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創世記と進化論は矛盾しないか。創世記と科学 その1。

ユダヤ教やキリスト教、さらにはイスラムの聖典である旧約聖書『創世記』の冒頭には、以下のような天地の創造が描かれています。

1日目 暗闇がある中、神は光を作り、昼と夜が出来た。

2日目 神は空、つまり天を作った。

3日目 神は大地を作り、海が生まれ、植物が出来た。

4日目 神は太陽と月と星を作った。

5日目 神は魚と鳥を作った。

6日目 神は獣と家畜と、神に似せた人を作った。

7日目 神は休んだ。

現在のムスリムの大半が旧約や新約を読んでいないからと言って、旧約や新約もまたイスラムの聖典であることは、否定できません。

ムハンマドは、自らが神の言葉を伝えた人々に、聖書を読むように求めています。

 現代人の多くは、聖書の創世記を神話に過ぎないと思っているようね。

この世界が、たったの7日で出来たなんてありえない、というわけでしょうね。

聖書には、こうあります。

神にとっての一日は千年のようであり、千年は一日のようだ。

それで、創世記の天地創造は7000年だったという人たちもいます。

 それだって、短すぎませんか。

非ダーウィン派進化論者のなかには、7000年だって長すぎると思っている人もいるようです。

臨床医学への独自な進化論の適用などに踏み切っている西原克成の実験進化学などは、進化は短期に一気に起きる必要があるという立場ですよ。

失われた骨も、短期間で誘導して生成可能だと断言します。

 あとは、目的とする形にいかに誘導するかが課題なのね。

そのようですね。

ホヤの変体は、重力との相互作用によって制御されて非常に短い間に起きるのだと西原克成は主張します。

そして、進化は重力が引き起こしたとまで、言い切ります。

天地創造7日というけれど、生命は3日目から6日目の4日間です。

創世記の一日は千年だと主張する人から見れば、4000年です。

 4日目は、神は太陽と月と星を作った。

 だから実際は、3000年でしょ。

まあ、そう固いこと言わないでくださいな。

 西原克成は、4000年もあれば十分だというかしら。

明言はしていないけれど、かなりの短期間を想定しているはずです。

さらに、進化は盲目的ではないという立場もあります。

今西錦司などは、進化は起きるべくして起きると言っていますよ。

今西錦司は、初期の研究であるカゲロウと植物相に関する研究を通じ「棲み分け理論」を提唱しました。

「棲み分け」は、種同士の社会的関係を表す概念です。

たとえばカゲロウ類の幼虫は渓流に棲むが、種によって棲む環境が異なると同時に、異なる形態をしています。

流れが遅く砂が溜まったところに生息する種は、砂に潜れるような尖った頭をしている。

流れのあるところに生息する種は、泳ぐことに適した流線型の体をしている。

流れの速いところに生息する種は、水流に耐えられるように平たい体をしている。

このようにそれぞれが棲み分けた環境に適応し、新たな亜種が形成されると考えたのです。

今西進化論の特徴は、個体ではなく、種が選択の単位になっていることです。

今西進化論の言う種とは、分類学上の種とは異なります。

実際の生物個体の認知機構と実際のコミュニケーションによって構成されたものであり、同種個体はそれによって種社会を形成するといいます。

この種社会が、種の実体だと今西錦司は言います。

そして種が異なるという認識によって棲み分けが行われ、同位社会が組織・形成され棲み分けがなされる主張します。

今西錦司はこの立場から、動物社会学や進化論を展開しました。

今西が主張する棲み分けは、個体ではなく種社会を主体とした共時構造です。

生息地分割としての棲み分けは、ただ異なる種の個体が生息地を分けて分布していることをさすので、混同しないよう注意が必要です。

今西進化論は、あまりに従来と異なる用語の使い方をしたために今では少数派です。

だが、今西進化論に海の外からの援軍とも言いえる存在が登場しています。

これまで何度も紹介した、リマ=デ=ファリアの説く「選択なしの進化論=自律進化説」です。

「選択なしの進化論=自律進化説」によれば、素粒子、鉱物、生命体からヒト社会に至るあらゆる「形態と機能」は、素粒子など基本的な水準の「形態と機能」に基礎があるとなります。

