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2013年6月

もっと、子どもの心に寄り添う教育と行政を。

自由民主党・民主党・日本維新の会・公明党・みんなの党・生活の党の6党が、いじめ対策推進基本法案を衆議院に共同提出しました。

いじめ対策推進基本法案

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/183/pdf/t071830021830.pdf

児童生徒等をいじめることを禁止するというが、ただ禁止しただけでは、より巧妙化、陰湿化する危険はないでしょうか。

何故いじめたくなったのかをちゃんと突き止め、必要な手立てを講じないと抜本的対策ではないと言う発想は、ここには全く見られないようです。

いじめと言うのは、価値観や倫理観の問題以前に、心の生活習慣病と言う気がしてならないです。

感情や心の葛藤の処理が未熟な人が、どうしていいかわからないときに取る行動の一つがいじめや暴力ではないのでしょうか。

 気になる相手の気をどうして引いていいか分からない幼い子は、意地悪や悪戯でそれをやろうとするでしょ。

 いじめもまた、自分の心の葛藤やもやもやに気づいて欲しいと言うシグナルではないでしょうか。

問題は弱い子が被害にあい、心の傷を負うばかりか死ぬことさえあることです。
 加減を知らないから、そうなるのでしょう。

つまり、いじめ問題の解決に求められるのは、コミュニケ―ション力をいかに、一人一人に寄り添いながら育てるかにあるのではないでしょうか。

家庭の教育力や、学園と保護者の連携強化こそ必要であり、少人数学級と教員の教育に直接関係ない雑務からの解放こそ、急務と思われるのです。
この種の発想の次に来るのは、教育勅語や軍人勅諭の復活と感じるのは、杞憂でしょうか。
追記
いじめっ子予備軍になりそうな子を早期に見つけ出し、心のうちに真正面から向かい合って予防する手立てを講じる事こそ、必要と言う発想がないのか。
頑なになってい居るであろう彼らの心を開かせるには、時間はかかるだろう。
だが、あなたを愛している、あなたも大事なんだ、というメッセージが本当に必要なのは、誤解を恐れずに言えば、いじめている子の方だろう。
もちろん、いじめている子に手を差し伸べるだけではなく、いじめられている子を守る手だてや立ち直らせる支援が大事なのは言うもまでない。
いじめられている子もまた、恐怖から閉ざしてしまった心を開かせるのは容易ではない。
断固あなたを守ると言う、信頼が得られないと、告発してくれないだろう。
この法律は、いじめられている子を守ることを口実に、教育に介入することしか考えてない下劣な政治屋のパフーマンスと呼ぶにはあまりにひどい。
暗澹たる気持ちになる。
いじめ防止法が成立、学校に通報義務…今秋施行

読売新聞 6月21日(金)11時17分配信
いじめ防止対策推進法が可決、成立した参院本会議(21日午前、国会で)=吉岡毅撮影

 いじめ防止対策推進法は21日午前、参院本会議で自民、公明、民主各党の賛成多数で可決、成立した。

 今秋施行される。

 同法では、いじめの定義を「児童生徒が心身の苦痛を感じている」とするなど、客観性よりもいじめを受ける側の意向を重視した。
いじめに遭った子どもの生命や財産に重大な被害が出るおそれがある場合に、学校から警察への通報を義務づけるとともに、学校に対し、教職員や心理の専門家などによるいじめ防止のための組織設置を求めた。
保護者については、子どもの教育に「第一義的責任を有する」とし、規範意識を養うための指導を求める。インターネットを通じたいじめ対策の推進も打ち出した。

 付帯決議には、いじめ防止のための組織に第三者を入れて公平性を確保することも盛り込まれた。
文部科学省は、同法に基づき、対策の基本方針を定める。

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味の好みでみえる日本のルーツ?

NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版公式サイトに、「行き当たりばったり世界のお菓子探検隊」と言う連載があります。

このなかに、興味を惹かれるタイトルを見つけました。

南米、インドのお菓子に“日本の味”を発見!
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20110614/273942/
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20110614/273956/

