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古代アメリカに日本と中東の接点は見えるか?

YAP遺伝子は、古代中東との繋がりが指摘されます。

琉球人とアイヌは共にYAPプラスの遺伝子が見つかり、アメリカのケネウィックからアイヌの親戚としか思えない古代人骨が出ています。

そして、アイヌと琉球人は顔立ちが似ているから、ケネウィック古代人骨は琉球人の親戚の骨と見ることもできるでしょう。

 ケネウィック古代人骨はスペインやフランスの様式の鏃を伴っていたことを合わせると、アイヌや琉球人の親戚は地中海世界にいたことになりますね。

さらに、琉球人には古代アメリカと同様な紐を使った記録法の文化があります。

また、沖縄からは煙が立ち上る階段ピラミッドを連想できる古代の絵が見つかっているが、アメリカの階段ピラミッド遺跡の上でも火が焚かれていた痕跡が確認できたそうです。

 ハワイにも、YAPプラスの遺伝子を持つ人々がいるようですね。

こうしてみると、YAPプラスの遺伝子は、古代中東から地中海、そして、アメリカ大陸を経て、太平洋を渡って、日本に来て今日に至るという、道筋を考えてみても面白くなりますね。

 アイヌの生活文物と、古代イスラエルとの類似を指摘する人もいますね。

そして、興味深いことには、沖縄では故郷の伝承や文化と聖書の類似を比較した本が出てます。

那覇出版社の「沖縄の風習と聖書」です。

なんとこの本、那覇出版社自らが編集し、発行してます。

それから、北海道出身で東京在住の筆者と沖縄県民共著の本が、これまた球陽出版と言う沖縄の出版社から出てます。

その名も、「おきなわルーツ紀行聖書でひも解く沖縄の風習」といいます。

 ついでにいうと、沖縄はキリスト教の信徒も多いそうですね。

米軍占領時代があったとしても、一応琉球政府という形で、アメリカとは別扱いされてはいたようですけど。

背景には、キリスト教にたいして、さほど違和感がなかったことも挙げられるかもしれません。

 アメリカからは、縄文土器も出ていますね。

遺伝子からみても、古代において、日本とアメリカの先住民の繋がりは指摘できます。

寄生虫から見ても、太平洋の中ほどに古代の日本とアメリカの交流ルートがあったと指摘できるようです。

 こうしてみると、間に挟まれたアメリカ大陸に、古代中東文化の痕跡を見出さない方が、不自然ですね。

これについても、注目したい本が出てます。

岩波新書の「インカとエジプト」という、増田義郎・吉村作治共著です。

冒頭にこうあります。

エジプトはインカにひどく似た点が多いことに気づかされます。…メソポタミアの状況は…三-九世紀の古典期マヤ文明や、一三世紀以後のメキシコ中央高原の政治状況に似ています。…エジプトをインカと比較し、メソポタミアをメキシコやマヤと比較することは、大変興味深いテーマとなるでしょう。

 こうしてみると、日本人の足指にエジプトタイプが多いのは、自然に思えてきますね。

日本人の6割から7割が、このエジプト型タイプと言われています。

最近の研究では、外反母趾になりやすい足の傾向は、エジプトタイプだとされるようになってきました。

エジプト型は、親指が一番長く、小指にむけて短くなる形です。

親指が長い他に、足幅が広めな形です。

親指が側面から圧迫されやすいため、外反母趾になりやすいタイプの足の形です。

ちなみに、足指は、三つのタイプに分類されるといいます。

エジプト型のほかには、ギリシャタイプと、スクエアタイプがあげられます。

ギリシャ型は、親指より第2指が長い足の形です。

日本では、エジプト型に次いで多いです。

足先の細い靴を履いても、爪先に負担をかけることが少なく、外反母趾になりにくいタイプの足の形です。

ただし、指が曲がりやすく、ハンマートゥになりやすい足でもあります。

ハンマートゥとは足の指が曲がったまま、戻らなくなっている状態です。

スクエア型は、5本の指の長さに差がない足の形です。

日本人では珍しい足です。

幅の狭い靴を履くことで、指にタコやウオノメができやすいタイプの足の形です。

日本人の足にエジプトタイプが多いことや、日本神話の構造も古代エジプトと似ていることは、むしろ、当たり前に見えて来ますね。

 太陽神を中心に三神構造を持ち、動物神を含む八百万の神ですものね。

縄文人が地中海世界を含む西方世界を経由していることは、ヨーロッパと共通の遺伝性疾患、秋田美人の肌の白さ、そのうえ、秋田犬の血液型パターンまでもが、指し示しているといって、良さそうですね。

 こうなってくると、古代アメリカの遺跡や遺物から、日本との繋がりや共通性が見えるものは、これからもっと出てきそうですね。

可能性は、ありますね。

 もちろん、古代アメリカと古代中東との、繋がりや共通性を物語る遺跡や遺物も、あるでしょうね。

可能性は、ありますね。

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コメント

こんにちは。猫宗教支持者の にゃん子おばあちゃんです。「沖縄の風習と聖書」のお話面白いです。

カッバーラ の 表現、沖縄八重山にパッカーラという司祭がとりおこなう神事があります。

日本史どんでん返し ヒカルランド社の本 宝玉麗の記事もみてみてください。日本でシオンと発音される言葉が、ヘブライ語ではツォン。そして琉球古典音楽では、ツォン ツォン と フレーズの入った音楽があります。  

投稿: 猫の友達 | 2014年11月13日 (木) 15時15分

ありがとうございます!
それはおもしろいです!

投稿: cova | 2014年11月17日 (月) 14時58分

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