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恐竜の骨を見直してみた。どこへ向かうか、恐竜研究。その9

テラノサウルスの頭骨、穴の数からは一見双弓類風です。

しかし、前の方にある二つの穴は眼窩として一体と見る方が、自然ではないでしょうか。

 そういえば、前の二つの穴と、猫の頭骨の眼窩を比べてみると、眼窩と後方のくぼみと見た方がしっくりきますね。

人の頭骨でも、眼窩の後ろには穴とまでいかないけど、窪みがあります。

 テラノサウルスの頭骨を見ると、側頭窓も数からいえば紛れもない単弓。

なんとなく、テラノサウルスの側頭窓は佐渡島みたいな形でしょ。

 元が双弓だったなら、なぜ、単弓になる必要があったか、ですよね。

つまり、単弓類とみて爬虫類型哺乳類に分類した方が自然だと思いますよ。

何しろテラノサウルスには、体毛も確認されています。

 体毛があったら、テラノサウルスは爬虫類型という括りから、外したほうが良いのでは。

飛鳥昭雄や三神たけるは、恐竜自体、哺乳類だったと言い切っていますね。

 体毛が指摘されたのは、テラノサウルスだけじゃない。

さらに、体毛があったと指摘される恐竜は増えていくでしょうね。

 双弓類の基本的頭蓋骨は、側頭窩が上下に2つあるでしょ。

 爬虫類に分けられている有鱗目の基本的頭蓋骨は、下の弓が消失とされるけど、納得できる説明できているのかしら。

有鱗目は側頭窩が1つという点に注目すれば、単弓類に分類されてもおかしくないですよね。

単弓類は、哺乳類型爬虫類とも爬虫類型哺乳類ともいわれてきました。

有鱗目は、胎生を発達させた唯一の現生爬虫類なのです。

有鱗目を単弓類に分類しなおせば、哺乳類型爬虫類とも爬虫類型哺乳類とも、位置付けをし直す必要が出てくるでしょうね。

後に双弓類に分類される首長竜類などの鰭竜類、魚竜、カメなどは単弓類に分類されていました。

 その首長竜に赤ちゃんの化石が見つかる。

有燐類を、胎生を発達させた胎生を発達させた唯一の現生爬虫類としてきた、その延長線上で、首長竜に赤ちゃんがいても驚かないと言っているようですけどね。

ところが、ここに面白いことがあります。

有鱗目も、鰭竜類も双弓亜綱に分けられるのです。

 側頭窓が二つの穴のようで、二つの穴でない。

そういうことでしょ。

双弓類と紛らわしい単弓類、そういうことでしょうね。

 双弓類と紛らわしい単弓類に、胎生…。

 単弓類は哺乳類型爬虫類とも爬虫類型哺乳類とも呼ばれる。

だったら、赤ちゃんが見つかった首長竜は爬虫類型哺乳類でもいいはずでしょ。

 しかも、恐竜の消化器系は鳥に似ている。

 嗉嚢(そのう)も、ありましたよね。

嗉嚢といえば、鳩、フラミンゴ、インコ、オウムなどでミルクを出していたでしょ。

改めてこの記事を見てみましょう。

首長竜の「クー」、赤ちゃん産み子育て? 米チーム研究
http://www.asahi.com/science/update/0812/TKY201108110642.html

プレシオサウルスの母親と胎児の化石=米ロサンゼルス自然史博物館提供

プレシオサウルスが赤ちゃんを産む様子の想像図=米科学誌サイエンス提供

(C)1993Coo製作委員会

 プレシオサウルスという首長竜の仲間は、卵ではなく赤ちゃんを産み、群れで暮らしながら子育てをしていたかもしれない。

化石になった身重の母親を調べた米国の研究チームがそんな論文をまとめ、12日の米科学誌サイエンスに発表する。

 プレシオサウルスは恐竜のいた時代に海で暮らしていた爬虫(はちゅう)類。

景山民夫さんの直木賞作品で、現代に生き残ったプレシオサウルスの子「クー」を少年が育てる物語「遠い海から来たCOO(クー)」に登場。

アニメ映画にもなった。

 チームが、米カンザス州の7800万年前の地層から掘り出された化石を調べたところ、母親の腹の部分から胎児とみられる骨も見つかった。

胎児は1頭。

母親の体長は4.7メートル。胎児は少なくとも1.5メートルで、比較的大きかった。

 海で暮らす古代の爬虫類には、卵でなく赤ちゃんを産んでいたとわかっている仲間もいるが、産むのは1度に複数。

大きな赤ちゃんを1頭だけ産むという特徴は、むしろシャチや小型のクジラなど、群れを作って子育てをする現代の生き物に近く、チームは「同じような暮らしぶりだったかもしれない」と推測している。

(小宮山亮磨)

ここで注目したいのは、ここです。

大きな赤ちゃんを1頭だけ産むという特徴は、むしろシャチや小型のクジラなど、群れを作って子育てをする現代の生き物に近く、チームは「同じような暮らしぶりだったかもしれない」と推測している。

シャチや小型のクジラなどのように、群れを作って子育てをする、ここに、嗉嚢がミルクを出した可能性を重ねてみましょう。

 シャチや小型のクジラなどの、群れを作って行う子育てと、ますます、似てきますね。

さらに、恐竜の足の指の発生を哺乳類のマウスと比較した記事や、恐竜の心臓を鳥や哺乳類と似ていると指摘した記事などを、思い起こしてみましょう。

 恐竜は、鳥よりも、哺乳類に、ますます近づいていく。

見直しは、時間の問題でしょうね、

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