日本の菓子で、その国の好みに合うものが輸出されることは良くあります。

だが、その国で生まれたり、食文化交流でいつの間にか持ち込まれて定着した菓子に、日本の味を感じるというのは、面白いですね。

コロンビアの人に大人気というグアバペーストは、見た目は羊羹風。

グアバの果肉を濃縮した感じの美味しさだが、想像したほど甘くもなく、酸味が利いていて梅ゆべしや、中国の山査子(さんざし)を使った菓子にも似ているといいます。

 山査子餅といって、山査子の果実に水や砂糖を加えて固めて、 薄くスライスした菓子ね。

 これも、甘いが酸味の効いた菓子だそうですよ。

山東省の菓子ですね。

 中南米も、インドも、それに山東省も、日本人のルーツ探しをしていたら出てきた地域ですね。

でも多くの日本人は、流石にインド人好みの甘さに閉口するようですね。

「世界で一番甘い菓子」グラブ・ジャムンの甘さは、一工夫して抑えれば、案外いけるそうですけど。

みっちりとした目の細かい生地に、ぎゅっと押さえるととろりと垂れるほどシロップがしみ込んでいるというから、その甘さは半端ではないようです。

けれど、甘くない生クリームと合わせるとインド風サバラン、あるいはサヴァラン、になると言う感想も出てます。

サヴァランは、フランスの焼き菓子です。

 フランスもまた、日本人のルーツ探しで出てきた国ですね。

元々は「ババ」と呼ばれていたが、フランスの有名な食通、ブリア=サヴァランにちなみ改名されたそうです。

ブリオッシュを切って紅茶味のシロップを染み込ませて冷やしたものにラム酒やキルシュをかけ、生クリームや果物で飾りつけたものや、ブリオッシュ生地を直径18〜23cmのドーナツ形の型に入れて発酵させてから焼き、キルシュ風味のシロップをしみ込ませたものがあります。

洋酒が入っているため、食べた後に飲酒運転で捕まるケースもあり、食べたら運転しない方が良さそうなお菓子と言います。

円形のサヴァランは、シロップをしみ込ませた後、上に熱したアンズジャムを刷毛で塗り、スライスアーモンド、果物やマラスキーノ・チェリー、アンゼリカなどハーブの砂糖漬け、イチゴやラズベリーで飾ります。

中央の穴にはクレーム・シャンティイ、フランジパーヌ、クレーム・サントノールなどカスタード系のクリーム、または果物を詰めます。

中央に果物を詰める場合は、サヴァランの上部の飾りも果物にし、サヴァランの周りにも果物を盛りつけます。

 アンズジャムもちょっと酸味がありますね。

 なるほど、インド風サバランになる。

サヴァランに詰める果物には、次のようなものが適しています。

マセドワーヌ・ド・フリュイは、生、シロップ煮、または缶詰のサクランボ、ナシ、アンズ、パイナップルなどを刻んで混ぜ合わせたものを用います。

砂糖とキルシュをふりかけたイチゴやラズベリーや、赤ワイン風味のシロップで煮たサクランボも合います。

 アルコール飛ばさないの。

 確かに酔っちゃいそう。

ただし、グラブ・ジャムンの製法にはお酒は入りません。

 じゃ、運転手には、インド風サヴァランで満足してもらえば良いかしら。

牛乳にレモン汁を加えて煮詰めてこしたものに、少量の小麦粉を加えてお団子を作って揚げて、大量の砂糖とインドお菓子の定番香辛料とされるカルダモンのはいったシロップに漬け込むのです。

 なかなか、手間のかかるデザートですね。

グラブ・ジャムンは、カルダモンを生地にも入れる場合も多いようです。

ローズウォーターを入れるように書いてあるものもあが、そもそも「グラブ」はバラ、「ジャムン」はフルーツの一種を意味するそうなので、こちらの方が製法としては古いのかも知れないですね。

確かめる必要はありますけど。

インドのスナック類、緑豆を揚げたというやさしい塩味のスナックから、ジャガイモなどが原料の“極細麺”を揚げたぴり辛味のもの、干しブドウやナッツ、豆などをミックスした辛くて甘酸っぱいスナック、ちょっと甘いのにぴり辛で、ものすごくスパイシーなクッキー風の菓子など、結構味は多彩だそうです。