そして、生物の形と結晶の形の相似性に注目します。

メカニズムには、光などと並んで重力の働きを重視しています。

 つまり、環境との相互作用によって進化は起きるが、方向は盲目的でなく一定の制約に沿って進む。

そうなりますね。

棲み分けによって亜種ができるとする、今西進化論とも基本的には矛盾しないでしょうね。

しかも、進化を推し進める力として重力に目を付けたところは西原実験進化学と共通しています。

彼らの理論に従えば、進化は4000年もあれば十分だと、なりはしないでしょうか。

変化は短期間に起きたが安定化の方の期間が必要となれば、4000年は十分な時間でしょう。

5日目の、神は魚と鳥を作ったとあるのは気になりますね。

 両生類や爬虫類を、水辺の生物として魚に含めている可能性もありますね。

両生類でありながら、サンショウウオと呼ばれる仲間もありますね。

そう見れば、進化論と順番はほとんど重なりますね。

 生命の発生についても、諸説あるでしょ。

聖書は「あなたは土から生まれたから、土に帰る。 あなたは塵から 生まれたから、塵に帰る」と、言っています。

これについても、面白い説がありますよ。

生命は海辺の土の中で生まれたと、言うのです。

詳しい話は省くけど、要は粘土の中で初期の生命が成立したという議論です。

粘土は生命と非常に相性が良いと、言う人もいますよ。

さらに、ビックバン宇宙論でもプラズマ宇宙論でも、宇宙は光の中から生まれたというのは共通認識なようです。

 4日目に、神は太陽と月と星を作ったとなっていますね。

大気の状態が変化し、地上から見えるようになったと言いたいのかも知れないですね。

 そういえば、3日目に神は大地を作り、海が生まれ、植物が出来たと言っていますね。

植物の登場によって、大気の状態は大きく変わったというのは定説になっていますね。

あとは、神を法則と置き換えれば、最新進化理論の出来上がりです。

 創世記の天地創造は、神がいたから非科学に見えただけ。

いにしえの人は、わけがわからないときは神の仕業にしてしまったのでしょう。

ちょうど数式で未知の数があったら、abcやxyzを使うのと似ていますね。

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コメント

「生命の最初の化石証拠は、
35億年前のオーストラリアの地層から
得られたものである。
これは、繊維状細胞である。」
この事実を、どう説明しますか?
4000年では、ちと、桁からして、
合わないように思われるのですが。。。

(くれぐれも、地質学の誤りのせいには
しないで下さいね。
現在の地質学は、アイソトープの恩恵で、
かなり正確なものになっています。)

投稿: | 2011年10月14日 (金) 14時13分

ただ、その35億年前という数値は激変がなかったことを前提にした数値でしょ。

恐竜絶滅などの原因となった激変を考慮に入れれば、全く違う結果だって出るはずです。

また、酸素の濃度が濃かったので恐竜などは巨大化出来たという研究もあります。

つまり、アイソトープの正確性を担保する斉一性自体、怪しいというのが最新科学の指し示すところなのです。

投稿: cova | 2011年10月14日 (金) 18時05分

恐竜絶滅には、諸説出ているが一つに絞り切れていません。

一長一短あるからで、言い換えれば、複合的な事態が起きた証左と言えるでしょう。

説明の一筋縄でいかないこと自体が、想像を超えた激変を物語っているとしたら、斉一性を考えない方が合理的な解釈と思えるのではないでしょうか。

投稿: cova | 2011年10月14日 (金) 18時37分

>ただ、その35億年前という数値は
激変がなかったことを前提にした
数値でしょ。
違います。
35億年前の地層から化石が
発見された、ということです。
すなわち35億年前に生物が
存在したことの動かざる証拠です。

>恐竜絶滅などの原因となった激変を
考慮に入れれば、
全く違う結果だって出るはずです。

恐竜はノアの方舟には乗らなかった
のですか?
聖書には、全ての生物が乗ったことに
なっているようですが。
なぜ、現代に恐竜が生存していないのか、
ご説明お願いします。

また、これまでに、少なくとも、
7回の大量絶滅が
あったことが、確認されており、
現代の進化論には、当然ながら、
この事実は折り込み済みです。

放射性同位元素年代測定法についても
多少、誤解があるようなので
書いておくと、おもに使われる元素は、
ウラン、カリウム、炭素の3つです。
酸素は、なんら関係ありません。

恐竜の絶滅が聖書的に
どう扱われるのか、
ご教授願います。

投稿: | 2011年10月14日 (金) 23時33分

>説明の一筋縄でいかないこと自体が、想像を超えた激変を物語っているとしたら、斉一性を考えない方が合理的な解釈と思えるのではないでしょうか。

かつて、惑星の運行は、全く
一筋縄では説明できないものでした。
その、あまりの不可解さに、
占いにまで使用されたほどです。

しかし、ニュートンにより、
万有引力の法則が発見された今では、
見事なまでの斉一性をもって、
軌道計算が可能となっています。

一見不可解に思えるものの中に
斉一性を見いだす。、
これこそが科学の果たすべき役割
ではないでしょうか?

