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スカンジナビアと日本?「シア」「シャ」のある地域 その3

「シア」「シャ」のある地域には、ミクロネシア、ポリネシア、メラネシアのほかマレーシア、ロシア、ギリシャ、ペルシャがあるのです。

 ミクロネシア、ポリネシア、メラネシアの「ネシア」は、ギリシャ語によるものだそうで、現地語にはあまり関係が見られないね。

でも、古代日本を語るうえで避けて通れない地域でもあるのですよ。

マレーシア、ロシア、ギリシャ、ペルシャのうちで、マレーシアは東アジアなので日本に関係があっても不思議はないです。

ロシア、ギリシャ、ペルシャについても、日本との類似や繋がりが見えるです。

 ロシアからヨーロッパ全域に渡って、「スク」や「ツク」のつく地域が多いね。

 ロシアのスクやツクのつく地域は、ロシアと日本を繋ぐ接点かもしれないね。

ヨーロッパのスクやツクのつく地域は、ドイツのプロイセンとも呼ばれるプロシアが関連していそうです。

 ドイツと日本を、ゲルマンから眺めたら意外なことが見つかりましたね。

ストーンサークルだったですね。

 日本と、イギリスと、ドイツは、ストーンサークルで繋がるのよね。

ゲルマンの一族であるゴート族は、スカンディナヴィア半島を発祥とする民族かもしれないのです。

ストーンサークルと類似するものが、ゴート族を含むゲルマン系民族がポーランド一帯に遺したスカンディナヴィアで発掘されているというのです。

スカンディナヴィア南部は、ゴートランドあるいはイェータランドと呼ばれる地域です。

 スクやツクのつく地域と、ゲルマンの関係は探る必要がありそうね。

今回は、「ビア」「ニア」「リア」の付く地域を含めて考えてみたいのです。

ロマ音楽は、奇妙なほど日本の音楽と似た特徴があるのです。

ロマ音楽が大きく影響しているといわれる国には、よく見ると面白い傾向が見られるのです。

 インド・トルコ・マケドニア・アルバニア・セルビア・ギリシャ・ルーマニア・ブルガリア・ハンガリー・ロシア・スペイン・フランスなどね。

マケドニア・アルバニア・セルビア・ルーマニア・ブルガリアのように、「ビア」「ニア」「リア」の付く地域が含まれているのです。

ハンガリーについては、「リア」がつくハンガリアのような言い方もあるけれど、「ハンガリーの」「ハンガリー風」という意味合いが多いです。

ハンガリー語の語順が日本語と似ているなど接点があるので、多少強引だけど、「ビア」「ニア」「リア」の付く地域に含めて考えてみたいです。

「ビア」「ニア」「リア」は、「シア」「シャ」の転化である可能性は、十分にあるのですし。

「ビア」「ニア」「リア」「シア」「シャ」「スク」「ツク」、これらはみな「~の国」「~の土地」を指す接尾辞です。

これらの語源は、「シマ」である可能性が強いのです。

川崎真治著
「世界最古の文字と日本の神々―全アジア共通の数詞トーテムによる解明 」

本書の中に、「シマ」の語源はスメルだという説が展開されているのです。

ウ・ニル(シュメール語)人口築造・丘状の神殿台閣
ダガル(シュメール語)大きく膨張した。方言ダマル。ダバル

つまり、出っ張った状態が、「ダガル」あるいは「ダマル」や「ダバル」というのです。

川崎氏は、議論をここからさらに展開するのです。

ウ・ニル・ダバル(インダス語)島
  ニル・デムマ(ドラヴィダ語)島
     デムマ(ドラヴィダ語)島。丘状の土地も含む  
     ル・マ(沖縄の波照間)島
     ロ・マ(沖縄の加計呂間)島
     ラ・マ(沖縄の慶良間)島
     シ・マ(倭人語・日本語)島

私は、発音が平唇音的か丸唇音的かの差が、これらの違いを生んだと見たいです。

 そうそう、アラスカも「スカ」が付きますよ。

アラスカは、アメリカ大陸ですね。

「アラスカ」の名は、アレウト族の言葉で「半島」を意味する"Alakshak(アラクシャク)"から来ているのです。

 川崎氏の展開した転化の延長線上に、乗りそうね。

アレウト族(Aleut) は、アリュートとも呼ばれるアラスカとカムチャツカの間にあるアリューシャン列島の先住民族です。

アレウト族自身は、Unangaxと名乗っているそうです。

アレウトの祖先は、氷河期に北東アジアから渡ってきたとされるです。

 北東アジアといえば、当然ロシアも入るでしょ。

マレーシア、ロシア、ギリシャ、ペルシャ、の名前でこんな議論を展開したことがあったです。

「シア」「シャ」を接尾辞とみると、語幹はそれぞれこうなるです。

「マレー」、「ロ」、「ギリ」、「ペル」

面白いのは「ペル」で、南米に「ペルー」があるのですね。

共通するのは、ともに太陽神信仰をしたことです。

太陽神に、ギリシャ神話の「Ἥλιο?(ヘーリオス)」がいるのですね。

ギリシャ語の「オス」は「(なんとか)人」「(なんとか)教徒」という意味です。

となると、ヘーリオスとは「ヘーの民」と解釈してもいいのかもしれないです。

もしそれが言えるのなら、こういっていいことになるのかです。

「ギリシャに「へーの神」つまり、「ヤハウエの神」をあがめる人々がいた」

しかし、「へー」を「ラー」の転化とみたらどうでしょう。

ギリシャとエジプトの交流の深さからいえば、ラー信仰がわたっていても不思議ではないです。

そう思うと「ギリシャ」の「ギリ」は、「ラー」の転化とみてもいいのかです。

そこで、アラスカの「アラ」を、「アラー」と見ると面白いことになるのです。

アラスカの意味は、「アラー(崇拝者)の国」である。

アラーは、もともとは太陽神ラーなのです。

 ペルーも太陽神崇拝で、「ペルー」は「ヘー」の転化で、「へー」を「ラー」の転化で、「アラー」は「ラー」の転化とみれば…。

 繋がりますね。

「ビア」「ニア」「リア」「シア」「シャ」「スク」「ツク」のつく地域名は、太陽神で繋がっていくのかもしれないですね。

 そして、その太陽神は、ラーだとしたら。

日本の太陽神信仰も、古代エジプトとそっくりである以上、ラー崇拝であると言って良いかもしれないですね。

 「ビア」「ニア」「リア」の付く地域と日本、具体的に接点が見つかってくると面白いね、

情報が、欲しいですね。

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