 もっと、カレー風の味が多いかと思ってた。

カレーと言う名前の料理は、本来、インドには無いようですね。

スパイスの効いた料理が、全体として多いので、外国人から見ればインド料理はカレーだらけと思えるかもしれないですけど。

そもそも、カレーという呼び方は西洋人が始めたようですね。

「カレー」の語源には諸説あるが、インド南部の方言であるタミル語のkari(カリ)がなまったもの、という説が有力なようです。

タミル語でkariとは、「ソース、汁」という意味で、もともとは辛い食べ物ではなかったようです。

辛いスパイスの代表格「唐辛子」は中南米が原産で、インドに伝わったのは17世紀に入ってからです。

唐辛子が伝わる以前は、インド地方でとれるさまざまなスパイスで肉や魚を煮た料理だったようです。

 スパイスを用いた料理がインドのふるさとの味だから、菓子もスパイスの効いたものが多いのね。

そうかも。

 どれも、日本人の好みに合いそう。

 輸入品と言っても、インド人がふるさと味恋しさにやってる場合もあるでしょ。

 それが、日本人の好みにも合いそうなのは、面白いですね。

これらのスナックは、インド語で塩を意味するナマクからナムキンと呼ばれ、豆を揚げて塩味を付けたものが一番オーソドックスなのだそうです。

バラエティーに富むナムキンの具材だが、基本はひよこ豆などの豆類を加工したものやナッツ類だそうです。

ひよこ豆の粉のペーストを極細麺状にして揚げたブジア・セブというスナックは、サラダなどインド料理のトッピングとして使うこともあるといいます。

ブジア・セブに似ているのが、アロー・ブジアというジャガイモやひよこ豆からできたスナックです。

アローは、ジャガイモの意味です。

バターを塗ったパンの上にかけることもあるといいます。

 じゃがバターを思えば、十分にあるでしょ。

甘いお菓子というのは、インドでは特別なもので、毎日家で食べるものではないというけれど、本来そういうものでしょうね。

 日本でも、砂糖が豊富に入ってくるまでは、素材本来の甘みを、塩などで引き出してましたね。

神様に供物として捧げたり、お客さんが来たときに出したり、たまに行くレストランで食べるものなのだと言います。

 そういえば、菓子はもともと、果実の事ですね。

 甘いものが欲しければ、果物を食べるしかない。

 だから、干し柿とか、生まれてきた…。

インドスイーツは、材料によって上等なもの、そうではないものに分かれるそうです。

一番贅沢なのはドライフルーツ。

次が牛乳を使ったもので、最後の廉価菓子の材料がひよこ豆なんだそうです。

 ひよこ豆、エジプトの料理でも良く出てくるようだけど、インドでも民衆の味なのですね。

ソアン・パプディというひよこ豆が原料のお菓子は、無数の細い糸をまとめたような生地の中に、アーモンドやピスタチオが入っています。

口に入れると、すぐにふわぁっと溶けて綿あめのようで、やっぱりカルダモンが香ります。

ナッツが入ってちょっぴり上等だけど、やっぱり庶民の菓子といいます。

 綿あめのルーツ、どこでしょうね。

はっきりしないですね。

18世紀の記録にあるというこえもあれば、15世紀のイタリアという指摘もあります。

なかには、北米にはメープルシロップで作るものがあると、記す場合もあったりします。

 何らかのシロップ状のものが手に入る地域で、始まったことだけは確かでしょうね。

 15世紀イタリア説は、興味がありますね。

 当時のイタリアと言えば、ローマ帝国時代でしょ。

舎利別と当て字されることがあるシロップは、濃厚な糖液の総称でしばしば粘稠性を伴います。

 かき氷や清涼飲料水の味付けなどに用いられますね。

語源は、アラビア語で「飲み物、ジュース」を意味する「シャラーブ」(شراب; sharāb)とこれを基にしたラテン語の「シロプス」(siropus)に由来し、シラップとも音訳されます。

砂糖を同量程度の水に溶かして、とろみが出るまで熱したものが一般的です。

粘性の高さは糖に含まれるヒドロキシ基(-OH)と水の間の水素結合に起因し、工業的には、水に砂糖を溶かし、煮詰めて製造します。

シロップには、香料などを加えるものと加えないものがあります。

水に溶かした砂糖のほかに、天然の蜜や果汁を煮詰めたもの、砂糖液にアラビアガムを加えて煮てより粘稠性を増したガムシロップのようなものもあります。

フルーツシロップは、もともと果実の搾り汁を加えて果物の香りや色調を与えていました。

近現代では、人工着色料や香料を加えることが多くなったようですね。

 インドとペルシャの、繋がりに強さから見ると、ソアン・パプディの起源は中東にまで、遡るとみて良いのかしら。

エジプトやシリアには、「少女の紡ぎ糸」と言う意味のガズルバナートと言う菓子があり、日本の綿菓子とよく似ているが、綿と言うよりは、繊維に近く、1本1本がしっかりしています。

食べ方は、そのまま手で軽くほぐしながらだとか。

砂糖の他に、油脂なども使われている為か、口に入れた瞬間は綿菓子より若干堅く感じられるが、スーッと溶けてしまうのは日本の綿菓子と同じようです。

また、このお菓子はお茶請けとしてお客様にも出す事があるそうで、子供のおやつよりは1ランク上ですね。

ちなみに、子どもの綿菓子という、日本の綿菓子に当たるものもあり、色鮮やかなものが多いが、こちらは客には出さないようです。

 もともと、シロップの加工品だった事を思えば、色鮮やかな方が当たり前だったのでしょうね。

こうしてみると、庶民の味としての綿菓子は中東からイタリアを経てヨーロッパやアメリカへ、少々高級品となったガズルバナートはインドでひよこ豆を原料とするソアン・バブティとなって庶民に定着したのかもしれないですね。

