという思い込みがなくならないのは不思議でもなんでもない。

そうでしょうねえ。

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ロシアの秋田美人?

司馬遼太郎は日本海側の雪国美人について、こんなとこを言っているそうです。

秋田ぐらいまで行くと、白皙人種ということで分類されているアイヌの血が混じっている、非常にくっきりとした目と輪郭をもった美人で、どちらかといえば、コーカサス型になる。

また、司馬遼太郎はこんなことも言っているそうです。

私たちが考えている美人は、朝鮮型。

 ポチャポチャとして、性的な魅力があるのは、朝鮮型だそうね。

 それはソウルに行くとよく分かるとも。

 そして、出雲が朝鮮型美人の産地だと言っているのね。

王朝時代から京都のお公家さんたちは、女奉公人を出雲から呼ぶ伝統があったといいますよ。

 京美人は、出雲美人の末裔だということになるの。

司馬遼太郎は、そう思ってるようですね。

私たちは日本の三大美人は京美人、秋田美人に加えてお国自慢の地元美人を数えていますよね。

博多美人、金沢美人、新潟美人などです。

 秋田にはよく行っているけど、山陰地方には行ったことがないからなんともいえないけど。

 秋田の仙北市や角館町あたりでは、ハッとする様な美人はいるのね。

 日本一の奇麗な肌というけど、ほんと、色白で、肌のきめが細かいね。

シベリアのバイカル湖の方まで行くと、日本人そっくりなブリヤート人に出会うそうですよ。

ロシアにも秋田美人がいると、驚いたのですって。

 そういえば、秋田美人にはロシア人の血が入っているという噂はよく耳にします。

 均整のとれた顔立ち、白い肌などロシア女性と似ているそうね。

秋田美人にはロシア人の血が入っている話の大元は昭和8年から11年に日本に住んでいたドイツ人建築家のブルーノ・タウト(1880~1938)が言いだしっぺのようです。

ブルーノ・タウトはドイツにヒトラー政権が誕生したときに親ソビエトとにらまれてエリカ夫人を伴って日本に逃げてきたのでした。

京都や仙台にも滞在していたが、群馬県高崎市にある少林山達磨寺の「洗心亭」には2年3ヶ月ほど住んでいたのでした。

タウトは、昭和11年の冬には秋田を視察に行っていますよね。

このときに雪のように白いもち肌の秋田美人を見て、秋田は地理的にもロシアに近いので、秋田美人にはロシア美人の血が流れていると言ったそうです。

 シベリアのバイカル湖畔に住むブリヤート人だから、ロシアには違いないけどねえ。

ロシア語でБуряад、あるいは、Бурятыと呼ばれるブリヤート人は、ロシアやモンゴル、中国に住む民族です。

ロシア連邦内の人口は436,000人で、とりわけブリヤート共和国に多く共和国の全人口の約4分の1を占めます。

居住地域は、ロシア連邦内ではブリヤート共和国を中心にウスチオルダ・ブリヤート自治管区、アガ・ブリヤート自治管区などです。

そのほかモンゴル国の北部、中華人民共和国内モンゴル自治区のハイラル近辺のシネヘンにも居住していますよね。

古来からメルキト族と同様に元来はウラル語派あるいは諸語ともいわれる人々に属する南サモイェード諸族であり、シベリアから南下してテュルク化し、最終的にはモンゴル化したというのです。

そういう意味では、現在もテュルク諸族に属するサハ人とも呼ばれるヤクート人に近いといえる種族といえるでしょうね。

ブリヤート人も、バイカル湖の東に住む者と、西に住む者とでは、かなりの違いがあるのです。

東に住む者は、固有の文化を維持し、ロシア人との混血が進んでいないのに対し、西に住む者は、生活がロシア化され、ロシア人との混血が進んでいるようです。 

北米先住民であるネイティブ・アメリカンや縄文人の遺伝子に近い特徴を持つといわれ、日本人のルーツの一つとして近年注目を集めていますね。

 でも、アメリカからは、スペインやフランスの様式の鏃といっしょに出たイギリス人とアイヌに二股かけた古代人骨があるでしょ。

ヨーロッパからアメリカ経由で、日本に来た人たちと、シベリアに向かった人たちがいると、見たいのですか。

 だって、ロシアのヨーロッパに近い地域にブリヤート人と遺伝的に近い人っているのかしら。

NHKで放映した「アメリカ原住民の謎」では、こうありました。

現在のインディアンと同じ系統の骨は7000年前以降で、1万年前 以前の氷河期には、人類が来ていないというのが定説でしたが、どうも 沿岸地域に別系統の人種が来ていたらしい。

ネバダ州やワシントン州で最近見つかった人骨は、インディアンと 異なり、むしろコーカソイドに近く、現在の人種ではアイヌともっとも 類似点があり縄文人だったのではないか。

 古コーカソイドと古モンゴロイドはよく似ているので、アイヌが 古コーカソイド的なものを持って東に移動したのですかね。

スミソニアン博物館にある120年くらい前のアイヌの写真を見ると コーカソイドを連想しちゃいますよね。

 そういえば、アイヌにはコーカソイド説も出てましたよね。

コーカソイド(Caucasoid)とは、カフカースの英語読みであるコーカサスに「…のような」を意味する接尾語のoidをつけた造語で、「コーカサス系の人種」という意味ですよ。

カフカースとは、黒海とカスピ海に挟まれたカフカース山脈と、それを取り囲む低地からなる面積約44万km²の地域のことです。

ロシア語のカフカース、英語のコーカサスとも古典ギリシア語のΚα?κασο?(Kaukasos; カウカーソス)に由来するです。

「カウカーソス」自体は、一説に、古代スキタイ語の白い雪を意味するクロウカシスに由来するとされるです。

人類学の権威としてコーカソイドの概念を広めたドイツの医師ヨハン・フリードリヒ・ブルーメンバッハは、ヨーロッパ地方に居住する人々を「コーカソイド」と定義したのです。

コーカソイドとは、元々はドイツの哲学者クリストフ・マイナースが提唱した用語ですよ。

クリストフ・マイナースに影響を受けた人類学者ブルーメンバッハが生物学上の理論として五大人種説を唱えた際、ヨーロッパに住まう人々を「コーカシアン」なる人種と定義した事で世界的に知られるようになりました。

 ほら、コーカサスとシベリア、ロシアの西と東の端でしょ。

 間が抜けている。

ブリヤート人が住むブリヤート共和国の国旗には、モンゴルの国旗にも歴代採用されてきたソヨンボから取った天体を表すシンボルがあったり、ウスチオルダ・ブリヤート自治管区の旗にも、argabarと呼ばれる紋章である三脚巴の周囲に天体のようなものが描かれていることは興味深いです。