投稿: | 2011年10月15日 (土) 16時43分

>7回の大量絶滅があったことが、確認されており、現代の進化論には、当然ながらこの事実は折り込み済みです。

言い換えれば、7回の環境激変があったとみているわけでしょ。

半減期は変化しなくても、度重なる絶滅を招いた環境激変によって、地表近くのウラン、カリウム、炭素の量は果たして激変しなかったと言えますか?

地球上のウラン、カリウム、炭素の総量が変化しないことと、地表近くの総量が変化しないことを混同していませんか。

酸素量が変化する激変でも、ウラン、カリウム、炭素の地表近くの総量は変化しなかったのですか。

恐竜は巨大でも、からだの中は気嚢という空気の詰まった袋がたくさんあって、かなり軽量化されていた、からだを支える骨格構造も、筋肉に頼らずに、非常に効率よく重量を支えられるようになっていたという人がいます。

だが、酸素濃度が薄くなった環境で巨体が支えられたでしょうか。

巨大植物の減少などの植生の変化は、草食恐竜にとって相当厳しかったのではないでしょうか。

さらに、生態系そのものも激変したはずでしょ。

従来の環境に適応し過ぎて環境変化についていけないなら、滅んでもおかしくありません。

投稿: cova | 2011年10月16日 (日) 20時00分

最新進化論の成果を検討したらダーウィニズムの提起するような長期は必要ないとわかったのです。

だったら、進化に必要な時間は創造論の言う期間に収まるのか、検討してみました。

結果は、十分に収まるとなったので、今回の議論となりました。

少なくとも、時間が足りないからという理由は、創造論批判の論拠として不十分なのです。

投稿: cova | 2011年10月16日 (日) 20時11分

種をまたぐ進化についても、本当に可能なのか疑問が呈されています。

進化の出発点からして、「選択なしの進化」のように種ごとに分かれていた可能性を指摘する議論があるのです。

これも、種によって創造されたとする聖書の言い分に近いと言えます。

投稿: cova | 2011年10月16日 (日) 20時21分

>一見不可解に思えるものの中に斉一性を見いだす。
>これこそが科学の果たすべき役割ではないでしょうか?

あなたの出した斉一性の例は、法則でしょ?

法則は、どんな激変のなかでも、貫かれるのですよ。

言ってみれば法則が定数なら、激変は変数でしょ。

半減期という法則がいくらあっても、肝心のアイソトープ量が環境激変で変わってしまったら、その変化を織り込んだ解釈をしないといけないはずでしょ。

その折り込んだ変化の算定根拠は、客観的と言えますか?

少なくとも炭素については、アカンバロ恐竜土偶の真贋騒ぎでは紀元前1640年、4530年、1100年とあまりのばらつきのひどさに使い物にならなかったそうですね。

1980年5月18日に起きた噴火によって出来た大きな馬蹄形の噴火口の辺りで採取されたサンプルはポタシウムーアルゴン年代算出法で35万年から280万年とでたそうですね。

グランドキャニオンの北縁の、ほんの何千年か前に噴火して出来たものがルビジウムーストロンチウム等時法によって、10億3400万年前と算出されたそうですね。

ウランやカリウムは、正確ですか?

投稿: cova | 2011年10月16日 (日) 20時39分

>言い換えれば、7回の環境激変があったとみているわけでしょ。

その通りです。
生物はこれらの試練をくぐり抜けて
現代まで生き残っているわけです。
(絶滅した種に代わって、
別の種が爆発的な勢いで繁殖して
次の時代がやってくる、という
サイクルを繰り返しています。)

>地球上のウラン、カリウム、炭素の総量が変化しないことと、地表近くの総量が変化しないことを混同していませんか。

混同していません。
放射性同位元素年代測定法において
重要なのは、「地表近くの総量」ではなく、
サンプル中の放射性同位元素の
「比率」です。
例えば、ウランの場合、サンプルの
U238とPb207の比率から、年代を算出します。
(U238がどのくらいPb207に
変わっているかを見ます。)
サンプルの量は、結果に影響を与えません。
したがって、たとえ「激変」によって
地表近くのウランの総量が変化した
としても、この年代測定法は有効です。