 まさか、麺文化の起源も綿あめにあるとか。

それは、想像のし過ぎでしょ。

 だって、ガズルバナートはインドに渡ってひよこ豆を原料とするソアン・バブティとなったと見れば、他の材料で作れば、まるっきり麺でしょ。

 素材の差から、製法や食感は、まるっきり違ってしまったけれど。

 麺状スナックをふりかけた軽食だって、あるわけでしょ。

さらなる、調査が必要ですね。

ちなみに、ジャレビという、小麦粉と牛乳から作った生地をプレッツェルのような形にして油で揚げた新しい菓子も、登場してるようです。

シロップに浸してある、甘いけれど、さくっとした食感で、そこはかとなく、かりんとうを彷彿とさせる菓子だとか。

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クローン病は日本のどんな姿を浮かび上がらせる?

日本とアメリカやヨーロッパの繋がりは、アメリカのケネウィックで見つかったイギリスとアイヌの特徴を持った古代人骨が、フランスとスペインの様式の鏃を伴っていたことから、情報を集めていました。

 すると、家族性地中海熱という遺伝性疾患を持っている人から、こういう情報がありましたね。

 日本人である私と私の親族の遺伝子の中にセファルディ系ユダヤ人、北アフリカのアラブ人をはじめとする地中海沿岸部に暮らす民族と同じ劣性遺伝子が確実に存在している。

地中海沿岸と言う点では、フランスやスペインはまさしく面していますね。

似通った遺伝性疾患として、ヨーロッパ人、特にアイルランド人、スコットランド人に多い家族性アイルランド熱があり、日本にも発症例が報告されています。

 アイルランドやスコットランドといえばケルトの多い地域、ケネウィック人もケルトの多い地域出身のイギリス人との類似が指摘されていたでしょ。

ここで、ケネウィック人に見られたイギリスとフランスやスペインが、遺伝性疾患によって日本と繋がることが見えてきました。

日本とヨーロッパの遺伝性疾患から見える繋がりを見ていたら、高IgD症候群はドイツ、フランス、およびその他の北ヨーロッパ諸国に先祖をもつ小児に集中しており、オランダにも報告例があるようですね。

 ドイツについては、ストーンサークルから繋がりが見えそうな予感がしてきたでしょ。

日本には、ゲルマンの血が流れてると言う人もいるくらい、親近感を感じている人もいるようですね。

 ドイツ人と言っても、いろいろいるから、そうでもなかったと言う声も聞くことはありますけどね。

でも、ヨーロッパや地中海、アメリカなど、日本人のルーツとして興味深いにもかかわらず一般にあまり注目されてこなかった地域が多いでしょ。

日本とアメリカやヨーロッパの繋がりの強さを裏付ける可能性のある遺伝性疾患として、今回注目するのはクローン病です。

1932年に、ニューヨークのマウントサイナイ病院の内科医クローン先生らによって限局性回腸炎としてはじめて報告されました。

クローン病(Crohn's Disease)は、報告者クローン医師の名にちなんだ名前です。

クローン病は、炎症性腸疾患のひとつです。

略称をIBDと呼ぶことの多いD炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease)とは、大腸及び小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の総称です。