またアガ・ブリヤート自治管区の紋章には、まさに太陽が描かれていますよね。

 太陽神天照の子孫を名乗る天皇家がある日本と似た顔のブリヤート人の紋章が太陽って、出来過ぎじゃないの。

九州の佐賀医科大学が氷河期の後に渡来した縄文人の頭蓋骨に残された歯から遺伝子DNAを抽出して、国立遺伝学研究所のDNAデータバンクの保存データと比較研究をしたことがあるのです。

採取に成功した29体のデータと国立遺伝学研究所の保存データを照合したら、韓国、台湾、タイのDNAと合致するものが一体ずつ。

驚いたことには十七体がブリヤート人と合致していますよね。

このことは縄文人に遺伝的に近い人々が、北方のシベリアにいることを示していますよね。

 縄文人のルーツが東南アジアだとされてきた学説が、科学的なデータによって覆されたわけね。

その後のDNA研究で東北人・関東人は北方シベリア系、関西人・九州人は朝鮮半島系という大まかな傾向があることも解明されていますよね。

 天孫一族の東征と、関係ありそうね。

2003年6月21日にテレビ朝日が、最新のミコトンドリアDNAによるDNA科学に基づいた日本人のルーツという番組を放映していたのでした。

それによると日本人のルーツは、大きく分けて九つのグループになり、日本人の95%が、そのいずれかに属するというのです。

分類 誕生地     日本人に占める割合
【D】バイカル湖西       34%
【M7】中国中部        15%
【B】中国南部         15%
【G】シベリア東部       7・5%
【A】バイカル湖付近      6%
【F】東南アジア        5%
【M9】ヒマラヤ・チベット   3・4%
【CZ】北東アジア(満州北部) 3・2%
【N9】中国南部        7%
 その他            3・9%

圧倒的に北方系が多いのがわかります。

ブリヤート人は古代トルコ人とモンゴル高原に住む高地モンゴル人との混血というのが、定説となっていますよね。

 シベリア、日本、アメリカ、スペイン、フランス、コーカサス…。

 そうそう、イギリスも絡んでる…。

 地球をほとんど、一周してませんか。

でも、縄文人はどちらかというと、中東の辺りから西回りに関係あるように見えるのです

 そうかも…。

見れば見るほど、面白い方向性が見えてきますね。

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古代中国の日本人?

中国語と英語を含むヨーロッパ系言語では、文法や語順のなどが、非常に似通っているのです。

 中国語は、文字が漢字だから、見た目のイメージはまるで異なる言語にみえますけど。

語族として考えたら、日本語と違って中国語は、ヨーロッパ系言語に近いのです。

平成12年つまり2000年、中国で発見されている遺骨のDNA分析の結果が発表されました。

発表したのは、東大の植田信太郎、国立遺伝学研究所の斎藤成也、中国科学院遺伝研究所の王瀝(WANG Li)らです。

調査の対象となった遺伝子は、次の通りです。

1、約2500年前の春秋時代の人骨
2 約2000年前の漢代の臨淄(りんし)である中国山東省、黄河下流にある春秋戦国時代の斉の都の遺跡から出土した人骨
3 現代の臨淄(りんし)住民

