猫と犬に引かれた先はエジプト?
これまでにも、何回か触れてきたけどアイヌ語では猫を“チャペ”と呼ぶようです。
“チャペ”は、ローマ字だと“Chape”となるのでないでしょうか。
これを“Chap”と書き換えて見ます。
こう書いてみると、妙なことに気づくのです。
猫は、英語で“Cat”、フランス語で“Chat”、ドイツ語で“Katze”、オランダ語で“Katten”、ロシア語で“Koshika”、イタリア語で“Gatto”、スペイン語やポルトガル語で“Gato”、ハンガリー語で“Macska”などです。
以前、フランス語との類似に注目したけど、綴りだけ見れば英語の“Cat”も何となく似てますね。
“ねこ”の呼び方はヨーロッパ全体を通して、明らかに一つの語源から、展開しているのが見て取れるでしょ。
そういえば、エジプトでは、猫を“マウ”とも“オッタ”とも呼んでましたね。
今ではもっぱら、“オッタ”を使うようですね。
ということは、“マウ”の方が古いのでしょうかね。
エジプシャンマウという、ネコ種の名前に名残をとどめているだけのようですね。
そうなると、“オッタ”と猫を呼んでいた人たちが、ヨーロッパにもたらし、転化によって各国語に変化したと見て取れますね。
驚くほど、発音の雰囲気や綴りが似てますからね。
こうやってみると、アイヌ語の“チャペ”はフランス語に近いことがよくわかりますね。
そういえば東北弁なまりまくりのシャンソン歌手、今は亡き淡谷のり子は、ある番組で、なんでシャンソンでなまらないのかと訊かれるとこう答えると言ってましたね。
“東北弁とフランス語は発音が似ている”と…。
でも、語順は似てないのは、面白いですね。
語順まで似ていたら、もっと早くみんなが気が付いたでしょうけどね。
英語も、アイヌ語の“チャペ”に綴りだけ見ると微妙に似てるけど。
こうしてくらべてみると、改めて、アメリカのケネウィックから出たアイヌとイギリスに二股かけた古代人骨とともにフランスやスペインの様式の鏃が出た意味が、大きいとわかりますね。
特徴を抑えて書いた縄文人の顔が、フランス人女性にそっくりさんがいる男性タレントに激しく似ていて、しかもその縄文人も女性の顔でしたね。
男の顔は母親に似ることが多いとは聞くけど、描かれた似た顔がどちらも女性って、出来過ぎでしょ。
でも、アイヌの生活文物が古代イスラエルに似ていて、イスラエル人は一時エジプトにいたでしょ。
“ねこ”は、エジプト語で“オッタ”、フランス語で“Chat”、アイヌ語で“チャペ”ですね。
丸唇音から平唇音への変化が原因で、発音が変化したと見て、エジプト語からフランス語への転化は説明できそうですね。
フランス語からアイヌ語へは、こうしてみると、わずかな差に見えますね。
それに対しアイヌ語の犬は“セタ”で、ローマ字表記は“Seta”ですね。
面白いことに、古代エジプト語で犬は“セセム”だったそうです。
現代エジプト語では、どうなのでしょ。
さあ、そういえば。
調べてない。
うかつでしたね。
でも、“セタ”と“セセム”、こうやって見るとほとんど変わってないことに驚きますね。
犬は、英語で“Dog”、フランス語で“Chien”、ドイツ語で“Hund”、オランダ語で“Hond”、ロシア語で“Sobachka”、イタリア語で“Cane”、スペイン語やポルトガル語で“Perro”、ハンガリー語で“kutya”などです。
つまり、ヨーロッパの言葉で言うと西欧の言葉に案外近い呼び方なのです。
犬の呼び方でも、フランス語は比較的近くないですか。
よくみると、“いぬ”のほうも“セセム”から転化していったと感じられそうですね。
新人と呼ばれるクロマニヨンの名称が、発見されたフランスの地名に由来することをあわせて考えると、興味深いですね。
クロマニヨンも後期旧石器時代だから、ケネウィック人とともに見つかったフランスとスペインの様式の石器と、基本的には矛盾しないと見て良いでしょうね。
定説で考えている時期との差の問題があるから、猫や犬との間に見える接点は偶然にしか感じ取れないかも、知れないけど。
