まな板とイエス?
まな板は、俎、俎板、真魚板って書くでしょ。
「俎」という漢字は、偏が「肉」を、旁が「台」を示す字であり、やはり肉を調理する台という意味を持つというけど、古代中国の祭器の一で生贄(いけにえ)の肉をのせる脚つきの木製の台のことでもあります。
俎というのは、もともと、生贄の肉の台だったから、神前で魚を捧げる儀式のまな板は脚付なわけですか。
そうなりますね。
生贄、つまり、犠牲として魚を奉げると言うと…。
魚は、イエスの象徴ですよね。
イエスは、しばしば、漁師を引き合いに出しているでしょ。
それを言えば、ギリシャ語で魚を意味するイクトゥス(ichthys ichtus、ΙΧΘΥΣ)は、同時にΙΗΣΟΥΣ ΧΡΙΣΤΟΣ ΘΕΟΥ ΥΙΟΣ ΣΩΤΗΡ(ギリシャ語でイエス、キリスト、神の、子、救世主)の頭文字を並べたものでもあるでしょ。
さらに、イエスは木に磔になったとあるでしょ。
魚は磔でこそないけど、木の上で犠牲として奉げられている。
これって、日本の神社には十字架こそないが、形を変えて祀られていると言いたいのですか。
面白いことに、籠神社にあった真名の壺は今、伊勢の神宮にあるはずですよ。
真名の壺は、仮に当て字だったなら、真魚の壺と書いても良いことになるのでは。
同じ名前の神器であるマナの壺も、真魚の壺と書いても良いと言うのですか。
マナの壺は、御子であるイエスの象徴であると。
それを言ったら、アロンの杖や十戒石も、聖霊や御父の象徴となりませんか。
御子は、生命の樹では、慈悲の柱に対応するのでしたよね。
そして、御父は均衡の柱、聖霊は峻厳の柱でしょ。
なら、これで良いのでは。
マナの壺→御子→慈悲
十戒石版→御父→均衡
アロンの杖→聖霊→峻厳
日本にも、三種の神器はありますよ。
八尺瓊勾玉(やさかのまがたま)、八咫鏡(やたのかがみ)、草薙の剣(くさなぎのつるぎ)でしょ。
草薙の剣は、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ、あまのむらくものつるぎ)とも呼ばれる。
古代イスラエルの三種の神器と、対応させる議論がありますよ。
これですね。
マナの壺→八尺瓊勾玉
十戒石版→八咫鏡
アロンの杖→草薙の剣
それを言ったら、大変なことになりますよ、
古代出雲には、玉藻鎮石(たまもしづし)、真種之甘美鏡(またねのうましかがみ)、押羽振(おしはふり)と言う三種の神器があったが、八尺瓊勾玉、八咫鏡、草薙の剣の事ではないかと言う声もあるのですよ。
今までのまとめてみましょうか。
マナの壺→玉藻鎮石→八尺瓊勾玉→御子→慈悲
十戒石版→真種之甘美鏡→八咫鏡→御父→均衡
アロンの杖→押羽振→草薙の剣→聖霊→峻厳
こう言ってるのと、同じですよ。
日本には、古代イスラエルの三種の神器が来ているということでしょ。
それだけじゃないですよ。
天孫一族である神武が来る以前の、縄文時代に古代イスラエルの三種の神器が来ていることになりませんか。
神武が来たとしたら弥生時代だから…。
神武以前としたら、徐福か、環太平洋縄文文化圏を通じてアメリカ経由で日本に来たと言ってることになるでしょ。
アイヌの生活文物は古代イスラエルに類似してるばかりか、古代中東に遡るYAP遺伝子のプラスまであるからといって、そこまで言って良いのかと。
問題は、証拠を見つけられるのかということですよ。
古代アメリカ史まで、巻き込むから。
当然でしょ。
さらには、古代地中海の歴史まで見直すことになるわけだから…。
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コメント
俎板は、イエス にまで、拡大解釈しなくても、いいのではないかな? あくまでも、マナを 調理した、板というあたりで止めておくほうが、良いのでは? また、マナの壺は、イスラエルの三種の神器ではあるが、 ガドのマナの壺と言われるぐらいだから、マナの壺と、イエスを 結びつけるのは、無理があるのではないか? イエスは、勿論、ガド族でもないんだしね
投稿: あまつのりと | 2013年5月26日 (日) 14時38分
ガドのマナの壺と仰るけど、天皇家のルーツは、日ユ同祖論では、イスラエルの十二部族のガドである。 天皇を指す帝(みかど)が、ガドから来たという意味のミ・ガドとなるなんて議論まであります。
日ユ同祖論が出る位、日本文化は突っ込み処満載なのですよ。
失われた10支族を探すイスラエルのアミシャブまで、日本には興味津々ですからね。
さらに、日本の精神文化の妙にキリスト教臭の強いこと、半端じゃありません。
日本布教一番乗りと思ってたザビエルが、自分は本当は二番手だったかと慌てた位ですから。
投稿: cova | 2013年5月26日 (日) 23時23分
確かに、突っ込み処満載ですが、、、天皇は、 ミ・ガド ガドから、来た ですよね、 だから、別に ガドのマナの壺持っていても 不思議ではないのですが、 そこで、なぜ、イエスが 出てくるのかなと 訊いたまででして、 イエスは、ユダ族ですよね、 天皇家は、ガドから、ユダ族にかわったんですか? アミ ・ シャブ わが民 帰る ですか、 同祖論の方として、お訊ねしたいのですが、 なぜ、 ガリラヤから、離れたまま、 帰らなかったのですか? 帰らないということは、何か訳があるのでしょ、訳がわからないまま、 認知しても、メリット デメリットが、あるのではないのですか? そのあたり、 お訊きしたいですね。
投稿: あまつのりと | 2013年5月27日 (月) 08時00分
なぜ、イエスなのか?