臨淄(りんし)区は、中華人民共和国山東省淄博市の市轄区のことです。

工業都市・交通の要所で、国家歴史文化名城に指定されているのです。

臨淄(りんし)区は、中国春秋時代の斉の首府とされた都市です。

周王室により東海地方に封じられた太公望によって築かれ、最初営丘、のちに名をあらため臨淄(りんし)となりました。

 現代の臨淄(りんし)住民は、比較対象ということですか。

三つの時代の変遷を、見ようというわけですね。

これらの人骨から得たミトコンドリアDNAの比較研究の結果によると、三つの時代の臨淄(りんし)人類集団は、まったく異なる遺伝的構成を持っていました。

どういうことかというと、約2500年前の春秋戦国時代の臨淄(りんし)住民の遺伝子は、現代「ヨーロッパ人」の遺伝子に非常に近いです。

約2000年前の前漢末の臨淄(りんし)住民の遺伝子は、現代の「中央アジアの人々」の遺伝子と非常に近いです。

現代の臨淄(りんし)住民の遺伝子は、現代「東アジア人」の遺伝子と変わらないといいます。

2500年前の中国大陸で、春秋戦国時代を築いていた集団は、現代ヨーロッパ人類集団と遺伝的に近縁な人類集団でした。

 2500年前は、いまの中国人たちとはまるで異なる集団であったのかしら。

言いかえれば、2500年前から2000年前の500年間に、中国の土地では大きな遺伝的変化が生じました。

中国の版図では、大規模な人類の移動があったということです。

ここで注目したいのは、約2500年前の春秋戦国時代の臨淄(りんし)住民の遺伝子は、現代「ヨーロッパ人」の遺伝子に非常に近いことです。

徐福は中国山東省出身の方士であり、呪術、祈祷、薬剤の調合に長け、医薬・天文・占術などに通じた学者であったといいます。

徐福の時代と、臨淄(りんし)住民の遺伝子が現代「ヨーロッパ人」の遺伝子に非常に近かった時代は、ほぼ重なるといっていいです。

 ちょっと待って、それって徐福たちは現代ヨーロッパ人に近い遺伝子を日本にもたらしたってこと。

楊貴妃ギリシャ美人説を、考えたことあったでしょ。

楊貴妃は、楊一族出身の貴い妃ということで、本名ではないですよ。

楊一族の出た土地は、揚子江と呼ばれる長江下流域と見なせるようです。

というより、揚とも記される楊一族の地だったから揚子江と名づけられたのではないかと、論じてきました。

 臨淄(りんし)のある山東省は、長江より黄河の流域でしょ。

古代中国に現代「ヨーロッパ人」の遺伝子に非常に近い人たちがいたこと自体は、遺伝子が語っているのです。

 長江の資料も、裏を取るためには欲しいけどね。

楊貴妃ギリシャ美人説にとっては、つっかえ棒程度には使える情報ですよ。

 徐福には、日本にわたって神武になったという説がある。

 徐福は、現代「ヨーロッパ人」的顔の人たちを連れてきたというの。

日本人の顔を、よく見てくださいね。

東アジアの朝鮮や韓国より、目元の印象は西アジアからさらに西に近いでしょ。

遠目に見ると、ヨーロッパ的に見える顔立ちの人は、日本人って意外といると思いませんか。

日ユ同祖論を批判する人の中には、ユダヤ人は白人風の顔立ちだから来ているわけないという人がいるのです。

でもその人たちは、日本にいる白人的な人がユダヤの末裔と言いたいのかとの反論で、完封されるでしょうね。

白人的な人たちの存在は、徐福はヨーロッパ的な顔だちの人々を連れてきたわけがない、いう人への反論にもなるわけですよ。

さらに、今から2000年ほどまえといえば、仁徳天皇の時代に重なるでしょうね。

天孫一族初代天皇として、日本に君臨したのは仁徳天皇である可能性は極めて高くなっているのです。

 天孫一族が、今から2000年ほど前に現代の「中央アジアの人々」の遺伝子と非常に近い人々を伴ってきた。

キルギスでは、こんな話があるそうです。

「大昔、キルギス人と日本人が兄弟で、肉が好きな者はキルギス人となり、魚が好きな者は東に渡って日本人となった。」

それくらいキルギス人には、日本人とそっくりな顔の人は多いですよ。

キルギス人に間違われ、キルギス語で話しかけられることが多いと証言する人もいるのです。

 2500年前から2000年前の500年間に、中国の土地では大きな遺伝的変化が生じたわけでしょ。

 じゃあ、2500年前から2000年前の500年間に中国の土地から大規模な人類が移動して、彼らは日本に来たわけ。

消去法からいえば、それしかないでしょうね。

さもなければ、過去二回の民族全滅があったかどちらかでしょうね。

全滅の痕跡もなく、どこかに消えたなら大移動しかありえない。

 その大移動の先が、日本。

他にどこがあるでしょう。

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太陽がどうやって光っているか、見直す時は近いかも。太陽を見直す。その1

National GeographicのHPに、こんな記事がありました。

太陽のジェット現象、“スピキュール”

National Geographic News
January 17, 2011

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011011705&expand#title

 太陽表面から噴き出るガスのジェット現象「スピキュール」。

その高さは地球の直径(約1万2700キロ)ほどにまで達することがある。

NASAの太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)が撮影し、1月6日に公開された。

 最新の研究によると、太陽表面に常時数万個存在するスピキュールは、従来の観測結果よりもはるかに高温のガスを身にまとっていることが判明したという。

以前から外層大気コロナとの関係が検討されており、太陽最大の謎「コロナ加熱問題」を解明する手掛かりになると期待されている。

コロナは摂氏100万度を超え、内側の表面温度よりはるかに高温だ。

低温側から高温側へ熱エネルギーを運ぶプロセスは未だ解明されていない。

スピキュールは、太陽物理学において、太陽に現れる直径500kmほどのジェット状現象です。

太陽表面の彩層に広く遍在し、光球から約20km/sの速さで上昇する。光球とコロナを繋ぐ基本構造とされます。

1877年にバチカン天文台のアンジェロ・セッキによって発見されました。

スピキュールは、常に太陽上に約6万から7万個が発生しています。

それぞれのスピキュールは光球から3,000 - 1万kmの高さに達します。

スピキュールは、5分間から10分間に渡って存在し、終焉部では細長く見えます。

通常、強い磁束を伴い、その質量流束は太陽風の約100倍に達します。

人工衛星による観測などによって、微細な部分まで観測できるようになりました。

ちなみに、太陽の表面温度は約6000度と見られています。

物質は、その表面の温度によって放射する電磁波が変化します。

いわゆる光は、ある帯域の電磁波のことです。

光の色で、温度は測定できます。

赤い光は、低温。

白い光は、高温。

赤い光は波長が長く、白い光は波長が短い、これは振動のエネルギーの大きさに対応します。

温度が高いほど、粒子の振動エネルギーは大きくなります。

電磁波の測定でも、基本は同じです。

そこで太陽の表面から放射されている電磁波を測定することによって、その表面温度を算出することができるというのが算定の論拠です。

太陽から到達するニュートリノが、核融合理論から予測される値よりも小さいという現象と重ね合わせると、核融合以外の説明がなおさら必要になるでしょう。

日経サイエンス2003年7月号に、こんな論文が出ていました。

HPから概要を紹介しましょう。

ついに解けた太陽ニュートリノの謎

A. B. マクドナルド/J. R. クライン/D. L. ウォーク

 太陽の内部では核融合によって大量のニュートリノが作られる。

しかし地球で観測される数は理論に基づいて予測した量より大幅に少ない。

研究者を30年以上も悩ませてきた「太陽ニュートリノ問題」に,ついに決着がついた。

カナダのサドベリーニュートリノ観測所(SNO)の共同研究グループが太陽ニュートリノが別のタイプに変身している証拠をつかんだ。

 ニュートリノには,電子・ミュー・タウの3種類がある。

太陽内部では電子ニュートリノが大量にできる。

ニュートリノは物質とほとんど相互作用しないため,地球にそのまま降り注いでくる。

ところが,1960年代以降行われたさまざまな実験で測定された値は太陽モデルに基づいた予測値の1/3~3/5しかなかった。

 太陽モデルが間違っているのか,それとも誤差や精度など観測技術の問題なのか。

長い間議論になってきた。

しかし,ニュートリノ振動によって別の種類に変身している説が支持されるようになった。

SNOは重水の中で発生するチェレンコフ光を観測して統計処理した結果,太陽ニュートリノが振動を起こしている証拠をつかんだ。

さらに,日本のカムランドが行った反電子ニュートリノの観測によって確証が得られた。

 すでに,日本のスーパーカミオカンデが大気上層で発生する大気ニュートリノの観測でニュートリノ振動が起きていることをつかんでいる。

標準理論の予言と異なり,ニュートリノには質量があることが確実になった。

スーパーカミオカンデやSNOの観測結果に基づいて,標準理論を見直す必要がある。

さらに,ニュートリノ観測実験は将来,なぜ宇宙は反物質ではなく物質で構成されているのかという理由も解明できるかもしれない。

著者  Arthur B. McDonald/Joshua R. Klein/David L. Wark

3人は130人が参加しているサドベリー・ニュートリノ観測所(SNO)の共同研究グループに所属している。

マクドナルドは1989年の発足時からSNOの所長を務めており,カナダのオンタリオ州キングストンにあるクイーンズ大学の物理学の教授でもある。

クラインは1994年にプリンストン大学で博士号を得た後,ペンシルベニア大学でSNOの研究を始めた。

テキサス大学オースティン校の物理学の助教授を務める。

ウォークはこの13年間を英国で過ごし,オックスフォード大学やサセックス大学,ラザフォードアップルトン研究所に在籍した。

SNO以外にも多くのニュートリノ実験に携わった。

こんな内容の論文です。

 本当に太陽ニュートリノの数が予想より少ない問題は、解けたのでしょうか。

定性的な現象を捉えて、可能性を提起したに過ぎない論文ではないでしょうか。

この論文の議論で確かなのは、「スーパーカミオカンデやSNOの観測結果に基づいて,標準理論を見直す必要がある」ことだけと見えます。

 観測データを除いて、でしょ。

もちろんですよ。

定量的に試してみた結果やはり数が合わないとなったら、標準理論を見直した結果は理論そのものの破棄と理論の総取り替えかも知れないのですよ。

「低温側から高温側へ熱エネルギーを運ぶプロセスは未だ解明されていない」以上、この現象の説明との辻褄が合わない理論は論外といえるでしょうから。

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アッラーと感嘆?

