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あえて科学者に苦言をいいます。科学者の常識とは?その3

科学者に辛口な意見をしばしば言いたくなるのは、修理など何らかの技術のいる仕事に携わってきた経験があるからです。

ひところ、絵を描いていたこともあります。

絵の方は趣味でしたけどね。

 じゃあ、直してばかりいたわけね。

 特に絵は…。

そうそう、絵はデッサンが狂うと…。

何言わせるのですか。

 でも、デッサンが狂うと犬を描いても馬に見えたりして。

そこまで、下手じゃないですよ。

修理と絵、どちらも観察をちゃんとできることが必要です。

 それと、技術ね。

科学者の言っていることややっていることは、技術の仕事をした目から見れば、呆れてしまうことが多いことに嫌というほど気づかされます。

再現に絶対必要と言われた条件を無視したり、この現象はこれを意味していると頭から決めつけたり。

 でも、新しい経験は、まず、従来の経験に照らして似たものを探すのではないですか。

確かに、似たものは探します。

けれど、それは解釈の参考にするために探すのですよ。

解釈とは、本質や原因を知るために、行う行為なのです。

 本質を知ることは、容易ではないでしょう。

だからまず、原因を突きとめるところから、始めるのです。

 デッサンが狂っていたら、狂っているところを描きなおす。

 犬を描いて馬に見えたら、全部描き直さないといけないけど。

そこまで下手じゃないですよ。

 バラとカーネーションの描きわけは、苦労するけど…。

バラには最近、いろいろありますから…。

 ほら、そうやってごまかす。

今回は、そういう話題ではないですから。

現象には必ず原因があり、現象の再現には条件の追及と確認、そして特定が欠かせません。

技術では、原因はたんに解釈のために知るのではなく、対策を講じたり、新しいことをするために知るのです。

原因があるのは、誤差と言えども例外ではありません。

まして似通った誤差や、なにかしらの傾向のある誤差が出たら、原因の特定は流れを辿れば見つけやすいとさえ言えます。

 ばらつきのある誤差は、原因を突きとめるのは簡単ではないでしょ。

ばらつきがある場合は、複数の原因が考えられるので、突きとめるのは簡単ではありません。

予想できる場合を、丹念に探す必要があります。

時間に余裕があれば、徹底的に調べるが、そうでない場合は、影響を減らすほうを考える必要が出る場合もあります。

実験に誤差は付き物だから多少の誤差は無視するという発想では、技術の世界では生きていけません。

 細かいことにとらわれていると、全体的傾向を見落として、法則に気づかないという事もあるでしょ。

 科学は、近似的な法則を見つけ、研究を重ねて修正を重ねながら、より実態に即した法則に修正するのでは。

 そこで、多少の誤差には目をつぶる習慣があるのかも。

無視できるのは、狭い範囲でばらつきのある誤差ですよ。

目盛の見方で、どうしても多少の誤差は出ます。

デジタルでは、一見はっきりと数値が出るように見えるけど、ある大きさの刻みがあって端数切捨てや四捨五入をしているのです。

もちろんデジタルでも、その刻みの間隔を可能な限り狭めようとはしていますけどね。

 デジタルでも、誤差は出る。

当たり前でしょ。

どうやったら誤差を小さくできるか考え、どうしてもなくならないとき、あるいは時間に余裕がない時、支障が出ない範囲で影響を減らす手立てを考えるのです。

どういう条件下でどういう現象が起きたかを確かめ、原因を突きとめるのです。

そして、原因を突きとめたら解決の作業、故障であれば修理に取り掛かります。

ちゃんと現象に対処できたか、故障個所を修繕できたかは、原因をきちんと把握できたかにかかっているのです。

 狙った結果が出るためには、それなりの技術や手際の良さがいりますけどね。

当然でしょ。

でも、技術は理屈はどうあれ、形にさえなれば良いとも言えます。

どういう原理や法則があるか、調べるのは科学の仕事ですよ。

ただ、原理や法則を調べる科学と言えども、どういう条件下でどういう現象が起きたのかくらい、素直に見て欲しいですね。

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コメント

Shoot, so that's that one supopess.

投稿: Lillah | 2011年12月 6日 (火) 16時43分

Thank you.

投稿: cova | 2011年12月 6日 (火) 22時15分

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