世界的にみると地域的には先進国に多く、北米やヨーロッパで高い発症率を示します。

食生活の欧米化によって患者数が増えているといわれ、食物中の物質や微生物が抗原となって異常反応を引き起こすことが、原因のひとつと考えられています。

環境因子、食生活が大きく影響し、動物性タンパク質や脂肪を多く摂取し、生活水準が高いほどクローン病にかかりやすいと考えられています。

喫煙をする人は、喫煙をしない人より発病しやすいと言われています。

とはいえ、クローン病を引き起こす原因と人種や地域によって発症する頻度が異なり、また家系内発症もみとめられることから、遺伝性であることは確かです。

最近の研究では、なんらかの遺伝子の異常を背景にもち、異物を処理する細胞やある種のリンパ球などの免疫を担当する細胞の異常反応が明らかになってきているといいます。

何らかの外来の抗原、つまり食事の成分、異物、病原体などの侵入とそれに対する免疫系の反応異常が想定されています。

 家系内発症も認められる以上、発症しやすい民族は絞れるかもしれないですね。

どの民族に発症しやすいか、気になるところです。

複数の遺伝性疾患が、日本と欧米の遺伝的近さを示しているので、クローン病もその一つに数え上げられるかもしれないのです。

欧米に多く、日本では比較的少ない疾患と見られてきたが、最近患者数が増えています。

現在のところ、単一の遺伝子異常だけで発症するのではなく、いくつかの遺伝子異常と環境因子などが複雑に絡み合って発症していると考えられています。

 アジアの各国と比べるのは、難しいでしょうか。

先進国に多いとなると、比べられる国は少ないのが現状ですね。

とはいえ、興味深いデータもあります。

韓国では、潰瘍性大腸炎についてみると、患者数・有病率共に日本より少ないとはいえ、二桁です。

ところが、クローン病は患者数・有病率共に日本よりはるかに少なく、一桁です。

 これは食生活の差か、遺伝子の差か、どちらでしょう。

様子を見る必要はあるが、日本の方が遺伝性疾患でみる限りでは欧米の飛び地の性格は強いので、遺伝子の差の可能性は考えてもいい気はします。

 世界的に発症が増えているとも言われるので、逆に言えば、その人の家系はどの民族の要素が強いかが、浮かび上がる展開も予想できますね。

 古代イスラエルの民は、世界に散ったでしょ。

 彼らとの血の繋がりの濃さの差が、発症しやすさの差に繋がっているなんてことは…。

可能性としては面白いけど、証拠をさらに集めていく必要はありますからねえ。

クローン病は20代に最も多く発症しているが、ほかの年代にもみられます。

口腔にはじまり肛門にいたるまでの消化管のどの部位にも炎症や潰瘍が起こりえるが、小腸の末端部が好発部位で、非連続性の病変が特徴です。

それらの病変により腹痛や下痢、血便、体重減少などが生じる病気です。

潰瘍とは粘膜が欠損すること、病変とは病変と病変の間に正常部分が存在することを、言います。

 クローン病とはどんな病気でしょうか。

小腸、大腸を中心とする消化管に炎症を起こし、びらん、つまり、ただれや潰瘍を生じる慢性の疾患です。

症状は、腹痛、下痢、下血、体重減少、発熱などです。

潰瘍性大腸炎と似ている点も多く、2つをまとめて炎症性腸疾患と呼びます。

症状としては、下痢、腹痛、発熱、体重減少、全身倦怠感(けんたいかん)がよくみられると言います。

血便はあまりはっきりしないこともあり、下痢や下血が軽度の場合、なかなか診断がつかないことがあるので医師の診断を訊いたが良いでしょう。

口腔粘膜にアフタ(有痛性小円形潰瘍)や小潰瘍がみられたり、痔、とくに痔瘻(じろう)や肛門周囲膿瘍(のうよう)といわれる難治性の肛門疾患を合併したりすることがあります。

また消化管以外の症状として、関節炎、結節性紅斑、壊疽性膿皮症(えそせいのうひしょう)など皮膚症状、虹彩炎、ぶどう膜炎など眼症状を合併することがあります。

潰瘍性大腸炎と異なるのは、炎症は口腔から肛門までの消化管全体に起こりえることといいます。

最も病変が生じやすいのは、回盲部(かいもうぶ)と呼ばれる小腸と大腸のつながるところの付近だそうです。

病変が小腸のみにある小腸型、大腸のみにある大腸型、両方にある小腸大腸型に分類されます。

クローン病の病変は、非連続性といわれ、正常粘膜のなかに潰瘍やびらんがとびとびにみられます。

また、 消化管の縦方向に沿ってできる細長い縦走(じゅうそう)潰瘍が特徴的です。

組織を顕微鏡で見ると、非乾酪性類上皮細胞肉芽腫(ひかんらくせいるいじょうひさいぼうにくげしゅ)といわれる特殊な構造がみられます。

大腸内視鏡検査、小腸造影検査、上部消化管内視鏡検査などを行い、このような病変が認められれば診断がつくそうです。

血液検査では炎症反応上昇や貧血、低栄養状態がみられます。

診断はまず、症状からクローン病を疑い、一般的な血液検査、糞便検査、さらに消化管X線造影検査、内視鏡検査をすることによってなされます。

その中でも消化管の病変を見つけだすのに注腸造影、小腸造影などのX線造影検査、大腸内視鏡検査といった消化管の検査が重要です。

クローン病の治療は、いまだ原因が不明であるために根本的な治療法がないのが現状です。

ただし、治療を受けている本人がクローン病を正しく理解し、治療を受ければ多くの場合は「寛解」状態になり、それを維持することが可能とのことです。

寛解とは永続的であるか一時的であるかを問わず、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態を指す言葉です。

