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暗黒エネルギーと宇宙定数とUFOは磁気で繋がる?

同じ地球上でも場所によって重力の大きさ、つまり重力値は異なっています。

測定点の標高が、場所ごとに異なっている。

周囲の地形の影響が場所により異なっている。

地球が完全な球形ではなく、回転楕円体のような形状をしている。

自転による遠心力が緯度により異なっている。

地球の内部構造が一様ではない。

ところが、重力は大きさが違っても、加速度は同じなのです。

おもしろいことに、光にも加速度が考えられるのです。

光子の圧力を、光圧といいます。

光子加速とは、光圧により物体が加速されることです。

光源が強ければ、光圧も強くなります。

 太陽系で一番強い光源が、太陽でしょ。

太陽の光圧、略して太陽光圧で、宇宙空間を飛ぼうという研究があります。

 太陽の光圧、略して太陽光圧、そのまんまでしょ。

 太陽光圧で光子加速されて、宇宙を旅する。

 まるで、ヨットでしょ。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプレスリリースにこうあります。

今回の議論に関係あるところだけ、紹介しましょう。

なお、「IKAROS」とは小型ソーラー電力セイル実証機です。

セイルとは、もちろん、帆のことです。

 「IKAROS」とは、宇宙ヨット。

まあ、そんなところです。

小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の
光子加速確認について

平成22年7月9日

宇宙航空研究開発機構

http://www.jaxa.jp/press/2010/07/20100709_ikaros_j.html

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成22年5月21日(日本標準時、以下同様)に種子島宇宙センターから打ち上げられたIKAROSの運用において、セイル展開後に実施した精密軌道決定により光子加速(※1)を確認しましたので、お知らせいたします。

太陽光圧による推力は1.12mN(※2)であり、想定通りの値です。

 これによりIKAROSは、惑星間航行において、光子による史上最大の加速度を発揮した実証機となりました。

(※1)光子加速とは、太陽の光子の圧力(太陽光圧)により物体が加速されること。

(※2)N(ニュートン)は1キログラムの質量を持つ物体に1メートル毎秒毎秒の加速度を生じさせる力を表す(探査機の推進力を表す)単位。

 1.12mNは、地球上で0.114gの物体にかかる重力にほぼ等しい。

後は、興味があったら自分で読んでください。

太陽光圧による推力は1.12mNと、言っているでしょ。

 光が、押した力ですよね。

 重力は、引く力、引力でしょ。

アインシュタインは、重力は質量が時空を歪めて引き出してくる力と見ているでしょ。

さらには、宇宙が安定するためには引力と大きさが同じで向きが反対の力が必要だとして、宇宙定数を導入した。

ところが、ハッブル定数が見つかり、膨張宇宙論が解釈として登場したので、宇宙定数を捨てるわけです。

赤方偏移も、見つかったし。

 だが、ハッブル定数は重力加速度の仕業とみれば、膨張宇宙論は崩壊する。

実際、宇宙で観測された光の偏移には重力加速度の仕業と判断されたものがあるのでしたね。

おまけに、赤方偏移を膨張の証拠とみるなら、収縮の証拠とみないと辻褄の合わない青方偏移も宇宙にはあるのですよ。

 青方偏移を収縮の証拠とみないためには、重力加速度の仕業と判断しないとまずい。

すでに、赤方偏移に重力加速度の仕業と判断されたものがあるから、青方偏移まで重力加速度の仕業と判断したら、膨張宇宙論は崩壊するでしょ。

さらに、宇宙定数には再評価の動きがあります。

標準ビッグバン宇宙モデルの初期条件を説明する宇宙のインフレーションモデルは、宇宙の初期に時空が指数関数的な膨張を遂げた、とするモデルです。

その原理は、宇宙項の存在に相当する真空のエネルギーの存在であるとみられているのです。

 宇宙定数は、アインシュタインの重力場方程式の中に現れる宇宙項の係数でしたね。

自然科学および数学における係数とは、積によって表された式における定数因子のことです。

膨張宇宙論とは、遠方の超新星の観測結果および宇宙背景放射、つまり宇宙マイクロ波背景放射の観測結果などから、我々の宇宙は現在、加速的に膨張しているとみるの理論です。

なんと、加速膨張を説明するメカニズムとして、宇宙項の存在が支持されています。

宇宙定数の源の有力な候補としては真空のエネルギーなどが挙げられています。

宇宙定数を仮定する大きさは、自然単位系で評価してナイーブには1の程度になるのです。

観測的には、10 − 120〈10のマイナス120乗と読む〉以下であることが分かっています。

 マイナス120乗以下って、ずいぶん小さいですね。

このギャップを埋めるメカニズムは、現代宇宙論の未解決問題のひとつになっています。

最近では、宇宙の加速膨張を担うものとして、宇宙項の可能性を含め、暗黒エネルギーとも呼ばれるダークエネルギーと総称することが普通になっているのです。

 もし、膨張宇宙論が崩壊すれば、ギャップを埋める議論も不要になる。

10 − 120以下が宇宙定数の大きさとしたら、どうでしょ。

宇宙を満たす引力も、同じくらいの大きさでないと釣り合いませんよね。

 引力と大きさが同じで向きが反対の力が、宇宙定数だから。

重力は、質量が時空を歪めて引き出してくる力です。

宇宙定数の源の有力な候補としては真空のエネルギーなどが挙げられるから、質量が時空を歪めて引き出してくる力であっても良いでしょ。

 やはり、宇宙定数は斥力としての重力。

そうみるのは、自然でしょ。

ニュートンのリンゴは、地球が引いたのではなく、地球が押しのけて歪めた時空が押したとみても、アインシュタインの重力理論と矛盾しません。

 押されて進む、まるで、ソーラー電力セイルね。

そこで、重力を操れば推力を得られる可能性があるとして、UFOの推進力は反重力という議論も出るわけです。

 反重力で飛ぶUFO、宇宙を膨張させるダークエネルギーみたいですね。

ダークエネルギーと宇宙定数を結びつける議論があるでしょ。

宇宙定数は、重力と大きさが同じで向きが反対と、アインシュタインは位置付けたでしょ。

ならば、宇宙定数が反重力の正体であっても良い。

 そういえば、磁気で重力を制御する研究もありますね。

磁気で重力を弱めたり強めたりできるというのが、最新研究の展開ですよ。

宇宙定数が、斥力としての重力であり反重力としたら、宇宙定数と暗黒エネルギーのギャップを埋めるのは磁気の力となるでしょうね。

 宇宙定数と暗黒エネルギーのギャップを埋める磁気の力は、宇宙を埋め尽くす量のプラズマの力かしら。

重力波と電磁波は、同じ形式の式で書けると言います。

反重力である宇宙定数が、宇宙を満たすプラズマの仕業で、膨張宇宙論の暗黒エネルギーに見えていたのかも知れないですよ。

 磁気で重力を弱めたり強めたりできるなら、斥力である重力=反重力としての宇宙定数も磁気で大きくなって良い。

プラズマは、宇宙に存在する全物質の99.9999999999・・・%を占めているわけですからね。

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