「あら」「ああ」「まあ」という感嘆詞は、物事に感動したり、驚いたり、意外なことに気がついたりしたときに発し、現代では主に女性が使いますよね。

 「あら、お久しぶり」など、言いますよね。

面白いことに、ロシア語の感嘆詞に、「ウラー」があります。

突撃のときに、または歓喜を表して発っし、万歳と訳されることもあります。

ロシアといえば、“シア”や“シヤ”の付く国と日本の間には、なんらかの繋がりが見えると議論した国の一つです。

バイカル湖畔に、一部の日本人は遡れるという研究もあります。

 ロシア人に似ているって言われる人も、日本にはいますよね。

 ロシア歌謡と日本の伝統的音楽の類似も、話題にしたでしょ。

ドイツ語にも、「ナ・ヤ」という間投詞や、感嘆詞の「アッハ、ヤー!」とか「アッハ、イェー!」があるそうですね。

 ドイツ語っていえば、今のドイツ領ではないけれどゲルマン人がいた土地にストーンサークルがありましたね。

 東京の下町の巻き舌で発音すると、見事なドイツ語になるという面白い話もありましたね。

スペインのバスク人は顔が似ている日本人がいるばかりか、気質の近さを指摘されることもあります。

ロマの踊りに由来するスペインのフラメンコと、日本のエイサーや阿波踊りの振り付け、さらにはロマ音楽と日本音楽の拍子のとり方の類似もみてきましたね。

そのスペインも、「オーレ」とか「オレ」と闘牛士やフラメンコの踊り手などへの賞賛・激励に声をかけます。

「見事だ」「しっかり」「いいぞ」などという意味で使われる、感嘆詞ですね。

アメリカからは、スペインやフランスの様式の鏃と一緒のアイヌ的な古代人骨がでました。

東北弁が発音が似ているので、フランス語と勘違いされるコマーシャルが流れたりしましたね。

 フランスにも、日本人と似た顔の人がいたでしょ。

フランスは、興味深いですよ。

「ああ、嬉しい」と言いたければ「オージョワ」、「ばんざい」ならば「ブラヴォー」です。

「ああ、びっくりした」は「オーケルスュルプリーズ」で、「おや」は「ティヤン」。

「あいた」ならば「アイ」、「ちぇっ」が「フィ」。

「おい」は「オラー」、「なあんだ」は「アロン ドン」。

「オーララ」は、日本の「あーららー」「おーやまあ」と音も似てれば用法も似てます。

「おいおい・・・。」とか「あちゃーっこれだもんなぁやってらんないよー」というふうです。

 中国語の「アイヤー」も、結構日本語に通じるところがあるような気がします。

確かに「アイヤー」は、「あらまー」に音も意味も似てますね。

 定説から言えば、中国は日本人のルーツにもっとも関わると見られている地域を抱える国でしょ。

 なんが、ありそうですね。

 ほかの言葉も、調べたらありそう。

情報が、入らないことには話そうにも話せないですけどね。

日本と多くの類似がみられるイタリアですが、ちょっと興味深いことがあるのです。

イタリアの「ブラヴォー」も、フランスの「ブラヴォー」に音は似ているが、もともとの用法が違ったのです。

イタリア語の「ブラヴォー」は、古典ギリシア語由来の「野蛮な」を意味するラテン語 “barbarus" と「悪い・ゆがんだ」を意味するラテン語“pravus” が混ざった言葉で、もとは「野蛮な」「狂暴な」といった意味の形容詞だったのです。

 もともとのイタリアの「ブラヴォー」に近いフランス語は、「オーララ」ですね。

 「オーララ」は、「おいおい・・・。」とか「あちゃーっこれだもんなぁやってらんないよー」の意味ですもの。

イタリアの「ブラヴォー」も16世紀以降、フランス語の用法の影響を受けて「勇敢な」「有能な」といった意味に変化していきましたけどね。

 いい意味だったはずの言葉も、悪い意味だったはずの言葉も、日常会話で使っているうちに、反対の意味や感じに変わっていくでしょ。

 それで、呆れたとか、驚いたという意味で使われていた言葉も、ほめ言葉になってきたのでしょうね。

そして、次第に「良い」、「素晴らしい」、「偉大な」、「優秀な」、「賢い」といった英語の “good” に相当する幅広い語義を持つようになってきたのでしょうね。

ここで思い出すのは、呆れたとか驚いたという意味で、キリスト教の神の名前が叫ばれることです。

 「オーマィ、ゴッド!」「ジーザス、クライスト!」でしょ。

今まで挙げてきた感嘆詞や間投詞、何か気づきませんか。

 日本語の「あら」「ああ」「まあ」に、音や意味が近い言葉を並べてきたでしょ。

 あ!そうか!

 アッラーに、音が近い。

日本の古代との繋がりを考えたくなる国の言葉に、アッラーを連想できる音があるのは偶然でしょうか。

日本には古代中東の遺伝子があり、先住民であるアイヌの生活文物に古代イスラエルとの類似、神話や顔などで類似が見えるギリシャ、味の好みや神話の構造が近いエジプトを、これまで論じてきました。

 日ユ同祖が論じられるくらいみつかる、旧約時代のイスラエルと日本の文化の類似…。

十支族の来た可能性が見えるシルクロードの端にある日本、やはりなんかありますね。

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ルシファーの話ってどこから?

ルシファーについて、こんな疑問が来たのです。

「ルシフェルが天使!? 聖書正典の中にルシフェルという名の天使は一度も登場しないでしょ。 旧約聖書 「イザヤ書」に比喩として登場するだけ。 ネブカドネザル二世のね。 そして、サタンは"魔王"としての称号である。」

私に言われても、困るんですけど。

 そうでしょうねえ。

わたしは、こういう説が一般に広まっているから、どうなってるのって、考えているだけですもの。

ルシファーが天使であったという説も、世界中でいわれているから、それを前提にして議論を立てているだけです。

 ルシファーが天使だった話は、日本にはヨーロッパから来て、ヨーロッパには中東から来ているのでしょ?