一般的な意味で完治せずとも、臨床的に「問題ない程度」にまで状態がよくなる、あるいはその状態が続けば寛解したと見なすわけです。

その基本はあくまでも腸管に生じた炎症を抑えて症状を和らげ、かつ栄養状態を改善するために、急性期や増悪期には栄養療法と薬物療法を組み合わせた内科的治療が主体となります。

内科的には治療できない腸閉塞、穿孔、大量出血などが生じた場合は手術が行われます。

薬物療法として、サラゾピリン、ペンタサなどの5‐アミノサリチル酸製剤、副腎皮質ステロイドや6-MPやアザチオプリンなどの免疫調節薬が用いられます。

寛解を維持するために、5-アミノサリチル酸製剤や免疫調節薬が使われます。

最近では瘻孔合併などの難治の症状がある場合、抗TNFα受容体拮抗薬が比較的早期の段階で使用されるようになってきているそうです。

薬物治療以外では、血球成分除去療法が行われることもあります。

食べ物が原因のひとつとして考えられているため、栄養療法も重要で、最も重症の時には絶食と中心静脈栄養が必要です。

少しよくなってきたら、成分栄養剤(エレンタール)という脂肪や蛋白質を含まない流動食を開始します。

成分栄養剤は栄養状態改善のためにも有効です。

炎症が改善し普通食に近いものが食べられるようになっても、脂肪のとりすぎや食物繊維の多い食品は避けます。

栄養療法には、経腸栄養と完全中心静脈栄養があります。

経腸栄養療法は、抗原性を示さないアミノ酸を主体として脂肪をほとんど含まない成分栄養剤と少量のタンパク質と脂肪含量がやや多い消化態栄養剤やカゼイン、大豆タンパクなどを含む半消化態栄養剤があります。

完全中心静脈栄養は高度な狭窄がある場合、広範囲な小腸病変が存在する場合、経腸栄養療法を行えない場合などに用いられます。

病気の活動性や症状が落ち着いていれば、通常の食事が可能となるが、食事による病態の悪化を避けることが最も重要なことです。

一般的には低脂肪・低残渣の食事が奨められているが、一人一人の病変部位や消化吸収機能が異なっているため、主治医や栄養士と相談しながら自分にあった食品を見つけていくことが大事です。

症状が安定している時には、通常の社会生活が可能です。

腸に狭窄や腸管と腸管、腸管と皮膚などがつながって内容物がもれ出てしまう状態である瘻孔(ろうこう)を生じたり、腸閉塞、穿孔(せんこう)、膿瘍などを合併したりした場合、手術が必要となることがあります。

 内科的治療でコントロールできない場合には、手術が必要となるわけですね。

手術はできるだけ腸管を温存するために、小範囲切除や狭窄形成術が行われます。

インフリキシマブ(レミケード)は、抗TNF‐α抗体製剤といわれる薬剤で、高い活動性が続く場合や瘻孔を合併している場合にとくに有効だそうです。

アザチオプリン(イムラン)などの免疫調節薬も、使用することがあります。

長期にわたって慢性に経過する病気であり、治療を中断しないことが大切です。

近年、抗TNF-α抗体が開発され、その有効性が高いことが明らかにされて以来、クローン病の病態に基づく治療薬の開発が欧米を中心に精力的に進められているといいます。

特にクローン病ではTリンパ球がTh1型に傾き炎症反応を引き起こす物質が過剰に産生されていることから、これを是正するために、インターロイキン12やインターフェロンγなどの抗体の開発が始まっています。

また、抗TNF-α抗体も、抗体反応を起こさないことを期待して、完全ヒト型の抗体製剤アダリムマブ(ヒュミラ)が使用されるようになっています。

 どういう経過をたどるのですか。

再燃・再発を繰り返し慢性の経過をとります。

 再燃とは、どういう状態かと言うと。

一時的または長い期間引き続いて軽快または消失していた疾病が、再び悪化または出現してくることをさします。

再燃は完全には治っていなかったものが悪くなる場合をいい、再発はいったんは完全に治癒したものが悪化した場合をいいます。

現実には、再燃と再発は、必ずしも明確に分けられないことが多いようですね。

クローン病は、完全な治癒は困難であり、症状が安定している時期、つまり寛解をいかに長く維持するかが重要となります。

長い経過の間で手術をしなければならない場合も多く、手術率は発症後5年で33.3%、10年で70.8%と報告されています。

また、定期的に検査を受けることも必要となります

厚生労働省の特定疾患に指定されており、申請すると医療費の補助が受けられます。

 クローン病何て言うから、クローン生物の方を連想していました。

人命由来の病名には、そういうわかり難さが付きまとうのが難点ですね。

 原因が突きとめられたら、もっと分かり易い名前に変わるでしょうけど。

何時の事ですかね。

 でも、背後に何らかの民族名は浮かび上がるかもしれないのでしょ。

他の遺伝性疾患同様、なんらかの民族名は浮かび上がるでしょうね。

このクローン病については、中国語で庫隆氏症(クーロンスーヂェン)と言う名前が付くように、まだまだ、国境を越えて広がる様相を見せているので、注意と注目は必要と感じていますが…。

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八卦よい古墳?

