ヒッグス粒子の正体を疑ってみた。
E=mc²は、エネルギーと質量の同等式です。
つまり、全てのエネルギーには質量がある。
そうなるでしょうね。
でも、質量は具体的には重量で表されるでしょ。
重量は、ある大きさの重力下の質量を表すわけですね。
無重力下で質量を測定するには、慣性質量を調べるわけでしょ。
加速度と加える力を揃えれば、比較できる数値が得られます。
言い換えれば、加速度と重力は区別できないわけですね。
それが、相対性理論が示すところです。
質量に加速度を加えれば、重量の値という形で質量の大きさが測定できるわけです。
等速運動で加速度は、どうなるのでしたっけ。
等速直線運動と見れば、慣性運動の最中は加速度はないと見えます。
しかし、運動の始めには何らかの方法で力を加えるでしょ。
等速直線運動では、加速度がないのではなく、加速度によって得られたエネルギーの損失や減衰がないのです。
当然、動きやすさ、あるいは、動きにくさ、という形で質量は調べられる。
止めやすさ、あるいは、止めにくさ、という形でも、等速直線運動であれば質量の大きさは調べられるはずですね。
全てのエネルギーに、対応した重量があることになる。
そうなりますね。
ならば、光には少なくとも波長に見合った重量があると見るのは自然でしょ。
光電効果で出る電子のエネルギーは、波長に左右される。
これは、ある波長の光の質量を止めにくさで測定していることになるでしょ。
電子の質量は、どれも同じですからね。
波長の長い光は止めやすいから、電子は動かない。
波長の短い光は止めにくいから、電子は動く。
少なくとも、波長の短い光の質量は、電子が受け取ったエネルギー量を運動量で調べられますね。
光は、波長に無関係に等速度です。
重力は、大きさに無関係に等加速度です。
そして、電磁波と重力波が同じ形式の式でしたね。
ならば、重力も波長に無関係に等速度と言って良いはずでしょ。
地球は月より時空を強く歪めるから、重力が大きいと見てもおかしくない。
アインシュタインは、重力を時空の歪みによって生じると指摘していますからね。
地球の重力は、月の重力より波長が短いがゆえに、大きい。
そう言いかえても、良いはずでしょ。
ほとんどの素粒子は、質量があると見られています。
電子や陽子のような、物質を構成する側の素粒子には、例外がありません。
一方、エネルギーを伝える側の素粒子になると、光のように質量がないと見られるものがあります。
ところが、光電効果は波長によって飛び出る電子の速さが違う…。
波長によっては、電子は飛び出ないでその場で振動するだけです。
ここから得られる答えは、光には少なくとも波長に応じた質量があるということです。
物質に質量を与えると見られているヒッグス粒子の正体は、素粒子の波長ではないでしょうか。
個々の波長にばらつきがあるから、ヒッグス粒子は不安定と見られる。
おそらく、そうでしょう。
けれども、エネルギーには保存則があります。
ヒッグス粒子のエネルギー総量は、一定となりますね。
言い換えれば、ヒッグス粒子は、安定となる。
プラズマは、宇宙に存在する全物質の99.9999999999・・・%を占めています。
宇宙全体を、暗黒エネルギー(ダークエネルギー)を約70%、暗黒物質(ダークマター)を含めた物質を約30%、にした場合にうまくいくとされています。
だったら、暗黒エネルギーをプラズマのエネルギーと置き換えたらどうでしょう。
暗黒物質(ダークマター)を含めた物質は、プラズマの波長のエネルギーの質量を含めた物質量と見ても良いと、なるでしょ。
プラズマの波長のエネルギーの質量=ヒッグス粒子と置いたら、どうなります。
暗黒物質は、ヒッグス粒子とほぼ等しい。
大阪大の細谷裕教授のまとめた、ヒッグス粒子が宇宙を満たす暗黒物質(ダークマター)と同じものであるという理論は、基本的に正しい訳です。
ただし、プラズマ宇宙論の言葉で書きなおす必要はあるでしょうね。
追記。
細谷裕教授の成果が取り上げられた記事は、こちらに収録してあります。
暗黒物質とヒッグス粒子と重力?
http://cova-nekosuki.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-aed6.html
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