ヨーロッパには中東から来ているというのは、半分本当です。

キリスト教は中東から始まって、世界に広まったと言えるからです。

でも、ルシファーという名前の天使がいたという話の出所は、中東ではないのです。

 いったい、ルシファーが天使だった話の出所はどこなんでしょ。

堕天使ルシファーというのは、実は、キリスト教神学によって生み出された存在ですよ。

 聖書正典を探しても、まず、見つからない。

聖書正典の中にルシフェルという名の天使は一度も登場しない、というのは一部は正解で、一部は間違いなのです。

 別の名前で、出ているの。

ルシフェルと言うのは、金星をさすラテン名ルシファーの英語読みですから。

ラテン語読みをルキフィルと記す人もいますけど。

もっとも、ラテン語でも英語でも、綴りは Luciferで同じですけど。

他の読み方としては、フランス語(Lucifer)やスペイン語(Lucifer) やポルトガル語(Lúcifer)のルシフェル、イタリア語(Lucifero)のルチーフェロ、ロシア語(Люцифер)のリュツィーフェルなどですね。

 でも、金星を指すどんな名前でも、聖書正典の中で登場しないのでしょ。

ルシファーの起源は、預言者イザヤがイザヤ書の中で書き記した天から落ちた「ヘレル・ベン・サハル(輝ける曙の息子)」に由来します。

『イザヤ書』は、旧約聖書の一書で、『エレミヤ書』や『エゼキエル書』と並ぶ三大預言書の一つですよ。

「輝ける曙の息子」は、「曙の子」と呼ばれることも多いです。

 別名で、金星が聖書正典に出ていたのかしら。

「ヘレル・ベン・サハル(輝ける曙の息子)」は、セプトゥアギンタ(70人訳ギリシア語聖書)が編まれた際にギリシア神話で明けの明星を象徴する神エオスボロスと訳されたのです。

さらにヒエロニムスがそれらを底本にラテン訳聖書(ウルガータ)を編んだ時に、ラテン語で金星を著す「ルシファー」という訳語があてられたのです。

 なるほど。

よって、ルシフェルなんて聖書に出てこないというのは一部は正解で、一部は間違いということになります。

ラテン訳聖書(ウルガータ)には、登場するわけですから。

このルシファーが「元天使であり」今は「悪魔」であるというのは、キリスト教神学のなせる業です。

 ルシファーが悪魔というのは、ヤハウエが御父というのと同じ、読み違えでしょ。

ええ、御父はエロヒムまたは、エール・エローヒームなのですよ。

あるいは、エル・エルヨーンと発音する人もいるのですね。

ヤハウエがエロヒムと混同されたのは、姿が見えないヤハウエが御父エロヒムの預言者だったからで、御父エロヒムの声はすべてヤハウエによって伝えられたからです。

 炎や雲の中から、ヤハウエは語りかけていたでしょ。

あるいは、多くの預言者を務めた人々を通じてですよ。

そうそう、ルシファーは元天使、という話だったです。

すでに紀元前の時代にユダヤ教の「エノク書」等では、創世記の記述などから敷衍した「堕落天使」の伝統が存在していたというのです。

「エノク書」は、紀元前1~2世紀頃成立と推定されるエチオピア正教における旧約聖書の1つで、エノクの啓示という形をとる黙示です。

黙示は、初期のユダヤ教およびキリスト教において、神が選ばれた預言者に与えたとする「秘密の暴露」、またそれを記録したものです。

「エノク書」は、多くの文書の集成であり、天界や地獄、最後の審判、ノアの大洪水についての予言などが語られており、天使、堕天使、悪魔の記述が多いのが特徴です。

書かれた当初は広く読まれたらしく、教父達の評価も高かったそうです。

初期のキリスト教の一部やエチオピア正教では、『エノク書』は聖書の一部とされているけど、他では偽典とされています。

多くのキリスト教教父はイザヤ書の該当箇所を、堕落天使についての暗喩であると解釈したのです。

2世紀頃の教父オリゲネスの著書「原理論」の中で、「かつて天国にいたルシファーが天から落ちた」という考察がされていたようですね。

5世紀頃のアウグスティヌスも「神の国」の中で、天から落ちたルシファーなる存在について触れていたのですって。

「サタンは魔王の称号」などというのも、称号の意味を取り違えているのです。

称号は、呼び名、特に、身分や資格などを表す呼び名ですよ。

身分や資格などを表す呼び名は、魔王の方ですよ。

 サタンは「妨げるもの」を意味するので、称号とは言えませんよね。

ええ、イエスは悪魔に試されたとき最後にこう言ったのです。

「サタンよ立ち去れ」

これは、俗な言い方をすれば、「邪魔だ、どけ」ですよ。

 そういえば、サタンは「妨げるもの」の意味ですねえ。

でも、悪魔はイエスを試す資格を持っていたわけですよ。

いいですか。

試す資格があるものは、試されるものより立場が上でないとおかしいのではないですか。

 堕天使に位置付けられたルシファーでは、地位が合いませんね。

御父の前から追放された者が、わざわざイエスを試すために呼ばれるですか。

 悪魔は、邪悪な誘いをイエスが毅然として退けられるかを試したのでしょ。

 当人である、ルシファーでは話がおかしくなるのよね。

悪魔がルシファー当人なら、試すのではなく、対決じゃないですか。

 そういえば、いずれイエスはルシファーたちと戦うのでしたね。

御父は、悪魔にイエスの採点役を託したのですよ。

これは、実践的な想定問答であり、イエスは邪悪な誑かしを目論むであろうルシファーに言うべき模範解答をきっぱり言ったので、採点役である悪魔は合格点を出したとみるのが自然でしょ。

 それが、「邪魔だ、どけ」という意味の、「サタンよ立ち去れ」だった。

わたしは、そう見たいです。

だから、生命の樹の鏡面対象が知識の樹とされる死の樹であり、死の樹の管理者が裁きの神であり知識の神でもある悪魔だと主張します。

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生ハムといぶりがっこ?

生肉を、濃いめの塩水に漬け込みます。

冷気にさらすほうが良いので、冷蔵庫に入れるのが一般的です。

この生ハムなどの燻製食品を漬け込む液を、ソミュール液というのです。

この際のポイントは、塩分濃度と塩です。

いわゆる食塩ではなく、自然塩を使う方がおいしく漬かるのは言うまでもないのです。

この段階での塩分濃度や時間で、味に大きな違いが生まれるのです。

ソミュール液が染みやすいように、アイスピックで穴をあけるのがコツというアドバイスもあるようです。

この段階の漬け込む液に、工夫を凝らす人もいます。

例えば、こんな風です。

ソミュール液の材料は、セロリ、玉葱、人参、パセリの茎、ロリエ、塩、砂糖、というのが多いようです。

作り方講座をしようってわけではないので、割合は自分で調べてです。

胡椒、コリアンダー、 タイム、クローブなど、お気に入りの香辛料をさらに加えたりすることもあります。

ソミュール液の材料を鍋に入れ沸騰させ、そのまま数分煮てから自然に冷ましておくのです。

もちろん、十分冷めてから濾し取った液の方を用いるのです。

要するにミネラルたっぷりの自然塩が持っている奥深い味わいを、別の食材で代用しつつも自分好みにアレンジしようというわけでしょう。

ソミュール液は、生ハムなど燻製にする食品を塩漬けにする時使うものです。

ソミュール液の名は、フランスのロワール河岸にあるメーヌ=エ=ロワール県の都市ソミュール(Saumur)に由来する可能性があります。

メーヌ=エ=ロワール県は、塩業で知られた地域です。

ソミュールの名に対して、ナトリウムを指すソディウム(sodium)が語源ではないかという説に出会ったのです。

塩の代表といえば塩化ナトリウムなので、英語では、単に塩のことをソディウムということもあるようです。

この、ソディウム(sodium)もソミュール(Saumur)も、塩を指すラテン語のサル(sal)から派生したサラリウム(salarium)から転化したと見ても良いのではないでしょうか。