また、年代測定を行う場合、
採取されるサンプルは一般に
地層から取られます。
その地層の年代を調べるのですから、
当たり前と言えば当たり前ですが、
地層は、沈殿後、外部からの撹拌を
受けていないことを
保証してくれます。
言い換えれば、「激変」の影響を
受けていないことを意味します。
したがって、ある地層からサンプルを
取って放射性同位元素年代測定法を
用いれば、その地層の年代について、
正確な値を計ることができます。

同位元素年代測定法については以上。

投稿: | 2011年10月16日 (日) 22時20分

年代測定法の議論、まだ、
残っていましたね。

>少なくとも炭素については、アカンバロ恐竜土偶の真贋騒ぎでは紀元前1640年、4530年、1100年とあまりのばらつきのひどさに使い物にならなかったそうですね。

>1980年5月18日に起きた噴火によって出来た大きな馬蹄形の噴火口の辺りで採取されたサンプルはポタシウムーアルゴン年代算出法で35万年から280万年とでたそうですね。

>グランドキャニオンの北縁の、ほんの何千年か前に噴火して出来たものがルビジウムーストロンチウム等時法によって、10億3400万年前と算出されたそうですね。

それだけですか?
もっと、例を挙げて下さいませんか?
そうすれば、年代測定法の
適した条件、適さない条件が
見えてくると思うのですが。。。

投稿: | 2011年10月16日 (日) 22時42分

神が全ての生物を創り、
ノアがそれら全てを一つがいずつ
方舟に乗せたのであれば、
なぜ、現代に恐竜は生き残って
いないのでしょうか?
聖書的解釈をお願い致します。

投稿: | 2011年10月16日 (日) 22時49分

>少なくとも炭素については、アカンバロ恐竜土偶の真贋騒ぎでは紀元前1640年、4530年、1100年とあまりのばらつきのひどさに使い物にならなかったそうですね。

>1980年5月18日に起きた噴火によって出来た大きな馬蹄形の噴火口の辺りで採取されたサンプルはポタシウムーアルゴン年代算出法で35万年から280万年とでたそうですね。

>グランドキャニオンの北縁の、ほんの何千年か前に噴火して出来たものがルビジウムーストロンチウム等時法によって、10億3400万年前と算出されたそうですね。

1つ、法則性が見つかりました。
どれも、
「サンプルが非常に新しい」
ということです。
新しい、ということは、
年代測定に不利に働きます。
なぜなら、減衰の速度が速いからです。
そのため、どうしても精度が下がります。
種明かしができたので、
そんな例をいくつも
挙げて頂かなくても結構です。
要求しておいて済みません。
謹んで、取り消させて頂きます。

投稿: | 2011年10月16日 (日) 23時12分

その地層ですが、長い時間という割には、広範囲にわたってウエハースのようにきれいに重なり過ぎていませんか。

湾曲や断層を見ても、きれいに重なった地層が曲がったりずれたりしている範囲があまりに広い。 

例外は噴火や大規模な崩落や川の跡など、くらいのものではないでしょうか。

細かく言えばまだいろいろあるでしょうが。

こういう積もり方は、水中でいっきに大量の土砂が積もらないと、普通はあり得ないはずでしょ。

しかも、このきれいな堆積はある地層を境に途絶える。

46億年前の先カンブリア以前は、地球誕生の年代とおっしゃるかもしれないけど、地層のあまりにきれいな堆積がその時代まで続くというのは、どうしてと説明しますか。

投稿: cova | 2011年10月16日 (日) 23時36分

>「サンプルが非常に新しい」ということです。
>新しい、ということは、年代測定に不利に働きます。
>なぜなら、減衰の速度が速いからです。
>そのため、どうしても精度が下がります。

つまり、35億年という太古であっても、仮にタイムマシンがあってリアルタイムで測定できたなら同じことが起きませんか?

投稿: cova | 2011年10月16日 (日) 23時43分

>ノアがそれら全てを一つがいずつ方舟に乗せたのであれば、なぜ、現代に恐竜は生き残っていないのでしょうか?

いわゆる未確認生物と呼ばれる中に、恐竜ではないかという議論がされている種類がいるようです。

恐竜は鳥に近いというのが、近年の定説でしょ?

