古代イスラエル人の顔を想像してみた。
今日の白人系ユダヤであるアシュケナジは改宗による宗教的養子であって、オリジナルの古代イスラエル人との血縁はないとみられています
では、古代イスラエル人は、どのような風貌だったのでしょうね。
アジア、とりわけ東アジアの民族の風貌は、古モンゴロイドと新モンゴロイドの混血の結果、いまのようになったと見られています。
そういえば、西方に行くほど、新モンゴロイドの特徴は薄れますね。
白人的な風貌のアイヌの生活文物は、古代イスラエルに近いと指摘されます。
アイヌは、白人的な風貌だけどモンゴロイドに分類されていますね。
この白人的風貌のために、縄文人やアイヌに対して、白人そのものという議論を立てる人々もいます。
モンゴロイド的特徴は、モンゴロイドとの混血の結果であったと、彼らは主張します
彫の深い顔の白い人、すなわち白人、すなわちコーカソイド、という論理なのね。
けれど、古モンゴロイドが白人に近い風貌であったとすれば、縄文人は白人であったと言う説を立てないでも良い訳です。
中東で分かれたコーカソイドと古モンゴロイドは、西と東のどちらに行ったかの差でしかない。
そうでしょうね。
古モンゴロイドの一部は、地中海世界を横切ってアメリカを経由して日本に渡り、縄文人となり、アイヌとなったのでしょうね。
古モンゴロイドの中には、地中海世界から、ヨーロッパに散った人々も居る。
コーカソイドにもみられる蒙古斑は、彼らが持ち込んだのかも知れないですね。
日本人にも見られる、欧州人と共通の遺伝子由来の病も、ここに関係ありますかね。
アイヌの風貌に見られるように、古代中東のモンゴロイドは古モンゴロイド的であった可能性があります。
古代イスラエル人もまた、古モンゴロイド的風貌であったでしょうね。
興味深いことに、ヨーロッパにいた新人の移動経路と見られるものはほとんど古モンゴロイドのたどっだと見られる移動経路と重なります。
新人の経路に、日本が入ってませんね。
だが、ここで議論されている新人を古モンゴロイドと同じと見てよければ、どうでしょ。
新人の一部は、日本にも来たことになるのよね。
そして、現代欧州人に近い特徴が指摘されるクロマニヨンも、新人に分類されます。
クロマニヨンこそ、古モンゴロイドの正体と見れば、縄文人やアイヌの白人的特徴も、クロマニヨン由来となるね。
しかも新人、つまりクロマニヨンの名はフランスのクロマニヨン洞窟に由来します
そして、白人的風貌で、イギリスとアイヌに二股かけたフランスとスペインの様式の鏃を伴った古代人骨は、アメリカのケネウィックから出ているのよね。
クロマニヨンは、旧石器時代晩期とされるから、クロマニヨンの分布と照らしても矛盾はないでしょ。
クロマニヨンは現代欧州人と最もよく似ているとされるが、現代人の祖ともされ、その影響の及ぶところは欧州に限定されないのは、新人の移動経路を見ればわかるでしょ。
クロマニヨンを古モンゴロイドの正体と見れば、白人や黒人にも蒙古斑がみえる理由も説明できるのね。
新人は、アフリカにも行ってますからね。
また、オリジナルのユダヤと見られているスファラディも、ディアスポラの過程で同じアブラハムの子孫であるアラブの民との交流はあったでしょね。
そのために風貌は変わっているでしょうね。
アラブ人の祖は、アブラハムとエジプト人女性ハガルに生まれた子のイシュマエルでしょ。
ユダヤ人とイスラームの伝統の間では、イシュマエルを全てのアラブ人の先祖と見ていますね。
そして、エジプト人とは、ノアの子の一人であるハムの子孫のエジプトからでた人々をさしたわけね。
のちに、エジプト人の地がエジプトと呼ばれるようになると、エジプト国民がエジプト人と呼ばれることになるが、ハガルの場合は、ハムの子孫であるエジプト人と見た方が良いでしょうね。
ムハンマドは旧約や新約の解釈を正すために活動し、彼の弟子たちによってイスラム教は始まります。
今のイスラムは聖書を読まないが、ムハンマドは新訳も含む聖書を読むように説いています
おそらく、自らの民族の宗教の啓典として、聖書を位置づけていたのですね。
同じ神を信仰する聖書の民であり、アブラハムの子孫であれば、一時的には、婚姻関係はあったでしょうね。
今のスファラディの風貌は、エジプト人の血が入っているイシュマエルの子孫との婚姻による。
旧約聖書を共有した、アブラハムの子孫同士であってみれば、そうみるのは自然ではないでししょうか。
いまの、イエスも預言者として受け入れているイスラムを見ると、ユダヤ人との婚姻を疑問視しても仕方ないでしょね。
ムハンマドの宗教改革は、ユダヤ教にとどまらず、キリスト教にも及んでいるけど、ムハンマド以前はアラブもユダヤ教だった。
ムハンマドを預言者の系譜にユダヤ教もキリスト教も入れていないのは、アブラハムとイサクとヤコブの神とする位置付けから外れているからでしょうね。
アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、という言葉がここで効いてくる。
そうでしょうね。
聖書では神の名に、アッラーは使ってないですし。
でも、アッラーは聖書の神の呼び名の一つであった可能性はある。
ムハンマドは、同胞が聖書を知っていることを前提にして、説教しているでしょ。
ユダヤ教は、文字通り、民族宗教なのですよ。
そうなると、本来の古代イスラエル人の風貌は、皮肉にも、宗教養子であるアシュケナジに似ているかもしれない。
白人的風貌のアイヌの生活文物が古代イスラエルに似ていることから推測すると、古代イスラエル人も白人的風貌だったことはありえるでしょうね。
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コメント
いや、古モンゴロイドは中央アジアで発生したはずであり中東は関係ないです。
アラブ人、ペルシア人、インドアーリア人などはコーカソイドに分類されてます。
確かに古代ヘブライ人やイエスの顔は今のアラブ人のようなものでしたが、
投稿: さまだ | 2013年5月18日 (土) 19時07分
当初、私の認識もあなたと似ていました。
けれど、情報を集めているうちに、今のような見解に辿り着いたのです。
幕末から明治にかけて日本に来た欧州人から、欧州人と勘違いされたアイヌは、縄文の末裔であり、アイヌの特徴を持ったイギリス人に似た古代人骨からフランスとスペインの形式の鏃が見つかったのです。
もちろん縄文人は、古モンゴロイドなはずでしょ。
そしてアイヌには、古代中東の遺伝子YAPプラスと、古代イスラエルの生活文物に似た日常品が伝わるのです。
これらの情報が、今回の議論の背景にあります。
投稿: cova | 2013年5月20日 (月) 14時23分