ちなみに、メーヌ=エ=ロワール県の名は、県下を流れる支流メーヌ川(Maine)と大河ロワール川(Loire)にちなんでいます。

支流メーヌ川と大河ロワール川は、県内で合流しているのです。

メーヌ=エ=ロワール県の、県庁所在地はアンジェ(Angers)で、県下の地域は、アンジュー伯やアンジュー公が統治していたかつてのアンジュー州(Anjou)の地域です。

この県を統治した貴族であるアンジュー家は西洋諸国の王となっていて、プランタジネット家の血統からはイングランド王国(アンジュー帝国)、フランス王家であるカペー家の血統からはナポリ王国(シチリア王国)・ハンガリー王国・ポーランド王国の国王が出ています。

燻製を漬け込む液をソミュール液と呼ぶのは、塩の産地であるメーヌ=エ=ロワール県の地名であるソミュールに起源があるのかも。

約2週間漬け込むことにより、塩分もゆっくりとしみこみ、生肉も熟成されます。

熟成とは、魚肉・獣肉などが酵素の作用により分解され、特殊な風味・うまみが出ることです。

発酵を終えたあとそのままにし、さらに味をならすこともあるのです。

この漬け込む期間も、一週間から10日間くらいで済ます人もいるようで、好みの問題でしょう。

生肉を取り出し、表面の脂,筋皮膜を、すべて取り除き、ケ-シングに入れ,綿糸で巻き、形を整えます。

この段階が重要で、不必要な脂肪分などを手作業で一本一本根気よく削っていくのです。

燻製にした際の燻煙の通りを良くするなどの意味もあるのです。

手作り生ハムなどでは、燻製をしないで十分塩抜きをしてから、直射日光や雨が当たらない風通しの良い場所にぶら下げることもあります。

本格的な生ハムは寒冷地で1年以上も熟成させて作るそうだが、1か月も干しておけば自家用手作り生ハムとして楽しむなら十分おいしいらしいです。

出来上がったものを、燻製室に入れるのです。

徐々にに温度を下げていき、65℃~60℃ぐらいの間でじっくりと、燻製を仕上げます。

出来上がりは、燻製の度合いを、見計らい、8~12時間ぐらい行うのです。

最近では自家用燻製機などの小型の燻製室も発売されているが、チップをよく選び、火種と肉までの距離を程よくとってmじっくりと時間をかけるのがポイントだそうです。

特に生ハムでは熱を加えすぎれば生ではなくなるので、程よい距離で最適な燻煙と熱のバランスを測る必要があるのだとか。

ここで、思い出されるのは、秋田のいぶりがっこです。

「がっこ」とは秋田の言葉で漬物のことでしたね。

この漬物をいぶして作ったのが、「いぶりがっこ」です。

囲炉裏の焚き火で暖をとっていた頃、上の火柵に大根を並べておくと大根は煙に包まれ、いぶされて水分が蒸発したのです。

これだけでも十分燻製として保存食になるのです。

でも、秋田ではさらにこの自然燻煙大根を米糠と塩で漬け込んだのです。

これが、いぶりがっこの始まりです。

 いぶした後発酵させる製造工程は、面白いことに鰹節と良く似ているでしょ。

ここで興味深いのは、いぶすのがハムやチーズと順番が逆なことです。

 似ているだけなら、気が付く人は多いのね。

秋田といえば、東北6県の美人を代表する、秋田美人が有名です。

 秋田美人を考えていくと、ヨーロッパにたどり着きましたね。

 間にアメリカを挟むと、見事に繋がっていきました。

 ケネウィック人などの、アメリカから見つかった古代人骨でしたね。

 フランスやスペインの様式の鏃と一緒、だったりした。

秋田犬の血液型はヨーロッパに似たパターンを示すので、ヨーロッパから連れてこられたとみる方が自然ですね。

東北弁は発音がフランス語に似ているし、フランス人やイタリア人に日本人と似た人がいます。

 面白かったのは、縄文遺跡のオオヤマネコの骨の話よ。

オオヤマネコは、ヨーロッパやアメリカ大陸に分布しているけれど、縄文時代の貝塚からも出ているからです。

 縄文人とヨーロッパを繋ぐ中継点としてのアメリカ、もっと注目していいかも。

そうですね。

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ニライカナイを考えてみる。

琉球諸島には、弥勒信仰があるのです。

弥勒は、釈迦入滅後56億7千万年後に降臨する未来仏です。

『弥勒』が沖縄流に訛った名前が、ミルクなのです。

しかし、ミルクは豊穣の神様でニライカナイという海の彼方の楽土から来る、それも、折にふれやってくるのです。

ニライカナイは、沖縄県や鹿児島県奄美群島の各地に伝わる他界概念のひとつで、理想郷の伝承です。

遥か遠い東、正しくは辰巳の方角の海の彼方、または海の底、地の底にあるとされるのです。

辰巳の方角は実際は南東方向であるが、ニライカナイを語るとき、あっさりと東といわれてしまうのです。

ニライカナイは豊穣や生命の源であり、神界でもあるのです。

年初にはニライカナイから神がやってきて豊穣をもたらし、年末にまた帰るとされるのです。

この年初に来て年末に帰る神が、ミルクなのです。

また、生者の魂もニライカナイより来て、死者の魂はニライカナイに去ると考えられているのです。

琉球では死後7代して死者の魂は親族の守護神になるという考えが信仰されており、後生(ぐそー)と呼ばれるあの世であるニライカナイは、祖霊が守護神へと生まれ変わる場所、つまり祖霊神が生まれる場所でもあったのです。

上記のように、ニライカナイは複合的な観念を持った楽土であるが、この概念は本土の常世国の信仰と酷似しており、柳田國男は、ニライカナイを日本神話の根の国と同一のものとしているのです。

柳田は紹介していないが、民謡などにも多いそうですよ。

たとえば、琉球王国最高の女官「聞得大君」の神官が祭儀を執り行った「赤田首里殿内」の一部です。

 うやぐにぬ みるく   親国の弥勒が
 うちなーに いもち   沖縄にいらっしゃって
 うかきぶしゃ みしょり お掛けなさいませ
 みるくゆがふ      弥勒世果報を