爬虫類的な姿を期待すると、見つからないと思いますよ。

欧米では、体毛ふさふさのカラフルな恐竜はあたりまえに図鑑に載っているそうです。

さらに、飛鳥昭雄や三神たけるにいたっては恐竜は哺乳類だったと主張しています。

もしそうなら、哺乳類の未確認生物に恐竜が混ざっている可能性さえ出てきます。

それと、代表的な種を網羅すれば基本的な生態は再現できます。

適応放散による分化で、多様性も再現は可能です。

投稿: cova | 2011年10月17日 (月) 00時09分

>その地層ですが、長い時間という割には、広範囲にわたってウエハースのようにきれいに重なり過ぎていませんか。

>湾曲や断層を見ても、きれいに重なった地層が曲がったりずれたりしている範囲があまりに広い。 

いや、それは教科書に載っているのがそういう場所ばかりというだけで。。。
実際、理想的な地層というのは、
地質学者達が血眼になって
探し当てた成果物です。

>こういう積もり方は、
水中でいっきに大量の土砂が
積もらないと、
普通はあり得ないはずでしょ。

逆です。
一気に来たら、対流が起こって、
地層が撹拌され、下手をすれば、
下の地層まで浸食しかねません。
ゆっくり、静かに積もったからこそ
きれいな層になっているのです。

>つまり、35億年という太古であっても、仮にタイムマシンがあってリアルタイムで測定できたなら同じことが起きませんか?

だれが、そんなバカな事をしました?
リアルタイムって、そこに戻れる、
ということは、すでに、測定するべき
年代をすでに知っていなくては
ならないのではないでしょうか?
何のための年代測定か意味不明です。

>いわゆる未確認生物と呼ばれる中に、恐竜ではないかという議論がされている種類がいるようです。

恐竜の全種が生き残っているはず
なのに、未だ、一種も「確認」されて
いないというのは、
やはり、不可解に思えます。

>爬虫類的な姿を期待すると、見つからないと思いますよ。

では、どのような姿を期待すれば
見つかるのですか?
例えばティラノサウルスの
子孫の姿は?
具体的にお願いします。

>もしそうなら、哺乳類の未確認生物に恐竜が混ざっている可能性さえ出てきます。

また、出てきましたね。
「未確認生物」
そうですよね。見つからないものは、
全部、「未確認」にしておけば、
簡単でいいですよね。

再度、繰り返しになりますが、
2億年以上に渡って、多種多様な
形態に分化して繁栄を続けた
恐竜の全ての種が生き残っている
はずなのに、そのうちの一種も
未だ確認できない、というのは、
到底、理にかなっているとは
思われません。

この点、再度、ご回答願います。

投稿: | 2011年10月17日 (月) 09時46分

じゃあ、言い方を変えましょ。

>「サンプルが非常に新しい」ということです。
>新しい、ということは、年代測定に不利に働きます。
>なぜなら、減衰の速度が速いからです。
>そのため、どうしても精度が下がります。

制度が下がった結果が、数千年前の出来事が10億3400万年前という数値ですか?

35億年前は、あなたが言った数値です。

数千年でも「サンプルが非常に新しい」から、減衰の速度が速いのでどうしても精度が下がり、10億年という数値が出ると受け取れますよ。

なら、4~5000年前が35億年前に近い数値になる場合もあり得るのですか?

4000年前の地層が、数十億年前に見えるということですか?

そして、その数十億年前に見えた地層から出た化石を元に今度は年代を推定したものも、多いのでしょうね。

投稿: cova | 2011年10月17日 (月) 11時21分

恐竜について検討してみると、爬虫類ではありえないのはまず、間違えありません。

最新研究でも、鳥に近い図を描くものが増えています。

そして、恐竜の子孫が鳥と主張する人は多いです。

さらに、鳥と哺乳類の境目も、調べてみると案外あいまいです。

また、哺乳類型爬虫類に分類された仲間は、現在では爬虫類型哺乳類に分類されています。

それは単弓類なのですが、恐竜の仲間には単弓類と見られていたものがあります。

従来からの爬虫類の分類に引っ張られて双弓類の亜綱にされていますが、穴は明らかに一つなので足の付き方や心臓の構造から言っても哺乳類に分類されてもおかしくないのです。

爬虫類に分類されてきたもので、体毛があるのは恐竜だけです。

むしろ、鳥類や哺乳類に近いと言えるでしょう。

そして、四肢がはっきりしている、体毛の多いものと少ないものがある、これは哺乳類の方が近いと言えます。

多くの恐竜に素嚢があるけれど、素嚢にはミルクを出す能力があるのです。

恐竜がミルクを与えていた可能性は、否定する方が馬鹿げているでしょう。

もし、恐竜が哺乳類であったら、目撃例が少なく生態が不明な哺乳動物の中に、いる可能性は十分にあり得ます。

投稿: cova | 2011年10月17日 (月) 11時56分

>ゆっくり、静かに積もったからこそきれいな層になっているのです。

つまり、たっぷりな水が必要なわけですね。

でも、比較的短期間でないと、私たちが知っているようなきれいな層になるでしょうか?

