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和むと英語?英語VS日本語 その3

古語の「ねぐ」は「和ませる」という意味があり、神を和ませて加護を願うというところから「禰宜」となったといいます。

労ぐや犒ぐと書くと、「神の心を慰めて、加護を願う」と言う意味の方が「いたわる」「慰める」「ねぎらう」という意味より大きいです。

また、祈ぐと書くと、文字通り「祈願する。いのる。」の意味になります。

 そういえば、古語の「なぐ」は「しずまる」という意味があり、共通の語源が想像できる。

ええ。

もとは濁音なしで使われることも多かったので、清音でも比べると面白いですよ。

清音とは、撥音と促音を除き濁音符・半濁音符を付けない音節のことです。

「なく」は、上代語で打消しの助動詞「ず」のク語法で、「ないこと」を指します。

 英語の“NEG”と助動詞の「なく」は、用法が似て居そうですね。

「なく」は、「泣く・鳴く・啼く」などと記すとこう意味になります。

悲しみ・苦しみ・喜びや痛さなどをおさえることができず、声をあげたり、涙を出したりする。

身にしみて、つらい思いをする。苦労を経験する。

無理や損を知りつつ承知する。権利をあきらめたり、しかたなく身をひいたりする。

実際の内容と隔たりが大きく、それと名乗るのがはばかられる思いがする。

染色や加工のとき染料が隣の色や白地の部分に浸出する。

とくに、「鳴く・啼く」と書くと、「鳥・虫・獣などが声を出す」意味になります。

こういう、英語の“NEG”が付く言葉との類似が見えない例も多いので、あまり注目されないようですね。

ただ、「なぐ」はちょっと気になりますね。

「なぐ」は、「凪ぐ」と書くと「風がやんで波が静かになる。風波がおさまる」となります。

「なぐ」は、「和ぐ」と書くと、「気持ちが穏やかになる。なごむ」となります。

これは言い換えれば、荒れた状態の否定形というわけですからね。

「にく」は、「肉」と書くと、「主に筋肉から成る、動物の皮膚の下にあって骨に付着している柔らかい部分」です。

「にく」は、「褥」と書くと「毛の敷物。しとね」です。

「にく」は、「辱」と書くと「相手から好意を受けることをへりくだっていう語」だったのが、「体面を傷つけ、くじけた気持ちにさせる。はずかしめ。はじ。」に転化したようです。

「にぐ」は、「逃げる」の文語形の「逃ぐ」しか見当たませんね。

「にく」「にぐ」は、相手の視線や視野から外れる行為や、相手の視線や視野から外れた状態を指すのでしょうね。

「ぬく」は、「温」と書くと、「人をののしっていう語。まぬけ。のろま」となります。

「ぬく」は、「抜く」と書くと、こういう意味が出てきます。

中にはいっているもの、はまっているもの、刺さっているものを引っ張って取る。

中に満ちていたり含まれていたりするものを外へ出す。

中にはいっている金品をこっそり盗み取る。

多くのものの中から必要なものを選び取る。全体から一部分を取り出す。

今まであったもの、付いていたものを除き去る。不要のものとして取り除く。

手順などを省く。また、それなしで済ませる。省略する。

前にいる者や上位の者に追いつき、さらにその先に出たり、その上位になったりする。

新聞報道やテレビ報道などで、他社に先駆けて特ダネを報道する。すっぱ抜く。

力などが他よりすぐれている。基準よりも上である。

型にはめて、ある形として取り出す。また、ある部分だけ残して他の部分を染める。

攻め落とす。

和服の着方で、抜き衣紋にする。

囲碁で、相手の死んだ石を取る。

「抜く」は「貫く」と似た意味でも使われ、、突き通して向こう側へ出るようにする。一方から他方へ通じさせる。つらぬく。

「抜く」は動詞の連用形に付くと、そのことを最後までする。しとおす。また、すっかり…する。しきる。

「ぬぐ」は、「脱ぐ」と使うと、「身につけていたものを取り去る」となり、「裸になる」という場合も指すようになりました。

「ぬぐ」は、「ぬぐう(拭う)」となると、「ふいてきれいにする」となり、「汚点などを除き去る。また、消し去る」という場合も指すようになりました。

 「ねぐ」は、すでに触れましたね。

「ねく」はないので、「のく」にいきましょう。

「のく」は、「退く」くらいしかないですね。

こういう意味です。

今までいた場所から離れる。今までの場所をあけて他へ移る。どく。

ある場所から離れている。へだたっている。

地位・職務から離れる。引退する。

組織や仲間から抜ける。脱退する。

今までの関係を離れる。縁が切れる。

「のぐ」は、ないですね。

こうやってみると、ナ行音に「く」や「ぐ」がつくと似たような意味が並ぶでしょ。

 何者かを視野や視界から、外したり隠したりしていることが多いですね。

 あるいは、何者かが視野や視界から、外れたり隠れたりしている。

隠れるのは、影や闇の中でしょ。

英語の“NE”は否定の接頭辞です。

英語の“NEG”は、否定の接頭辞の“NE”の変形と言えるかも知れません。

例えば“Negative”は、否定の接頭辞の“NE”と可能の接尾辞“TIVE”からなる言葉で、“G”は発音の都合上現れたのでしょう。

 ナ行音に「く」や「ぐ」がつく言葉は、元を辿れば否定の接頭辞“NE”と活用の語尾の“KU”や“GU”が付いて生まれた。

そう見るのが、自然ではないでしょうか。

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