なお、琉球では他の他界概念として、権威を守護する神々の神界としてオボツカグラを想定していたのです。

信仰上の他界概念を水平表象と垂直表象で論じた折口信夫は、ニライカナイを水平の、オボツカグラを垂直の他界と指摘しているのです。

ニライカナイ信仰は、沖縄県や鹿児島県奄美群島の各地において、伝統的な民間信仰の主要な要素です。

ニライカナイは「ニライ」「カナイ」の二文節にわけられ、「ニライ」は「根の方」という意味と考える説が有力です。

「カナイ」の解釈には、韻をとるための無意味な言葉とする説や「彼方」を意味するとする説など諸説あるのです。「儀来河内」の漢字が当てられることがあるのです。

前項の他界概念の呼称として「ニライカナイ」という言い方が広く知られているが、これは「ニライ」の文学的表現で、「ニライ」のほかにも琉球の各地域によって「ニレー」「ニリヤ」「ニルヤ」「ニーラ」「ニッジャ」などさまざまに呼ばれているのです。

 でも、本土の常世国の信仰の方角は西方でしょ。

それは、西方浄土と混同しているのです。

常世の国は、古代日本で信仰された、海の彼方にあるとされる異世界です。

一種の理想郷として観想され、永久不変や不老不死、若返りなどと結び付けられたのです。

日本神話の他界観をあらわす代表的な概念で、古事記、日本書紀、万葉集、風土記などの記述にその顕れがあると指摘されるのです。

 日本で、すぐに陸地にたどり着かない海といえば、太平洋だから…東ねえ。

つまり、常世の国もニライカナイも、はるか東方にあるとされるのです。

 ちょっと待って。

 縄文土器とそっくりのものは、アメリカ大陸から出る。

 アメリカの先住民と日本人の遺伝子は、つながりが指摘される。

ええ。

しかも、アメリカ大陸からはフランスやスペインの様式の鏃と一緒にアイヌの特徴を持った古代人骨も出ています。

アメリカと日本の間に横たわる南太平洋の島々も、古代日本とアメリカを繋ぐ存在として注目されています。

思い出してください、ニライカナイは辰巳、つまり南東ですよ。

 アメリカと日本を繋ぐ島々の、方角ですね。

そしてニライカナイは、祖先神、言い換えれば祖先の地とされるわけです。

 太平洋を越えて東は、アメリカだから…。

 祖先の地は、アメリカかしら。

でも、鏃はフランスやスペインの様式ですよ。

 そういえば、東北弁を気取って話す二人の会話がフランス語と勘違いされるコマーシャル、やってますね。

 フランス人顔の人も、日本にいる。

さらに、神話や和裁のハサミや足の指はギリシャを指しているのです。

 そして秋田美人の典型が、ギリシャ彫刻の傑作の一つとされるミロのビーナス。

しかも、日本とチベットに古代中東の遺伝子が残っているのです。

 中東まで行ってしまうね。

日本は島国だから、縄文から今日まで古代中東の遺伝子が保存されていても不思議ではないです。

 アイヌの生活文物と、古代イスラエルの類似を指摘した人もいるのね。

さらに、貝塚といえば縄文時代でしょ。

その貝塚から、オオヤマネコのものと判定された骨が出ているのです。

オオヤマネコの主な分布は、アメリカ大陸とヨーロッパなのですよ。

これは、偶然と思えますか。

自然界のネコは、イリオモテヤマネコなどの例外を除けば、泳がないです。

しかも、縄張りを積極的に移動しようとしないです。

そのために、肉食にこだわる大型ネコ科の仲間は減少が懸念される状態です。

 陸続きの時代があったとしても、よほどのことがないと引っ越さない。

 そのうえ、アメリカ大陸とヨーロッパのオオヤマネコは、大きな差はないですね。

そして、縄文日本のオオヤマネコ。

ニライカナイは、少なくともヨーロッパまで遡るかも。

 試しにニライカナイにへブル文字を当ててנרא כנא (ヌン レーシュ アレフ カフ ヌン アレフ)とやったら、נרא(ヌン レーシュ アレフ)と כנא(カフ ヌン アレフ)それぞれで検索はできましたね。

 ただ、意味がちょっとわからないけど。

ニライカナイって、ヘブル語まで遡れるのでしょうか。

ヨーロッパ語ではない気は、するのですけど。

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ダークマターもダークエネルギーも、謎を解く鍵はプラズマが握っている?

宇宙全体の物質エネルギーのうち、人類が見知ることが出来る物質の大半を占めていると思われる水素やヘリウムは4%ぐらいしかないことが分かってきているのです。

 2003年からの宇宙背景放射を観測しているWMAP衛星の観測によって、でしょ。

74%が暗黒エネルギー、22%が暗黒物質であると、みられているのです。

 暗黒エネルギーはダークエネルギー(dark energy)の、暗黒物質はダークマター(dark matter)の、訳でしょ。

 この観測結果は、宇宙の大規模構造のシミュレーションから予測されているダークマターの値と、ほぼ一致しているのね。

このように2つの方法から推測したダークマターの量がほぼ合うということから、この考えの妥当性が図られているのです。

暗黒エネルギーと訳されることもあるダークエネルギーとは、宇宙に存在するエネルギーの半分以上を占めるとされるが正体が明らかでないエネルギーなのです。

宇宙論研究者のマイケル・ターナーが、最初に作った言葉であるとされるのです。

 「真空のエネルギー」が、有力な候補の一つとみなされているのでしょ。

ダークエネルギーとは、宇宙全体に広がって負の圧力を持ち、実質的に「反発する重力」としての効果を及ぼしている仮想的なエネルギーなのです。

現在観測されている宇宙の加速膨張や、宇宙の大半の質量が正体不明であるという観測事実を説明するために、ロバートソン-ウォーカー計量という宇宙論の標準的な理論にダークエネルギーを加えるのが現在最もポピュラーな手法です。

この新しい宇宙論の標準モデルは、Λ-CDMモデルと呼ばれているのです。

現在提案されている2つのダークエネルギーの形態としては、宇宙定数とクインテセンス(quintessence)があるのです。

静的な宇宙定数に対して、クインテセンスは動的とみられているのです。

宇宙定数(cosmological constant)は、アインシュタインの重力場方程式の中に現れる宇宙項の係数で 宇宙定数はスカラー量とされ通常Λ(ラムダ)と書き表されるのです。

