やはり日本人は欧米人に近い?
日刊工業新聞で、この記事を見つけました。
理研など、心房細動遺伝子6種を発見
掲載日 2012年05月08日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020120508eaam.html
理化学研究所と東京医科歯科大学など日米欧の国際共同研究グループは不整脈の一種「心房細動」について欧米人の患者1万2088人を対象とした大規模ゲノム8全遺伝情報)解析を通じ、発症に関わる6種類の遺伝子を新たに見つけた。
さらに日本人集団との比較で、4種類の遺伝子が日本人と欧米人に共通していることを発見した。
心房細動の発症には遺伝的要因の関与が知られており、発症メカニズムの解明に貢献すると期待される。
成果は米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に掲載した。
グループは、欧米人の患者集団1万2088人(健常者の比較集団6万2456人)、日本人患者集団843人(同3350人)を対象にゲノム解析を実施した。
心房細動の発症に関わる遺伝子は今まで3種類しか知られておらず、今回の調査で合計9種類が見つかったことになる。
遺伝子が日本人と欧米人との近さを示す例は、ほかにもあります。
ドイツ、フランス、およびその他の北ヨーロッパ諸国に先祖をもつ小児に集中しており、オランダにも報告例がある高IgD症候群。
地中海沿岸域の人々や、中近東つまり、ユダヤ人特にセファルディ(スペイン・ポルトガル系のユダヤ人)・トルコ人・アルメニア人に現れる家族性地中海熱。
TNF受容体関連周期性発熱症候群(TRAPS)とも呼ばれる家族性アイルランド熱。
この心房細動遺伝子に関する報告が、何系の欧米人といってるか、気になりますね。
ここでいう欧州は、おそらく主にかつて西側と呼ばれた諸国でしょうね。
これまで名前が挙がっている国である可能性は、高い。
東欧を除く欧州の主要国は、今あげた中に大半入ってるでしょ。
ギリシャやイタリアの名前がないのが、不思議なくらいですね。
地中海沿岸域というくらいだから、言うだけ野暮なのかも知れないですよ。
家族性地中海熱は、地中海というくらいだから、ギリシャやイタリアは言うだけ野暮ねえ。
そういえば、高IgD症候群では、その他の北ヨーロッパ諸国に先祖をもつといって、ひとまとめにしてますね。
その他というのは具体的には、どこの国なのか、気になるけど情報がなかなか手に入らないのではっきりしたことは言えません。
それ、ちょっと残念。
秋田美人の肌の白さは、白人の血が入ってないとこうはならないと話題にしたこともありますよ。
秋田犬の血液型分布も、欧州の犬に近いということでしたね。
秋田犬が秋田美人を連れてきたのかって、ことですよね。
秋田美人が秋田犬を連れてきた可能性がある、でしょ。
オオヤマネコも、ヨーロッパからアメリカ経由で日本に来たかもしれない。
日本からも骨が出てますからね。
少なくとも、いわゆるアジアを経由しているとみるのは、難しいですね。
ますます、イギリス人とアイヌに二股かけた容貌でフランスとスペインの様式の鏃を伴って見つかった古代人骨が、アメリカのケネウィックに存在していたことの意味は大きくなりますね。
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