時空のゆがみはどういう力によるか。
asahi.comに、この記事がありました。
アインシュタインの理論実証 米衛星、時空のゆがみ観測
http://www.asahi.com/science/update/0506/TKY201105060092.html
2011年5月6日14時7分
地球の周りの時空のゆがみとGP―Bの観測のイメージ=米航空宇宙局提供
質量が存在すると、ボウリングのボールが載ったトランポリンみたいに時間と空間で構成される4次元の「時空」がゆがむ、というアインシュタインの一般相対性理論の予言が、米航空宇宙局(NASA)の人工衛星「GP―B」の観測で確認された。
天才の考えの正しさが改めて実証された。
NASAの4日の発表によると、遠方の星が見える方角が、1年に9万分の1度ほどの割合で変化していた。
この変化は、地球の自転で発生する時空の渦の効果として理論が予言する量と一致した。
また地球の質量による時空のゆがみによる方角の変化も、理論の予言通りに観測した。
重力を扱う一般相対性理論は1916年に完成。
重力で光が曲がる「重力レンズ」効果の観測などから正しいと考えられているが、確認の実験が続いている。
76年には精密な原子時計を積んだ探査機GP―Aが、地上より重力の弱い高空では時計が速く進むはずという理論を確かめている。
同理論は時空のゆがみが光速で伝わる「重力波」の存在も予言しているが、まだ観測されていない。(ワシントン=勝田敏彦)
質量が存在すると、時間と空間で構成される4次元の時空がゆがむとは、どういうことか考えてみましょう。
質量が存在すると、時間と空間で構成される4次元の時空は押されるということでしょ。
ボウリングのボールが載ったトランポリンみたいにということは、無重力下でボウリングのボールをトランポリンに載せたらどうなるでしょう。
そもそも、載せるという行為は、上下があるから可能なのでは。
無重力下では、上下は考えなくていいはずですよね。
無重力状態の宇宙船内部は、全方向に機器が配列できますね。
つまり、上下とは、重力が働く方向と無関係ではないわけですよ。
トランポリンにボーリングのボールを載せると歪むのは、ボールが重力で引かれているからでしょ。
ボールとトランポリンだけを注目すれば、トランポリンのゆがみは、ボールが押しているのか、ボールが押し付けられているのか、区別はつかないはずです。
そして、ボーリングのボールに見立てられた質量は、どこから働きかけている強力な重力でひかれているでしょうか。
宇宙空間で観測されたわけだから、質量を引いている重力の元は、特定できませんね。
特定以前に、論理的に破綻するでしょ。
質量は、時間と空間で構成される4次元の「時空」を押していると見ないと、おかしいですねえ。
アインシュタインは、引力と同じ大きさで反対方向に働く宇宙定数がないと、宇宙は潰れると指摘しました。
その後、膨張宇宙論の登場で、宇宙定数の導入は判断を早まったと、思ったようですけどね。
しかし、アインシュタインの主張した時間と空間からなる4次元時空のゆがみは、質量が時空を押しているとみないと辻褄が合わないでしょ。
この、質量が時空を押している現象こそ、引力と同じ大きさで反対方向に働く宇宙定数の正体とみるべきと思いますが、いかがなものでしょう。
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