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なぜカードで占いが行われるか考えてみた。

大憲章と訳される、マグナ・カルタ(Magna Carta)と言うのがあります。

マグナ・カルタは、イングランド王国においてジョン王により制定された憲章であり、イングランド国王の権限の制限をその内容とします。

magnaとは大きい事でCartaはこの場合憲章や宣言書の事なので、大憲章と訳されるわけです。

 Cartaの意味ではなく音に注目すると、面白いことになりますね。

憲章や宣言書と言った書かれた内容ではなく、文字の記された物体の名前となります。

つまりcartaは、英語のcardと同じ語源を持つ言葉となるのです。

 cardとは、さまざまな材質があるが、要するに板ですね。

文字はパピルスや羊皮紙などに記される前は、粘土板や石板に刻まれていました。

粘土板や石板は、記録媒体のいわば原型です。

文字をあえて無視して、音だけに注目すると、四人組を意味するquartetがあります。

 quartetについては、1/4 gallonを意味するquartや、広く1/4の意味となったquarterと言った言葉があるために、あまりcardとの関連を注目してこなかったですね。

だが、cardは粘土板や石板で見るとあまりはっきりしないが、通常はたいてい四角でしょ。

つまり、四つの角があるところから四つの物の代名詞的な扱いをされてきたのかも知れません。

文字は、言葉を記録する手段として、後から生まれてきたものです。

 そういえば、記録を記憶として留めて伝える文化は、さまざまな社会にありましたね。

改竄されないために、あえて門外不出として、一子相伝の口伝とする場合さえありましたね。

文字に記録された時点では、すでに語源さえ忘れられた形で、言葉の中に定着していたので、異なる綴りが用いられたのでしょう。

 発音自体も、異なっていたでしょうし。

そうやって見ていくと、cultという言葉も面白いですよ。

 これも、綴りが違うので、見落としがちですね。

日本語だと、これらの言葉はすべて元の綴りや発音を無視して、仮名書きされてしまうので、音の類似に気が付きやすいわけです。

 carta、card、cult、なるほど発音してみると類似に気づくが、綴りではちょっと見落としそうですね。

cultは、主として宗教的な意味で、祭式,祭儀や儀式、崇拝,信仰、礼賛,崇拝を指す言葉として用いられます。

 非宗教的に、茶道を指してthe tea cultと呼んだり、the cult of beautyとかthe cult of peaceなどの用例もありますけどね。

宗教にはしばしば熱狂的な人々がいるところから、礼賛者特に熱狂家のグループを指してみたり”なんとか熱”の意味で用いられたりします。

宗教と言えども流行り廃りがあったことから、流行の意味で用いられたりもします。

また、流行り廃りがあることから新興宗教やにせ宗教とか、それらの信者を指したりします。

 残念なことに、一般的にcultは、にせ宗教、とくに狂信的なにせ宗教の意味で使われる場合が多いですね。

本来の意味のcultの語源もおそらく、Cartaでしょう。

carta、cardとみると、”car”と言う音に気が付きますね。

"car"を音に注目して見ると”カー”でしょ。

エジプト神話において、人間は肉体、バー(Ba)、カー(Ka)の3つの要素から成り立っていました。

カーとは精霊のことです。

人が死ぬとバーは肉体から離れ冥界へ行くが、肉体がそのままであればカーがバーと肉体の仲立ちをしてアアルで再生できるとされたのです。

アアルとは、古代エジプト人が憧れた来世の楽園のことです。

こうしてみると、carta、cardの語源は、精霊であるKaの記録ということではないかと、思えてきます。

それもおそらく、精霊であるKaの力による記録ということであったのかも知れません。

 精霊であるKaの力による記録としてみると、聖書にある十戒石板に似てきますね。

神の聖霊によって十戒石板は刻まれたわけですからね。

 そうしてみると、元祖cartaは、十戒石板だったのでしょうか。

そうかも知れません。

それまでにも、記録としての石版や粘土板はあったはず、文字はあるわけですからね。

だが、THE CARDとなると、やはり十戒石板となったのかも知れないですね。

 十戒石版をもたらした神の力は、それだけ周囲に知られてもいたし恐れられてもいた。

 だから、宗教的な意味でcultと言う言葉も派生したし、文字が記された媒体として注目すると、carta、cardとなった。

そうかも知れません。

最も重要とされてきた記録は、宗教に関する事柄であったという、古代の事情もあったでしょうけどね。

 それで、カード占いも派生してきた。

 精霊であるKaの力の記録としてのカードから、神秘的な力の媒体という意味付けや位置付けも、生まれてきたのでしょうか。

 タロットカードやトランプ占いと言った…。

そうかも知れません。

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