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トカゲと恐竜の赤ちゃん。どこへ向かうか、恐竜研究。その10

2012年5月11日の読売新聞にこの記事があったと言う情報を得ました。

「赤ちゃん産むトカゲの新種、一気に24種発見」

【ワシントン=山田哲朗】米ペンシルベニア州立大の研究チームがカリブ海の島に住むトカゲの新種24種を見つけ、動物学専門誌で発表した。

新種は、トカゲでは珍しく、卵ではなく赤ちゃんを産む胎生だった。

 研究チームは主に博物館の標本を調べ直す方法で、これまで見逃されていた新種のトカゲを特定した。

爬虫類は例年130種類ほどの新種が報告されているが、一つの論文で一挙に24種も新種が追加されるのは珍しい。

 ただ、キューバ、ジャマイカなどでは農家がサトウキビ畑をネズミから守るため、1872年にインドからマングースを導入。森林開発の影響もあってトカゲの数が減り、今回特定された新種の半分以上は、すでに絶滅したか絶滅寸前という。

恐竜にも、赤ちゃんを産む話がありましたね。

朝日新聞に、この記事がありました。

首長竜の「クー」、赤ちゃん産み子育て? 米チーム研究

プレシオサウルスの母親と胎児の化石=米ロサンゼルス自然史博物館提供

プレシオサウルスが赤ちゃんを産む様子の想像図=米科学誌サイエンス提供

(C)1993Coo製作委員会

 プレシオサウルスという首長竜の仲間は、卵ではなく赤ちゃんを産み、群れで暮らしながら子育てをしていたかもしれない。

化石になった身重の母親を調べた米国の研究チームがそんな論文をまとめ、12日の米科学誌サイエンスに発表する。

 プレシオサウルスは恐竜のいた時代に海で暮らしていた爬虫(はちゅう)類。

景山民夫さんの直木賞作品で、現代に生き残ったプレシオサウルスの子「クー」を少年が育てる物語「遠い海から来たCOO(クー)」に登場。

アニメ映画にもなった。

 チームが、米カンザス州の7800万年前の地層から掘り出された化石を調べたところ、母親の腹の部分から胎児とみられる骨も見つかった。

胎児は1頭。

母親の体長は4.7メートル。胎児は少なくとも1.5メートルで、比較的大きかった。

 海で暮らす古代の爬虫類には、卵でなく赤ちゃんを産んでいたとわかっている仲間もいるが、産むのは1度に複数。

大きな赤ちゃんを1頭だけ産むという特徴は、むしろシャチや小型のクジラなど、群れを作って子育てをする現代の生き物に近く、チームは「同じような暮らしぶりだったかもしれない」と推測している。

(小宮山亮磨)

恐竜を爬虫類に位置付け続けている研究者には、見方が出たと思っている人はいるかもしれません。

 でも、体毛が確認された恐竜は、すでにいくつもあるのでしょ。

そうですね。

プシッタコサウルス、ケラトサウルス、コエロフィシス、アロサウルス、ユティランヌス、ヘルレラサウルス、ユティランヌス、テラノサウルス、など、報告例は増えていますね。

そのうえ、爬虫類と哺乳類について、哺乳類型爬虫類とされた種の分類も、爬虫類型哺乳類が適切という意見が出るなど、境が揺らぐ展開が出てきていますね。

「哺乳類型爬虫類」は、「単弓類」として分類されていますね。

「単弓類」とは、頭蓋骨の左右、眼窩後方に「側頭窓」という穴が一対存在するグループなのです。

「単弓類」には、哺乳類も分類されます。

 単弓類に含まれるのは、盤竜類、獣弓類、キノドン類、哺乳形類、哺乳類、獣亜綱ね。

こうなってくると、哺乳類と爬虫類と恐竜の区別は、どんどんあいまいになりますね。

 さらに、鳥と哺乳類の間で分類に論争があったカモノハシがいるでしょ。

卵を産むが、授乳するからと哺乳類に分類されたのですね。

 でも、ミルクを出せる鳥もいるでしょ。

ピジョンミルクで有名な鳩、フラミンゴもフラミンゴミルクが知られています。

フラミンゴミルクは赤いそうです。

それから、インコ、オウムなどもミルクを出します。

たいていは、素嚢(そのう)から出すようだが、ペンギンミルクは、 胃の蓄えがなくなった後に出るもので、ハトなどのミルクとは違うのです。

素嚢は消化管の一部分で、膨らんだ形状をしており、また管壁が厚くなっており、消化に先立って食べたものを一時的に貯蔵しておくための器官です。

 素嚢は、鳥ならふつう持っているでしょ。

恐竜にも、あったとみられています。

素嚢乳では、含まれる固形分がカッテージチーズのような薄い黄色をしている点では哺乳類の母乳と似ています。

この固形分は、いわゆる乳固形分に相当する成分です。

素嚢乳は、ヒトやウシの母乳と比べると、たんぱく質と脂肪分の含有率が非常に高いです。

違いは、哺乳類ではメスだけしか母乳を作り与えることができないが、素嚢乳はオスとメスの両方の成鳥で作られ、双方が子に与えることですね。

面白いことに素嚢は、鳥や恐竜の他にも、カタツムリなどの腹足綱、ミミズ、ヒル、昆虫など、多くの動物に見られるといいます。

 消化に先立って食べたものを一時的に貯蔵しておくための器官が素嚢だから、どの種も構造は同じですか。

基本的にはそうかも知れないけど、ミルクを出せるように変化した素嚢を基本的機能だけで同じ分類に含めていていいのか、専門家に聞いてみたいところではあります。

ただ、さまざまな動物にあることから、逆に素嚢があればミルクを可能性があると恐竜に対していうことをためらう人もいるでしょう。

だが、赤ちゃんを産んだ恐竜やトカゲの仲間が、どう子育てするのか、興味はあります。

 トカゲの場合、赤ちゃんと言っても卵胎生の可能性もあり得ますね。

今回特定された新種の半分以上は、すでに絶滅したか絶滅寸前というから、早急な調査がなされたかどうか情報が欲しいところです。

 恐竜については、鳥に近いと言うなら、素嚢乳の可能性を否定してはまずいでしょうね。

案外、カモノハシのような授乳だったかも知れないですけどね。

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