特に問題となるのは、猫でしょうね。
ただ、2004年8月、キプロス島のシルロカンボス遺跡(shillourokambos)からおよそ9500年前の、人間の遺骨から距離が40センチしか離れていない猫の遺骨が発見されている点は注目して良いでしょう。
人間と共に埋葬されたこと、貝殻や磨かれた火打ち石、斧などの人工装飾品も同じ場所に埋められていたことなどから、この猫は偶然人間の墓場に迷い込んだのではなく、意図的に埋葬されたものだと考えられています。
後期旧石器時代は4万から1万3千年前と見れられているけれど、およそ9500年前となるとどちらも推定の域を出ない年代である事を思えば、ほぼ重なると言って良いかもしれないですよ。
ちなみに発掘された猫の遺骨は、現代のイエネコよりはリビアヤマネコに近い骨格をしていたといいます。
クロマニヨンは、主流派の学説ではそのまま現代人へと遺伝的に繋がっているとされています。
そして、現代人、特に欧州の人種とよく似ていると言うから、キプロス島の遺骨をクロマニヨンでなかったと判断する方が困難でしょう。
縄文時代は、年代でいうと今から約1万6,500年前というから紀元前145世紀から約3,000年前つまり紀元前10世紀、地質年代では更新世末期から完新世にかけて日本列島で発展した時代です。
約1万6,500年前から約3,000年前といえば、クロマニヨンとも十分重なります。
世界史では、中石器時代ないし新石器時代に相当する時代なので、後期旧石器時代は直前に当たり、日本でさらに発展させたと見ても問題はないでしょう。
味の好みは、日本とエジプトはほとんど変わらない。
宗教の基本的構図も、太陽神を中心とした三神構造で、しかも動物神を含む多神教であることまで似てる。
日本人の足で最も多いのは、エジプトタイプ。
さらに、犬や猫の呼び方まで、アイヌとエジプトで似ている可能性があるでしょ。
特に犬。
顔立ちまで、濃い顔の人たちは日本とそっくりな可能性が大きいとくれば、日本とエジプトを親戚関係ありと見ないわけにいかないですね。
トンカラリン遺跡と、大ピラミッドの内部構造の類似まで、吉村作治教授は指摘してますよね。
日本の神社建築は、建築様式を秦氏が持ち込んだとはいえ、あまりに古代エジプトに構成が似てます。
宗教の基本的構造の類似から言っても、違和感は全くない。
強いて言えば、偶像を置いてないくらいでしょうね。
建築素材の差を除けば。
それと、賽銭箱もでしょ。
そうでしたね。
日本の天皇さえも、地上の太陽神という構図はそっくりですよ。
天皇即位の儀式に立ち会う女性が居るけれど、古代エジプトのファラオの即位にも女性の存在が欠かせなかったでしょ。
こうしてみると、古代エジプトから引っ越してきた人々が、日本人の祖先に見えてきますね。
日本とエジプトの親戚論まで、言いたくなりますね。
追記
津軽弁でも猫は “チャペ” と言うとの、情報を戴きました。
残念なことに、若い人はあまり使わないとか。
こうやって、貴重な言葉の情報は消えていくのですね。
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コメント
ごぶさたしております。
たしか、北京語のパンダが熊猫と書いて、ションマオといったと思います。
もう10年も前の記憶です。。
中国の史書は漢字で書かれているのですよね?
各王朝の共通語はなんだったんだろう?と時々おもいます。
ブログ中、どこかに既出でしたらごめんなさい。
投稿: まるこ | 2012年11月16日 (金) 00時33分
北京語のパンダが熊猫と書いて、ションマオというのは確かなようですね。
発音はシヨンとシユンの間くらいという指摘もあります。
中国各王朝の文字について触れた記事を出したことはないですよ。
現在存在する中での最古の漢字は、殷墟から発掘される甲骨などに刻まれた甲骨文字とされています。
今のような中国語は、何時成立したのか、そういえば気になりますね。
結構いろんな民族の王朝が、交代してますからね。
投稿: cova | 2012年11月16日 (金) 15時46分