その意味で、いっきと言ったのですが言い方が不十分でした。

>理想的な地層というのは、地質学者達が血眼になって探し当てた成果物です。

そうでしょうか?

それほど特別なところでなくても、散歩しながらでも、きれいな層になっている地層断面は、見かけることはよくありますよ。

投稿: cova | 2011年10月17日 (月) 14時12分

>つまり、たっぷりな水が必要なわけですね。

それはそうでしょう。
地層の大部分は海の底で形成される
のですから。
(まぁ、まれに湖や川なんてのも
ありますが、小数派です。
陸上で、というのもありますが、
これも少数派です。)

でも、比較的短期間でないと、私たちが知っているようなきれいな層になるでしょうか?

何故、
「短期間でないときれいにできない」
と考えるのか、そこが逆に
理解できません。
その根拠を教えて下さい。

>数千年でも「サンプルが非常に新しい」から、減衰の速度が速いのでどうしても精度が下がり、10億年という数値が出ると受け取れますよ。

あくまでも、本当に、
「サンプルが非常に新しければ」
ですよ。
それ以外の場合は、おおむね、
正確な値が算出されていると思います。
数千年経ったサンプルなら、それほど
悪くない精度で年代測定できるのでは
ないでしょうか?

また、科学者だってバカではありません。
1つの地層の1つのサンプルを
放射性同位元素年代測定法で
計った値をそのまま鵜呑みにする
ようなまねはしません。
例えば、その上下の地層についても
同様に、年代測定を行う。
(というか、おそらく露出している
全ての層について年代測定を
行っているものと思われる。)
また、別の年代測定法と組み合わせる。
あるいは、年代がすでに特定されて
いるイベントの影響が、
その地層にきちんと反映されているか
確認する。
など、二重三重に確認作業を
行っています。
従って、
>なら、4~5000年前が35億年前に近い数値になる場合もあり得るのですか?

は、あり得ません。

>そして、恐竜の子孫が鳥と主張する人は多いです。

ということは、ノアの方舟の時には、
「鳥」は存在しなかったのですか?
鳥の”祖先”である恐竜が
方舟に乗ったということは、
方舟には「鳥」は乗らなかった、
と解釈してよろしいですね?
創世記では鳩や烏が出てきますが、
この矛盾はどう解釈すれば
よろしいのでしょうか?

>もし、恐竜が哺乳類であったら、目撃例が少なく生態が不明な哺乳動物の中に、いる可能性は十分にあり得ます。

また、この論法ですか。
「いるかも知れないけど、未確認。」
これほどずるい記述は、なかなか
ないように思われます。
「絶対にいない」ことを証明する
ことの困難さにつけ込んだ、
非常に卑怯な論法かと思われます。

>理想的な地層というのは、地質学者達が血眼になって探し当てた成果物です。

「理想的な」ですよ。
単に「きれいな」とは違います。
多くの研究者が欲しいと思っている
年代を含み、化石など、
科学的証拠となるものを豊富に
含有している地層のことを
さして書いています。

疑問点への回答、
よろしくお願い致します。

投稿: | 2011年10月17日 (月) 18時55分

唐突ですが、ウイルス対策ソフト、
使っていますか?

科学技術はウイルス対策ソフトと
似たところがあります。

大部分については、きちんと
カバーしますが、ごくたまに、
検出し損ねたり、誤検出をしたりします。

しかし、検出ミスをするから、
といって、対策ソフトそのものが
全くの無用の長物である、
という議論が無意味であることは
ご了解頂けると思います。

科学技術も同じです。
絶対確実に完璧な値を出してくれる
とは残念ながら言えません。
たまには間違えた答えも出します。
しかし、だからといって、
その技術そのものをまるごと
否定するのは、性急に過ぎます。
他の99%がそれでカバーできるなら、
リスクを保有して、それを使うのも、
1つの手なのです。

そして、よりよい技術が
発見されればそちらに乗り換えれば
それで良いだけの話なのです。
(それも、100%ではない
危険性を含んではいますが。)

科学技術に対する心得

投稿: | 2011年10月17日 (月) 19時15分

ノアの時代にも、当然、鳥はいました。

もちろん、箱舟に乗っていました。

でも、あなたは、ダーウィニズムの立場なのでしょ?

