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鳥居の色について改めて考えてみた。

鳥居について、こんな疑問が寄せられたのです。

前から疑問だったのですが、神宮の鳥居は何も塗料を使ってない木材そのものの色ですよね。

これは赤の鳥居とどういう意味の違いがあるのでしょうか?

あと、鳥居の素材も、赤坂見附の山王神社は石材だったリ、青銅か何かの金属のもありますよね。

こういった違いはなにか意味するところがあるのでしょうか?

ここでいう神宮とは、お伊勢様でしょうね。

 確かに伊勢の神宮の鳥居には、色はないですね。

白木であるのは、白は霊界を木は気に通じるとともに、神の声を表すのかも知れないです。

 木はまた、生命の樹をも示唆するのでしょうね。

神社という場所からして、そう解釈されても仕方ない面はあるでしょうね。

日本の神社と、古代イスラエルの幕屋や神殿は、構造が似てるとよく指摘されますから。

鳥居自体、ヨッドヘーヴェブヘーיהוהを縦に書いた形に似ているのは事実ですし。

ヨッドヘーヴェブヘーיהוהは、エホバと呼ぼうが、ヤハウエと呼ぼうが、イエスの事ですから。

 へブル文字の"ヘーה"には、鳥居そっくりの描き方があるでしょ。

"ヘーה"だけでも、ヤハウエのことですからね。

白木の鳥居は、赤の鳥居と、どういう意味の違いがあるのかということですね。

白は霊界、赤は現世に対応していると、いうことかもしれません。

 イエスは今、お隠れのヤハウエ状態であることに、対応しているしているということですか。

イエスは、天の神である御父のもとに、時が来るまで待機していると見られていますね。

天を霊界とみれば、そして隠れを死の同意語とみれば、お隠れのヤハウエ状態というのは、そうでしょうね。

 鳥居の素材も、石材だったリ、青銅することは、ありますねえ。

こういった違いは、なにか意味するところがあるのかということですね。

 イエスは自らも、石に準える発言をたびたびしておられたと思います。

石というより、岩でしょ。

マタイによる福音書には、こうあります。

ちょっと長くなるけど、第7章の24節から27節を引用しましょう。

24 「だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なう者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。

25 雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです。

26 また、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なわない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます。

27 雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました。しかもそれはひどい倒れ方でした。」

ここでいう岩は、イエスの言葉を指すと言えるでしょう。

そうそう、石ですね。

たいてい、色は白でしょ。

白は、霊界を表す色ですよ。

石は、無生命の素材である事を思えば、白い石は陰の極みとなるでしょう。

 そうなると、聖書でいう神は生きておられると言う言葉に、近いということでしょうか。

陰極まりて陽、から言えば、ここは神の臨在の場であると、告げているようにも見えますね。

 青銅は、イエスの予型の一つである青銅の蛇を指していると思えますね。

青銅というのは、面白い素材ですよ。

添加する錫の量が少なければ日本の十円硬貨にみられるように純銅に近い赤銅色に、多くなると次第に黄色味を増して黄金色となり、ある一定量以上の添加では白銀色となります。

青銅の鳥居は、もともと、赤かった可能性はあります。

 金属は陰陽で白に配されるので、それ自体で紅白を象徴し、現世から霊界に戻られたイエスを表したと見ても、面白いかもしれないですね。

今は彩度の低い緑色だけど、緑は、日本の文化では黒と青の二股をかけています。

つまり陰陽でいうところの、東西南北を示すことが出来る素材が青銅です。

 青は東、白は西、赤は南、黒は北、でしたね。

さらに、黄色味を増すことが出来るが、黄は中央で人に配されます。

 まさにメルカバーでしょ。

四つの面を持てばメルカバーを暗示するとは、飛鳥昭雄や三神たけるはしょっちゅう言ってますね。

それをいえば、ピラミッドや、仏教でいう仏と四天王も、メルカバーになってしまうでしょ。

青銅などの金属が西と霊界に配される白に配される上に、青銅自体も白くなります。

赤は南とともに現世である地に配されます。

そして、黄金色にもなれる青銅は、まさに、中央と東西南北が揃う面白い素材なのです。

 ついでに、青銅は聖堂に通じるのも、偶然でしょうか。

実用を追求した金属器は強度の点から鉄器なのに対して、祭事用となると青銅器が多いのは確かですね。

銅は貴金属とされる中では埋蔵量が多いし、さらに青銅となると温度の点から扱いやすいというのも、強度が求められない祭事用素材としては使い勝手が良かったのは事実でしょうね。

なぜに青銅か、金属の融点などの特質にばかり、正直なところ目が行ってました。

今回の対話で、青銅の色に注目して議論を試みることが出来たことに、改めて感謝。

追記

鳥居について、見落としていた色がありました。

黒木鳥居です。

濃い色の黒っぽい鳥居がほとんどだけれど、樹皮付の丸太で出来ています。

今のような鳥居の、最も古い形と見られています。

二本の柱を立てた形が、さらに古い鳥居の様式と見られるからです。

陰陽では、青は東、白は西、赤は南、黒は北、となるが、赤には地、黒には天も、配当されます。

鳥居は、神社を囲む神域の入り口を表していること思えば、黒木鳥居はここからは天の領域に入ると言う宣言が込められているのかも知れません。

樹種にもよるだろうけど、樹木は皮を剥くと真っ白ではないまでも白っぽい地の色が出ます。

白は西を表すが、北を表す黒とともに、精神世界を指し示す色でもあります。

そうなると、黒木鳥居は、樹皮が剥がれて白木になっても、ここからは精神世界であると宣言することになるでしょう。

また、まだらに樹皮が剥がれても、まだらもまた、生と死の境界の象徴とされます。

祭りの浴衣や手ぬぐいが紺の絞りであるのも、生と死の境界の象徴であるまだらを纏うことによって、霊界との境目を潜ろうとする呪術なのです。

黒木鳥居は、もしかすると、わざとまだらに剥けることを狙って立てられたのかも知れません。

これは、勿論、想像の域を出ないが、有り得る話だと思えます。

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コメント

鳥居は赤、青、茶、白、黒、無色と色々あるみたいですね。
日本のトーテムなのか?中国から伝わった門なのか?謎がいっぱいですね

投稿: NDB | 2014年1月22日 (水) 16時01分

鳥居は、もともとは二本の柱でした。

二本の柱を神域の前に立てる文化は、古代エジプトとイスラエルくらいのものでした。

日本の神話は、太陽神を中心にした三神構造で動物神を含む八百万の神々がおられる構図を古代エジプトと共有しています。

日本人の足に多いのがエジプトタイプ、しかも、日本人には古代中東のYAP遺伝子があります。

神社も拝殿と本殿をわける構造を、古代エジプトやイスラエルと共有してしています。

鳥居の起源も、中東に見た方が良いように思えます。

投稿: cova | 2014年1月23日 (木) 11時21分

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