狭き門。
鳩山元首相、言わされた「方便」ばかり独り歩きです。
普天間難航は、閣内不一致と官僚妨害と自らの力不足が原因だったとの部分が、丸ごと無視されています。
しょっぱなの報道を聞いたものとそうでないものの情報格差は、背過ぎが凍るほど恐ろしいです。
鳩山元首相が普天間移転で苦労した、閣内不一致の最大の相手はおそらく菅直人、官僚の妨害は民主政権短命と小馬鹿にしている自民時代からの連中です。
鳩山元首相の力不足は、バラバラで足引っ張りまくりの党内事情と、読めます。
追い詰められた結果、苦し紛れに言ったのが「方便」、そう思えます。
鳩山元首相は党首まで務めた一党員として、言いたいけど言えない党内事情をぎりぎりまで明かし、後は察して欲しかったのでしょう。
だが、沖縄は海兵隊は抑止力発言が苦し紛れと知ってそこで思考停止です。
鳩山元首相を苦しめた閣内不一致、官僚怠慢、党内分裂は、完全に耳を素通りです。
メディア報道は、彼らの気持ちと理解力のフィルターを潜って、ある程度偏向していることを前提に見ないと危ないです。
せっかくのネット社会、もっと活用して裏情報や裏読みを知らないともったいないです。
メディアは、それなりに事実は伝えているから、それなりに利用価値はあります。
だが、メディアは表面しか伝えないので、真実を読むには事実の裏を見ないといけないです。
メディアは情報のインデックス以上でも以下でもないです。
メディアが鳩山に不利になる方向に動く裏を想像してみました。
日本の財界は、アメリカ財界の目下の同盟者だからではないでしょうか。
日本の労働者を貧乏にしてでも価格を下げて、アメリカに買ってもらおうとしています。
世界展開もアメリカのコバンザメになりたいから、TPPに尻尾振っています。
だから鳩山が邪魔です。
民放は財布を財界に握られているから、TPPの真実を言えないのでしょう。
TPPは、24の作業部会からなる包括的交渉です。
1 首席交渉官協議 2 市場アクセス(工業) 3 市場アクセス(繊維・衣料品) 4 市場アクセス(農業) 5 原産地規則 6 貿易円滑化 7 SPS(検疫、及びそれに付随する措置) 8 TBT(貿易上の技術的障害) 9 貿易保護 10 政府調達 11 知的財産権 12 競争政策 13 サービス(クロスボーダー) 14 サービス(電気通信) 15 サービス(一時入国) 16 サービス(金融) 17 サービス(e-commerce) 18 投資 19 環境 20 労働 21 制度的事項 22 紛争解決 23 協力 24 横断的事項特別部会(中小企業,競争,開発,規制関連協力)
作業部会の内容に環太平洋版EUとの感想を持つ者もいます。
だが、メディアでこれを言う人を知らないです。
Mr.ニュースの異名をとる 池上彰も、おそらく言いたくても言えない可能性あります。
わかりやすく解説する番組が増えたから、執筆に専念したいというのが表向きの理由ですが。
本音を言えば、CMをトイレタイムと言って干されたタレントの二の舞です。
降板も、番組の縛りを感じたからかも知れないです。
だが、やめてもどこまで言えるでしょう。
NHKも、企業団体献金で財界ひも付きの政党が多数を握る国会で予算を通したいから、言えないです。
こうやって見ると、ネットなどでいくら自由に言えると言っても、言いたいことが言えないメディアという点で北朝鮮とどこ違うでしょう。
狭き門より入れ。
滅びにいたる門は大きく、その路は広く、これより入る者は多し。
生命にいたる門は狭く、その路は細く、これを見出すものは少なし。
「新約聖書」マタイ伝七章十三節にあります。
この聖書の言葉、思い出しました。
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コメント
厚生労働省は2011年1月26日、経済連携協定(EPA)のもとでインドネシアとフィリピンから受け入れた外国人看護師のうち3人が、日本の看護士国家試験に合格したと発表した。
合格したのはインドネシア人2人とフィリピン人1人で、受け入れ事業が始まってから初の合格者となった。しかし残りの251人は不合格となった。全員が母国ですでに看護師の資格を持っているので、日本語が壁になったとみられる。同じ試験を受けた日本人受験者の合格率は約90%だった。
我々日本人は、英語を通して世界中の人々に理解されている。
かな・漢字を通して理解を得ているわけではない。
我が国の開国は、英語を通して日本人が世界の人々から理解してもらえるかの努力に他ならない。
我が国民のメンタリティを変えることなく、ただ、法律だけを変えて交流したのでは、実質的な開国の効果は得られない。
鎖国日本に開かれた唯一の窓ともいうべき英語を無視すると、我が国の開国も国際交流もはかばかしくは進展しない。
この基本方針にしたがって、我々は耐えがたきを耐え忍びがたきを忍んで、万世のために太平を開く必要がある。
英米人は、「我々は、どこから来たか」「我々は、何者であるか」「我々は、どこに行くか」といった考え方をする。
我々日本人にしてみれば、奇妙な考え方であるが、彼らにしてみれば当然の考え方になる。
それは、英語には時制というものがあって、構文は、過去時制、現在時制、未来時制に分かれているからである。
3時制の構文は考えの枠組みのようなものとなっていて、その内容は白紙の状態にある。
その穴埋め作業に相当するものが、思索の過程である。
ところが、日本語には時制というものがない。
時制のない脳裏には、刹那は永遠のように見えている。
だから、構文の内容は、「今、ここ」オンリーになる。新天地に移住する意思はない。
思索の過程がなく能天気であるので、未来には筋道がなく不安ばかりが存在する。
TPPの内容に、行き着く先の理想と希望が見出せないので改革の力が出ない。
必要なものは自分で手に入れるのが大人の態度である。
だのに日本人には意思がない。それで、意思決定はできない。無為無策でいる。
常に子供じみた他力本願・神頼みとなる。
意思がなければ、意思疎通もはかどらない。それで、察しを遣う。
だから、日本人の独りよがり・勝手な解釈は避けられない。
問題を解決する能力はないが、事態を台無しにする力を持っている。
だから、我々日本人は、自重に自重を重ねて、常に事態を静観する必要に迫られていた。
我々は、変わらなくてはならない。
http://e-jan.kakegawa-net.jp/modules/d/diary_view.phtml?id=288248&y=2009&m=11&o=&l=30
投稿: noga | 2011年2月17日 (木) 16時53分
で、なにが言いたかというと?
投稿: cova | 2011年2月17日 (木) 19時44分