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神も苦労してる?

だれだって、どっきりする質問されたら答えに困りますよね。

その一つにこの質問があります。

「あかちゃんはどこから来るの?」

「生まれるからよ。生まれることに理由なんかないの。一つあるとすれば、お母さんとお父さんが愛し合ってるから。」

すり替えといわれようがなんと言われようが、子どもは生まれたから生まれた、これしか誰も言いようがないのでは。

そして、もっと突っ込んで聞かれても愛し合ってるからとしか誰も答えようがないのでは。

 でも、もっと皆を困らす質問がありますね。

 「どうして殺しちゃいけないの?」

答えに困ったら、こういうしかないでしょうね。

「理由なんかないよ。殺しちゃいけないことに理由なんかないの。一つあるとすれば、むかしからそうなってるから。」

しつこい相手には、こう聞きかえしたらどうなるでしょ。

「好きになるのに理由が要る?」

誰かを、あるいは何かを好きな理由を聞かれてすらすら言えるでしょうか。

言えたとしても、それは好きになったから見えてきたことでは。

たとえ好感ぐらいであっても。

殺しちゃいけないわけも、似たようなものじゃないでしょうか。

どうしてと考えるから、心にあれこれ浮かんでくる。

思わなければ考えもつかないし、考えたこともないから想像もつかない。

 でも、こんな疑問のでてくるのは、日本に神を信ずる人の少ないことが原因でないでしょうか。

 神が“汝殺すなかれ”と命じられたなら、これを疑うことは神に対する罪と恐れるから。

でも、神を信じない人には、通じないから他の国でも説明に困っていたりして。

 そういえば、最近ヨーロッパでは無宗教の若者が増えていると言う話もあるようですね。

逆に、アジアやアフリカからの布教で、教会が出来る話もあるらしいです。

アメリカの治安が悪い地域に、日本から行った宣教師もいますからね。

 そうなのですか…。

神が守ってくださると、信頼しきって赴いたようですけどね。

 そうなのですか…。

世の中にはさまざまな“べからず”がありますね。

 以前聞いた中には、こんなのありました。

 “この土手に上るべからず警視庁”

聖書には“汝姦淫するなかれ”とあります。

「姦淫」とは、辞書によると「男女が不倫な肉体関係を結ぶこと」です。

言い換えるとこうなります。

“倫理に外れた両性間の性の営みはまかりならん!”

 つまり分かり易く言うとこうですね。

 “これはあかんで!”。

不倫や肉体関係を言い換えると、こうなります。

「男女が、彼らの属する社会で、人々がそれによって善悪・正邪を判断し、正しく行為するための規範の総体に反する、特に、人間としてふみ行うべき道すじにはずれる、性欲に関する関係を結ぶこと」

裏を返せば、お勧めはこれってなるのでしょうか。

「男女が、彼らの属する社会で、人々がそれによって善悪・正邪を判断し、正しく行為するための規範の総体に基づく、特に、人間としてふみ行うべき道すじにしたがい、性欲に関する関係を結ぶこと」

これは、“世間から公認された二人が、心から愛し合っていたすならよいぞ”というのなのでしょうか。

となると、世間公認な間柄、つまり婚約者同士や夫婦であっても“愛がなければおあずけよ!”となるのでしょうか。

 たしかに、そういいたくなる。

欲望のままに交わり、子どもを邪険にする「夫婦」と称する人々は最近よくあるように、残念ながら思えます。

 彼らもまた、こういって神のお叱りを受けちゃうのでしょうか。

 「汝姦淫すべからず」

そうかも。

 倫理の基準を持つことは、大切だけど、簡単ではない。

だから、宗教と神の出番があるのでしょうね。

 そして、地獄の出番もある。

そうかも。

 でも、神も説得には苦労してるのでは。

それで、御霊の出番があるのでしょうね。

 問答無用。

ただし、縁無き衆生は度し難しと、神仏も嘆いてますがね。

イエスも、あなたの信仰があなたを救ったと言ってるし…・

 神も、大変だ…。

そうかも。

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