少々前の記事だが、やはりどうも気になります。

野口王墓古墳:5段構造の八角形墳
http://mainichi.jp/feature/news/20130525k0000m040059000c.html

毎日新聞 2013年05月24日 21時11分(最終更新 05月24日 23時50分)

1961年調査の資料写真にある野口王墓古墳の切り石。

八角形の角度に合わせて並べられている=牽牛子塚古墳発掘調査報告書より
拡大写真

宮内庁の研究者がまとめた野口王墓古墳の想定図=奈良県明日香村教委の牽牛子塚古墳発掘調査報告書より
拡大写真

 天武・持統天皇合葬陵とされる奈良県明日香村の野口王墓古墳(7世紀後半)について、宮内庁が過去の調査を基に「5段構造の八角形墳」と結論付けた報告が、村教委が24日発表した「牽牛子塚(けんごしづか)古墳発掘調査報告書」に掲載された。

天皇陵は7世紀中ごろから八角形墳が採用され、野口王墓も文献などから八角形とされていたが、宮内庁が調査結果を公表するのは初めて。

 陵墓は原則として一般の研究者は調査できない。

野口王墓古墳が1235年に盗掘されたと記した文献「阿不幾乃山陵記(あおきのさんりょうき)」には、「八角形」との記述があるが、全体像は分かっていなかった。

近年、情報公開請求が相次ぎ、福尾正彦陵墓調査官が斉明天皇陵と確定的になった牽牛子塚古墳の発掘調査報告書に論文を寄稿した。

 福尾調査官は1959年と61年に行われた宮内庁の現況調査と、奈良県立橿原考古学研究所の所長だった故・末永雅雄氏らによる75年の立ち入り調査などを基にまとめた。

 それによると、野口王墓は、墳丘の測量結果などから5段構造の八角形と判明した。

高さは全体が約7.7メートル、最上段は他の段の倍の約3メートルあり、墳丘全面に加工した凝灰岩を貼り付けてストゥーパ(仏塔)のように見せていたと分析。最下段の1辺の長さは約16メートルあり、その周囲に幅約3メートルの石敷きがあったと推測した。

 大王墓は6世紀までは前方後円墳や方墳だったが、7世紀に即位した舒明天皇(天武の父)から八角形になったとされる。

中国古代思想や国土の四方八方を天皇が支配するという思想を視覚化したという説などがある。

 舒明天皇陵とされる段ノ塚古墳(奈良県桜井市)や天智天皇(天武の兄)陵とされる御廟野(ごびょうの)古墳(京都市)は墳丘の八角形部分が2段で、大型で色の異なる岩が使われている。