恐竜は爬虫類の立場なのでしょ?

私は非ダーウィニズムの立場からみて聖書を検証したら、矛盾が見えないので驚いているのです。

聖書肯定派にめずらしい、進化論者です。

私ははっきりと、恐竜は鳥類や哺乳類に近く、特に哺乳類に分類する方がすっきりする立場に立っています。

でも、それじゃあ、平行線になると見たから定説についても考慮して議論を進めています。

わたしは、地層そのものを議論しているのです。

多くの研究者が欲しいと思っている年代を含み、化石など、科学的証拠となるものを豊富に含有している地層は、確かに貴重でしょう。

だが、地層は水中で出来るというなら、いたるところで見つかるのは、なぜですか?

長期にできたなら、あまりに境界面がきれいなのは、なぜですか?

まるで、土の質を分類したかのように、地層ができているのはなぜですか?

そもそも、時代ごとに積もる土の質が劇的に変わるのですか?

長期にできたなら、季節を反映して、年輪のような地層があっても良いのではないですか?

だから、短期間に分厚い地層ができたと見る方が自然なのです。

時代ごとに、積もる土の質は劇的に変わるのですか?

もしそうなら、従来の年代測定法は妥当なのですか?

投稿: cova | 2011年10月17日 (月) 19時28分

>ウイルス対策ソフト、使っていますか?

使ってますよ。

>科学技術も同じです。

そうでしょうね。

>絶対確実に完璧な値を出してくれるとは残念ながら言えません。

>たまには間違えた答えも出します。

そうでしょうね。

>しかし、だからといって、その技術そのものをまるごと否定するのは、性急に過ぎます。

丸ごと否定はしません。

有効なら、大いに使います。

>他の99%がそれでカバーできるなら、リスクを保有して、それを使うのも、1つの手なのです。

当然でしょ。

ただ、適応限界を見極めないで使うのも、危険ですよね。

投稿: cova | 2011年10月17日 (月) 19時42分

>あくまでも、本当に、「サンプルが非常に新しければ」 ですよ。

あなたは、マックスウェルの悪魔を知っていますか?

もし、その場にこんな奴がいたらこうなるよ、という議論です。

現実に過去、それも太古の地層ができた瞬間に立ち会える研究者など、もちろんいません。

だが仮にいたならば、彼、あるいは、彼女は、まったく同じ問題に直面したのではないですか。

比較的新しいとわかっているイベントが、35万年から280万年とか、10億3400万年前とでる測定結果を彼らは目の当りにするのでは、ないですか?

現実には、太古のイベントをリアルタイムで測定した研究者はいません。

現代の私たちは、時代を超えて彼らの直面したであろう事態を見ている可能性を、否定できるでしょうか?

投稿: cova | 2011年10月17日 (月) 19時53分

未確認動物には、天狗や河童のような妖怪の類や、小説などのために創作された存在は含まれません。

また、ジャイアントパンダやローランドゴリラも生物学的に確認されたのは19世紀以降です。

つまり、ジャイアントパンダやローランドゴリラは、18世紀以前の人々にとっての未確認動物でした。

恐竜も、21世紀以降になって生物学的に確認される存在になる可能性を否定できるでしょうか?

投稿: cova | 2011年10月17日 (月) 20時36分

>恐竜は爬虫類の立場なのでしょ?

違います。
この点に関しては、ある程度、
同じ考えの中にいるのではないか、
と感じています。
恐竜は定温動物だったのではないか、
と考えております。

>ノアの時代にも、当然、鳥はいました。
再度、問います。
ということは、ノアの方舟には、
鳥と恐竜が両方が乗っていた、
ということですか?

>マックスウェルの悪魔
ググっても、例の熱力学のやつしか
引っかからないようなのですが。。。
しかも解けているパラドクスですし。。。

>比較的新しいとわかっているイベントが、35万年から280万年とか、10億3400万年前とでる測定結果を彼らは目の当りにするのでは、ないですか?