ここに、どうして日本の精神文化がキリスト教の匂いがしてしまうのかという問題があるのです。
三柱鳥居など、三つの鳥居が合体した鳥居についても、造化三神で説明しても良いはずなのに、御父御子聖霊の絶対三神が連想できるなど、キリスト教の影を指摘する声は後を絶ちません。
なぜ、帰らないのかについても、日本こそが、十二支族の揃った真イスラエルであって、やがてそのことが世界に明かされると説く人もいます。
いま、中東の地に帰ったところで、1億にも膨れ上がった民の安住の地となるでしょうか。
時が来るまで、神が封印していると解釈する人も居れば、真イスラエルである日本に妨害されたくないサタンに邪魔されていると見る人もいます。
日本民族の真相は何か、私はそれを日ユ同祖論やスメル渡来説もトンデモと排除せずに探っているのです。
まったくなんの根拠もなしに、この種の議論が出るわけないですから。
日本の民俗の起源や謎を理解するには、歴史に踏み込まざるを得ず、日ユ同祖論やスメル渡来説もトンデモ扱いするわけにいかないのです。
イエスやキリスト教など見えるはずがないと頭から排除せず、解釈したら見えてしまった場合どうしてなのか、別の解釈で解ける可能性はないのか、などと探らざるを得ないのです。
投稿: cova | 2013年5月27日 (月) 10時41分
ユダヤ教聖典である旧約は、メシアについての証の書でもあります。
そして、キリスト教はイエスこそが旧約の証したメシアであるとの立場に立つ、ユダヤ教原点回帰派として始まりました。
つまり、日ユ同祖と見た場合でも、ユダヤ教原点回帰派であるユダヤ人原始キリスト教が来てないと説明のつかないほど、新約の匂いが強いのです。
この理由を秦氏に求める人たちは、彼らこそユダヤ人原始キリスト教徒であったと主張します。
彼らこそ、大陸の先進技術や知識とともに日本の宗教や民俗にキリスト教を持ち込んだ張本人であると…
投稿: cova | 2013年5月27日 (月) 11時13分
キリスト教の匂いが、するからと言って キリスト教と、言い切る前に、 まず、日本人の中核が、イスラエル人であるか、否かであって、 キリスト教が、というお話は、その次であるように思う。 日本人が、ユダヤ人と同祖なら、イエスを十字架にかけた 責めを、負わねばならないということを、同祖論の方は どう思っているのだろうか? もし、日本人の中核は、イエス以前の、イスラエル人であるならば、 どうなのか? 同じ同祖を展開しても 違った 姿を見せるであろうに。 もっとも、日本人の中核が、キリスト教であれば、さらに、違った 姿を見せる、 親和か、敵対なのか、 同祖論を、論ずるのは、悪くないが、 メリット デメリットを 普段から、考えておく必要が、ありそうだよ。
投稿: あまつのりと | 2013年5月27日 (月) 15時25分
日ユ同祖論が、ユダヤ人と同祖なら、イエスを十字架にかけた 責めを、負わねばならないという視点がないように見える理由は、大まかに二つありそうですね。
一つは、純粋にルーツ探しとだけ考えてる人。
これは多そうですね。
こういう人の場合、イエスの血に対する責任がどうなるか、思っておいた方が良いでしょうね。
もう一つは、なぜかイエス以降のユダヤ人が渡来したり日本に影響を与えてることに、注目してる人。
彼らは、日本が実質的にキリスト教国以上にキリスト教的なので、この問題はすでにクリアできてると感じているのかも知れないですね。
ただ、もし日ユ同祖が事実であった場合、損得勘定抜きで受け入れるしかないでしょう。
遺伝的になりやすい病気からは、日本人は意外と欧州に近い人種であることが見て取れます。
この原因がなにかは、医学の観点からは突きとめる必要があります。
日ユ同祖に原因があるなら、さっそく、治療に活かさないとなりませんから。
なお、私は医学が本業ではないが、遺伝性疾患治療中の人から、日本人が何故欧州人に近いか直視せざるを得ない人々の存在を知らされ、事実の探求こそ最優先と思うようになりました。
日ユ同祖を受け入れないと、原因の解明に近づけない遺伝性疾患である家族性地中海熱さえ日本には存在するのです。
ある人から、日本人である私と私の親族の遺伝子の中にセファルディ系ユダヤ人、北アフリカのアラブ人をはじめとする地中海沿岸部に暮らす民族と同じ劣性遺伝子が確実に存在すると告げられたとき、たんなる興味だけでこの問題に向き合っては居られない現実に直面したのです。
その人は、自らの想いをこのように語ってくれました
この遺伝病、本当は日本人に多いんじゃないかな?と思っています。
日本人には起こらないと除外されていたせいで知られていないせいで、正しく家族性地中海熱と診断されずに他の病気の診断がされていたりしている日本人は結構いるのでは?
また、発症しない保因者としての日本人も多く存在しているのでは?
と、思っています。
このように言われると、この問題の解明に本気で取り組み、日本人の真のルーツ探しを真剣にやるべきと、感じずにはいられなくなりました。
それと、日ユ同祖であるとなった場合、イエスの血の責任から本気で逃げたいなら、クリスチャンになるべきかどうか、悩まれる方が良いのではないですか?
クリスチャンは、イエスの血の贖いによる清めに感謝する人々ですよ。
イエス存命中のクリスチャンは、ユダヤ人だけでしたよ。
ご参考までに。
投稿: cova | 2013年5月27日 (月) 17時38分