働くの語源は西方にあり?英語VS日本語 その7
らくと言う言葉について、こう考えてみました。
らくとは、手伝うとか、協力や協働が、元の意味であったのではないか。
手伝い、協力や協働しあうから、負担は軽くなって心身に苦痛などがなく、快く安らかになるし、一人では大変でもたやすいこと、簡単なことになるし、結果として 生計が豊かにもなる。
協力や協働は、分業や協業の結果、一人一人の労力は軽くなる。
一人一人の労力の軽くなる分業や協業を行うことが、本来のらくであった。
ここで、想い起すのは、日本語はかつて二重母音だったことです。
具体的には、ワ行母音と言って良いでしょう。
旧仮名遣いは、今日のア行母音よりもワ行母音の方が発音しやすいのです。
となると、らくもまたワ行母音であったはずです。
発音してみると感じるのです。
英語のワークに、音が似てくるのです。
ワークは働くと言う意味だから、音も意味も重なるわけですね。
R音は、巻き舌音として音はかすれて聞こえにくくなる傾向があります。
一方、L音は巻き舌音として音は濁って濁音になる傾向があります。
そうなると、頭のR音は欠落して、さらに音はワークに近づくことは容易に想像できます。
はたらくの「はた」は周囲の意味とすれば、「らく」だけでワークの意味になる。
じゃ、はためくは、どう解釈するかです。
はためくとは、こういう意味ですね。
布や紙などが風に吹かれてはたはたと動く。
揺れるように鳴り響く。響きわたる。とどろく。
鳥などが羽ばたきをする。
ひるがえる。
ようするに、はた、つまり周辺が激しく揺れ動いて激しく音を立てる様子を表すのが、はためくと解釈できるでしょう。
音を立てるとは、音が出る状態になることであり、音を発生させる主体になることと、言い換えて良いでしょう。
発生させる主体になるとは、メーカーになると考えることもできるはずです。
ならば、めくは英語のメークに当たると言えないでしょうか。
きらめくとは、輝きを作ること。
ひらめくとは、潜在的だったものを顕在化させて新たな考えを作ること。
きらめくの「き」は、「木(き)」や息の「き」のように細く放射されるような、イメージ。
ひらめくの「ひ」は、「火(ひ)」のようにひるがえっていくような、イメージ。
そして、「ら」は包み込む表面のイメージ。
そう見ていくと、実は日本語の中には、もっと欧州の言語と語源を共有するするものがあるように思えてきます。
これまでにも、日本語と英語との類似を何回か見てきましたね。
はたも、案外、フロントと語源が近かったりして。
フロントも、端っこのイメージがあるでしょ。
最先端といえば、聞こえは良いけど。
R音とD音とT音は、巻き舌音を介して相互に転訛する可能性はあります。
考える余地はありそうですね。
じゃ、きらはミラー、ひらはフィルムとか。
フィルムは細い糸の意味だけど、細い糸で作ったように薄い膜も指します。
それじゃあ、はたらくも、はためくも、きらめくも、ひらめくも、英語になってしまう…。
でも「めく」がつく言葉は多いです。
一度、形容語句を作る接尾辞として定着すれば、後は応用でいくらでも出来るでしょ。
そのことが、かえってこういう構図を見え難くしてるのでしょうね。
派生したものと、そうでないものをごちゃまぜにして、全部説明できないとだめなんて考えるから、見えてこなかった。
そうかも知れません。
日本は、欧州の遺伝性疾患のアジアにおける飛び地でもあります。
格助詞である「てにをは」を省けるということは、日本語最大の特徴が古文、特に太古の古文にはないと言うことなのでしたね。
日本語の起源は、ラテン語だったと主張する『ラテン語と日本語の語源的関係 』(サンパウロ出版)のような書も出ています。
ここには、「こころ」「すめら」「さらば」など、日本古来の単語とラテン語の発音の共通性が、700以上列挙されています。
アメリカのケネウィックから、イギリス人的であると同時にアイヌ的でもある古代人骨が、フランスとスペインの様式の鏃とともに出土してますね。
縄文人の顔を再現したらフランス人のそっくりさんがいる芸能人に、激しく似てました。
映画テルマエロメオでローマ人役を全員日本人で間に合わせたら、ローマっ子から違和感なしとの太鼓判が押されました。
東北弁がフランス語と勘違いされるCMが流され、今は亡きシャンソン歌手淡谷のり子はあまりにひどい東北訛りを逆手にとってシャンソン歌手になったと言います。
秋田美人の典型顔は、ミロのビーナスという指摘もあります。
もっと、広い視野で日本語の起源は考えられて良いでしょう。
先入観は、捨てるべきでしょうね。
ユダヤ人は白人的な顔だから日本に来てるわけがない、と言う人には日本人の白人顔のルーツはユダヤ人だと言いたいのかとの反論で、論破できますしね。
面白いのは、ロシア領に秋田美人としか言いようのない女性たちがいることです。
そして、バイカル湖畔こそ、日本人の起源という研究もあります。
古代中東のYAP遺伝子が日本にあるが、中東はいまだに日本人のルーツ探しの視野にないようですね。
アカデミズムは、人類史上の通過点くらいにしか、中東を見てないようですね。
遺伝子情報は、中東から西を指してるのですけどねえ。
家族性地中海熱とか、ですよね。
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コメント
前略 (10/13関連)
幅広い視野でものごとをご覧になる姿勢、敬意を表します。
ところで、「らく」はラテン語のlaxo, laxe (英語のrelaxeの語源、ラテン語にrelaxoもあります)のグループに関連するといえませんか?。
また、「はたらく」はラテン語の作業する意味の動詞pertracto (to work upon, to handle) に関連するのではないでしょうか。最初のperが「は」になるのは、ラテン語の副詞perlonge(adv, a very long way off) が「はるか」に対応する例からあり得ることと考えます。
以上コメントさしあげました。
Augustin
投稿: Augustin | 2013年12月13日 (金) 09時45分
興味深い話、ありがとうございます。
だから「ラテン語と日本語の語源的関係」与謝野達著なんて本が出るのですね…。
投稿: cova | 2013年12月13日 (金) 10時29分