スカラーとは、大きさだけがあって方向性のない量のことです。

クインテセンス(quintessence)とは、観測による膨張宇宙を説明するために仮定されたダークエネルギーの形式です。

クインテセンスは宇宙膨張の加速率を変え宇宙マイクロ波背景放射に影響を与えるので、それらの効果が観測できるとされているのです。

 宇宙定数は通常はわずかに正つまり斥力とされ、クインテセンスは重力による力が斥力となり宇宙膨張を加速させるなど、斥力という共通点があるでしょ。

クインテセンスは部分的に宇宙定数問題について説明することが出来るので、クインテセンスと宇宙定数問題を区別するためには、宇宙膨張を高い精度で測定し、膨張速度が時間とともにどのように変化しているかを調べる必要があるのです。

このような高精度の観測を行うことは、観測的宇宙論の主要な研究課題の一つです。

一方、暗黒物質とも訳されるダークマター(dark matter)とは、宇宙にある星間物質のうち自力で光っていないか光を反射しないために光学的には観測できない、とされる仮説的物質のことです。

"人間が見知ることが出来る物質とはほとんど反応しない"などともされており、そもそも本当に存在するのか、もし存在するとしたらどのような正体なのか、何で出来ているか、未だに確認されておらず、不明のままです。

 暗黒物質の提唱は、1933年にスイスの天文学者フリッツ・ツビッキーによって行われたのでしたね。

暗黒物質の存在は、ヴェラ・ルービンにより指摘された水素原子の出す21cm輝線で銀河外縁を観測したところ、ドップラー効果により星間ガスの回転速度を見積もることができたというのです。

この結果と遠心力・重力の釣り合いの式を用いて質量を計算できるのです。

すると、光学的に観測できる物質の約10倍もの物質が存在するという結果が出ました。

この銀河の輝度分布と力学的質量分布の不一致は、銀河の回転曲線問題と呼ばれているのです。

この問題を通じて存在が明らかになった、光を出さずに質量のみを持つ未知の物質が暗黒物質と名付けられることとなったのです。

 暗黒物質を仮定せずに、これらの問題を解決する方法も提唱されているでしょ。

プラズマ宇宙論を用いると、直接観測できない正体不明のダークマターの存在を無理に仮定しなくても、銀河の回転曲線問題などを綺麗に説明できるのです。

人間から実際に見えている物質とほとんど関わりを持たないダークマターは、考える必要のない架空の物質にすぎないという見方も存在するのです。

暗黒物質が存在するとその質量により光が曲げられ、背後にある銀河などの形が歪んで見える重力レンズ効果が起きるです。

2007年1月の科学誌『ネイチャー』に、銀河の形の歪みから重力レンズ効果の度合いを調べ、そこから暗黒物質の3次元的空間分布を測定することに日米欧の国際研究チームが初めて成功したことが発表されているのです。

同年5月15日のアメリカ航空宇宙局の発表によれば、米ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームがこれを利用して、ハッブル宇宙望遠鏡で暗黒物質の巨大なリング構造を確認したというのです。

10億~20億年前に2つの銀河団が衝突した痕跡で直径が銀河系の26倍の約260万光年、衝突によりいったん中心部に集まった暗黒物質が、その後徐々に環状に広がっていったものとされるのです。

1986年に発見された宇宙の大規模構造が作られるまでの時間をシミュレートした結果、ビッグバン宇宙論から導き出されている137億年といった宇宙の年齢とはかけ離れた長い歳月を必要とすることが明らかになったというのです。

そのため、ビッグバン宇宙論が間違っていて修正が必要ではないかという見解が生まれたです。

 暗黒物質の存在を仮定すると、ビッグバン宇宙論と矛盾しない時間の範囲内でも、現在のような銀河集団の泡構造が出来上がることが明らかにされていたでしょ。

そこで、宇宙全体にどの程度のダークマターやダークエネルギーが必要なのか、繰り返しシミュレーションが行なわれているのです。

その結果、ダークマターを含めた物質を約30%、ダークエネルギーを約70%にした場合にうまくいくことが確認されているのです。

プラズマは、宇宙に存在する全物質の99.9999999999・・・%を占めているそうです。

 そして、プラズマ宇宙論ではダークマターもダークエネルギーも、想定しなくても良い。

この二つの宇宙論が提起するモデルを連立方程式のように解けば、ダークマターもダークエネルギーも、正体が見えてくるのです。

ここで注目したいのは、宇宙定数は通常はわずかに正つまり斥力とされ、クインテセンスは重力による力が斥力となり宇宙膨張を加速させるなど、斥力という共通点です。

クインテセンスは部分的に宇宙定数問題について説明することが出来るというのも、気になるところです。

重力場も、電場や磁場と同様に真空が保持する状態のひとつというのは、最新物理理論の出している答えです。

 ダークエネルギーは「真空のエネルギー」が有力な候補の一つとみなされているのでしたよね。

重力は、質量によって歪められた空間が引き起こす現象ですね。

さらに、重力と電磁力は似た式で表せると言う指摘もあるのですよ。

重力と電磁力などを統一する理論を作ろうとすると、重力を複素数で表すことになると言うのです。

このとき同時に、重力場も重力波として電磁波と同じ場所を電磁波と同じ方向に伝播するのです。

引力をプラスとすれば、斥力はマイナス。

斥力をプラスとすれば、引力はマイナス。

どっちを実数にとり、虚数にとっても複素数です。

つまり、重力を引力と斥力からなると見れば、電力と磁力からなる電磁力と似た式になっても不思議ではないです。

 ダークエネルギーは、宇宙全体に広がって負の圧力を持ち、実質的に「反発する重力」としての効果を及ぼしている。

 矛盾は、ないですねえ。

そして、重力と電磁力の統一で、重力が複素数になってしまうのも、当然となってしまうのです。

ダークエネルギーについては、重力は引力と斥力からなるとみれば複素数で表されることで説明できてしまうです。

 ダークエネルギーは、重力のもう一方の力である斥力が正体だった。

問題は、ダークマターなのです。

 ニュートリノに質量があるという研究結果もあるけど、足りません。

天体の質量を、大胆に見直す手もあるのですけどね。

 天体の重力は、磁気によって乱されて小さく見積もられている可能性があるから。

でも、すべてのガス天体は実は地殻天体だったとしても、足りないのですよ。

プラズマは、宇宙に存在する全物質の99.9999999999・・・%を占めているそうです。

 そして、プラズマ宇宙論ではダークマターもダークエネルギーも、想定しなくても良い。

hν=mc²とすると、光の運動量のhν/cが出ます。

 hν/cは、hν÷cに同じでしたね。

hは、プランク定数で、νは光の振動数あるいは周波数、cは光速です。

 そうなると、mは、光の質量なのでしょうか。

エネルギーと質量は同等、あるいは光速は比例定数と考えると、そうなる可能性もありでしょうね。

アインシュタインのエネルギーと質量の同等式からいって、hν=mc²のmが光の質量と考えたら、ダークマターの帳尻が合うかも知れないですね。

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