大阪府立近つ飛鳥博物館の白石太一郎館長は「切り石で全面を化粧しており、それ以前にはない形式が、天武天皇から始まったことが分かる。

古墳の変遷を考える上で重要だ」と評価した。

 報告書は1冊6300円で25日から販売される。

問い合わせは明日香村地域振興公社(0744・54・4577)。【矢追健介】

復元想像図は、どう見ても、八卦爻(はっけこう)に似ているのです。

爻(こう)は、易の卦を構成する基本記号です。

長い横棒(─)と真ん中が途切れた2つの短い横棒(--)の、2種類があります。

経では、前者を剛、後者を柔と呼びます。

 軽とは、経書(けいしょ)のことで、儒教でとくに重視される文献の総称ですね。

経典(儒家経典)ともいいます。

儒教において規範として尊ばれる先秦典籍のことで、儒家経典の五経、十三経などをさします。

一方、伝では陽、陰とします。

 伝(旧字体は傳 でん)とは、儒教の基本経典となる六経に対する注釈書ですね。

記(き)と呼ばれるものもあり、合わせて伝記(でんき)ともいます。

陽爻と陰爻は、対立する二面性を表します。

陽爻は男性・積極性などを、陰爻は女性・消極性などを表すのです。

これらを3つ組み合わせた三爻により八卦ができ、六爻により六十四卦が作られます。

易では、事物のさまざまな側面を、このように陽爻と陰爻を組み合わせることにより説明します。

朱子学系統の易学、宋易において爻を2つ組み合わせてできるものを、四象といいます。

四象とは、太陽・少陰・少陽・太陰のことです。

経には、六十四卦の爻ごとに爻題と爻辞が付されています。

爻題は必ず2字で構成され、1字は爻の順序を表し、もう1字は爻の性質、すなわち剛(陽)か柔(陰)かを表すのです。

爻の順序は、下から上とされます。

1番下の爻から、初・二・三・四・五・上、と名付けられます。

一方、爻の性質は、数字によって表されます。

陽爻には九、陰爻には六が用いられるのです。

卦は、爻と呼ばれる記号を3つ組み合わた三爻によりできたものです。

爻には、─陽(剛)と--陰(柔)の2種類があります。

─陽(剛)と--陰(柔)の組み合わせにより、八卦ができます。

なお八爻の順位は下から上で、下爻・中爻・上爻の順です。

また八卦を2つずつ組み合わせることにより、六十四卦が作られます。

 八卦や易もまた、陰陽と関係があるのでしたね。

古墳は、さまざまな形があるが、その多くは、陰陽が連想できるものです。

日本の古墳には、基本的な形の円墳・方墳をはじめ、八角墳(天武・持統天皇陵)・双方中円墳(櫛山古墳・楯築古墳)・上円下方墳・双方中方墳(明合古墳)・帆立貝形古墳(乙女山古墳) などの種類があります。

 前方後円墳・前方後方墳・双円墳(金山古墳)・双方墳などの山が二つある古墳もありますね。

主要な古墳は、山が二つあるタイプの古墳であることが多いようです。

 双方というが、三角を両方から挿した形にも見えますね。

双方中円墳や双方中方墳は、それぞれ、三角と丸、三角と方形と見て解釈した方が良さそうに見えます。

 円天方地角人、つまり、円が天、方が地、三角が人を表す象徴図形ですね。

 仏教、特に禅でよく使うのでは。

でも、陰陽は神道と仏教で共通ですからね。

 だから、神仏混交も可能になった。

おそらくそうでしょう。

 卑弥呼の鬼道を陰陽と解釈すれば、古墳時代にも陰陽は引き継がれた。

当然、卑弥呼の時代、弥生時代、古墳時代、さらには中世以降にも、陰陽は日本文化の底流として、引き継がれたとみて良いでしょうね。

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この国にどうすむ?

住みたいところに住む、居住権を云々するつもりはないです。

けれど、今、この国は本当の意味で住みたいところに住む権利は大事にされているのでしょうか。

 環境のよさ、空気のきれいさとか、眺めのよさ、水のおいしさ、などなど思えば都市は必ずしも良くないでしょうね。

なのに都市に人が集まるのです。

文化、便利さ、理由はいろいろあるです。

でも、最大の訳は仕事があることです。

 人が集まるから仕事が生まれ、仕事が生まれるから人が集まるのでしょう。

過疎は、その逆の循環です。

でも、今より貧しく、今より人口が少ない戦前でも、今ほど過密過疎は問題ではなかったはずではなかったでしょうか。

高度経済成長政策が、この国にゆがみを生み、その富の再分配でこの問題の解決に取り組むことはなかったようにみえます。

その後の低成長期こそ、地方見直しの機会であったのに、バブルでかき回してかえって地方を壊してしまったのではないでしょうか。

今また、効率優先で行政規模拡大のうごきがあるのです。

 道州制、などですね。

広域行政を、唱えるわけですね。

 しかし、個々の問題ごとに、課題を共有する自治体が密接な協力関係を築き、国が支援すれば十分なのでは。

あえて行政規模拡大のうごきに異を唱え、小さな自治体で頑張ろうとするところもあると聞きます。

私はエールを送りたいし、そういう動きにもっと目を向け、配慮する国であって欲しいです。

 きめ細かい配慮があってこそ、均衡のとれた国土の発展もあるし、深刻な少子高齢化への適切で迅速な対応もできる。

悪戯に行政の規模を拡大しても、多様化する国民の需要に適切に応えられるとは思えません。

 繰り返し出てくるこの種の議論の度に、適正な自治体の規模と、自治体本来の仕事、国の本来の仕事、何なのかと言う点検がなされているか気になります。

この国をどうしたいのか、もっとよく考える方が良いですね。

 憲法論議も、似たようなものでしょ。

近隣諸国と、どう付き合うのが好ましいか、歴史からもっと学ぶべきでしょうね。

 どのような視点から、学ぶべきかも、問われてますね。

もっと国民的な、討議がされて欲しいですね。

 どのように国を守ることが好ましいか。

あまりに、考えてこなさ過ぎたように、感じられますね。

こんなことで、良かったのでしょうか。

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