放射性同位元素年代測定法が
新しいサンプルの年代測定に
あまり向かない可能性については、
先に述べたはずです。
逆に言えば、古いサンプルには、
割と有効だ、ということです。
それが、考古学において、
この年代測定法が多用される
大きな理由なのではないでしょうか?

従って、タイムスリップした
観測班のデータより、現在の
観測班のデータの方が、より
精度が高い可能性が充分に
考えられます。

>長期にできたなら、あまりに境界面がきれいなのは、なぜですか?

>まるで、土の質を分類したかのように、地層ができているのはなぜですか?

それについては、
http://www.max.hi-ho.ne.jp/lylle/chisou1.html
を参照して下されば、ご理解
頂けるかと思います。
本来はここにずらずらと記述
すべきかも知れませんが、
それよりも、このページを
見て頂く方が、要らぬ誤解や
認識のずれを防ぐことができる
と考え、あえて、リンクの紹介に
とどめました。

>恐竜も、21世紀以降になって生物学的に確認される存在になる可能性を否定できるでしょうか?

何度も書くようですが、
「存在しない」事の証明は、
極めて困難です。
しかし、だからといって、
それだけにすがっても、
「存在する」ことの積極的根拠とは
なり得ません。
どうか、その点、誤解なきように。

>ただ、適応限界を見極めないで使うのも、危険ですよね。

そうですね。
あなたが最初に
放射性同位元素年代測定法では、
でたらめな値が出るとした、
活火山からのサンプルなどは、
まさにその良い例ではないでしょうか?

投稿: | 2011年10月18日 (火) 07時21分

岩石の破片を水に入れてよくかき混ぜ、静かに放置すると粒の大きいものから先に沈んでいきます。

これと似たようなことが海底で起こります。

つまり、これとおなじことがまさに地層で起きているわけです。

しかし、だとすれば地層はただ一度の堆積で今見てる姿の大半ができたことになりませんか?

グランドキャニオンのコロラド川の流れが作り出した大峡谷は、全長446km、深さ1.6kmです。

かつて海の底だったというけれど、相当量の土砂が短期間に堆積しないと、こうはならないでしょ。

この土砂、どこからきたのでしょう?

想像を絶する大洪水でなければ、これだけの土砂、沈まないでしょ?

もし、その場にこんな奴がいたらこうなるよ、という議論、つまり思考実験の例としてマックスウェルの悪魔をあげたのです。

いいですか?

あなたはこうおっしゃいました。

>「サンプルが非常に新しい」ということです。
>新しい、ということは、年代測定に不利に働きます。
>なぜなら、減衰の速度が速いからです。
>そのため、どうしても精度が下がります。

ならば、仮想の研究者を数千年前に派遣して調査させたなら、彼らも同じ問題に直面するはずですよね?

半減期とは、統計学的に見てこういう傾向があるということでしょ?

個々の放射性元素がいつ崩壊するか、わからないので、個別には、相当のばらつきが出るが、統計をとれば半減期という結果が見える。

このばらつきから本質的に誤差が出るとしたら、我らの仮想研究隊も今日の我々と同様な問題に直面するとみるのは自然ではないですか?

未確認生物、あるいはUMAと呼ばれるなかに、姿から推察して恐竜ではないかとみられる生物の目撃例があるそうです。

現代にもし恐竜がいたら大発見だが、はるか昔に滅んだのでいないことになっている彼らがもし現代にいれば、定説は危うくなるのでそう簡単には認知されないでしょうね。

しかも、目撃された姿は明らかに未知の哺乳類らしいですよ!

恐竜は定温動物だったのではないか、と考えているあなたなら恐竜が鳥類や哺乳類の可能性は排除しないでしょ?

白頭山などには、伝説のドラゴンそっくりな生物の目撃例があるそうです。

ロシアや中国でも、同様な目撃例があると言います。

体を上下に波打たせながら、水中を進むそうです。

また、カンガルーに似ているが体を水平に倒して走る謎の生物の目撃例もあると言います。

これら目撃例の中には写真が残っている場合もあり、未確認生物とかUMAを扱った本の中には収録されているものもあるので、書店で立ち読みでもいいですから見かけたらご覧になってください。

投稿: cova | 2011年10月18日 (火) 08時20分

そうそう、箱舟ですね。

幼い子どもであれば、小さいしおとなしいだろうから、動物たちは相当な数と種類、乗ったでしょうね。

そのなかには、恐竜の子どももいたかもしれませんよ。

投稿: cova | 2011年10月18日 (火) 10時06分

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