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掘り出し物は隣にあるかも知れない。

問題は、現場で起きるのですよね。

ちょっとした行き違いもまた、現場で起きる、違いますか。

日本はもっと現場に権限を下して即決させ、システムを臨機応変に変更改善できるようにしろよと言いたい人は、私だけじゃないと思います。

国外だけじゃない、国内でもですよ。

国内でそういう人材育てないから、国外にそう言う人材をいつまでたっても出せない、違うでしょうか。

日本はいい加減、上意下達一本やりと前例志向やめて欲しいですね。

以前に比べれたら、ずいぶん改善されたのでしょうけど。

能力と柔軟性のある若者がマニュアル人間化し、もっともそれに適合できた人ほど出世して無能上司集団が出来上がっていってるんじゃないかと感じるけど気のせいでしょうか。

違うと思いたいけど、どうも、違うとは思えないのですけどね。

これじゃ、グローバル化なんて無理、あなたはどう見ます。

問題への対応の差に感じるのですね。

日本は個人的体験のマンツーマンの伝承で継承し、全体のシステムには極力変更を加えない。

欧米は問題を全体で共有し、必要とあれば全体のシステムにも大幅な変更を加える。

日本は継承に躓くと経験は始めから蓄積する羽目になる。

欧米はシステムの変更についていけないとだめ。

大雑把にいうと、こんな感じです。

背景は、こういうことじゃないでしょうか。

日本は全員参加のプロジェクトが多く、問題は個人で解決するか巻き込む人を最小限にして、全体に極力影響を与えないようにすることが個々人に求められた。

欧米は細分化されたプロジェクトの集積が社会なので、プロジェクト間の整合性のためには課題を共有し、変更点を周知徹底する必要があった。

治山治水は、地域挙げての一大プロジェクトで、しかも大抵、やることは決まっているから足並みの乱れが一番怖かった、そういう時代の感覚を日本はいまだに引きずっていませんか。

欧米はむしろ、個々の家族や集落レベルで周囲の環境に自分たちの必要に沿って変更を加えてきた歴史が長かったし、その中でも家族や集落レベルの分業があった歴史の感覚が今も残っているように見えます。

現代社会は、複数プロジェクトの集積と言う性格が強まっているようです。

欧米で作られたモデルが、経済のグローバル化とともに、世界標準化したからでしょう。

複数プロジェクトの集積と言うことは、課題を顕在化させ問題意識を共有し、全体で解決することがますます要求される方向に向って動いているのではないでしょうか。

それを理解できていない人が、今の日本には残念ながら多すぎる、そう感じます。

日本はインテグラル社会と言えるが、これは柔軟性を意味しないです。

インテグラル社会、簡単に言えば全体でまとまろうとする集団主義と見ても良いでしょう。

日本のモノ作りはしばしば、ワンパッケージ主義と、言われてきました。

全てを取り揃えて、全体として完全を目指そうと言うわけです。

このワンパッケージ主義こそインテグラル志向、そのものなのです。

部分は、あたかもパズルのように複雑にかみあっているのです。

パズルは、すり合わせをしないと全体が壊れます。

欧米はモジュールあるいはユニット社会と言えるが、ここには柔軟性があります。

モジュールあるいはユニット社会、独立した部分の集合のような社会と言うことです。

どのようなモジュールあるいはユニットでも、対応が可能。

積木は日本でもあったが、レゴのような発想は、単位の組み合わせであるモジュールあるいはユニット社会だから、生まれたと言えるでしょう。

日本が得意とするのが、細かな摺り合わせが必要なインテグラルな手法のモノつくりです。

だが、コストも高ければ、全ての社会で使いこなせるシステムでもないものが、しばしば生まれてしまうのも、事実です。

システムとして優れているが、使いこなせない社会に売るのは無理なので、逃した商機は多いことでしょう。

だが、モジュールあるいはユニットとして売れるモノもたくさんあると、国外から日本を見ている人は指摘します。

残念ながら、日本人が気付かないだけなのですね。

日本には、国外から見ればなんで売り出さないか不思議がられているものがいろいろあるらしいです。

なぜ日本人が気付けないかと言うと、インテグラル化されたシステムの一部とみなしているために、モジュールあるいはユニットとしてばら売りできる可能性を見落としているのかもしれないですね。

日本はもっと、帰国子女や外国人の声に耳を傾けて、実はこれは世界に売れるとアドバイスしてもらった方が良いと感じます。

直接、あるいは間接に、日本に利益をもたらしてくれる隠れた宝があるはず、それをもっと発掘しましょう。

地方では、外部の人の声に耳を傾けた結果、身近な売れるものが案外多いと言います。

クールジャパンと言って日本を売り込みたいなら、 帰国子女や外国人、あるいは在外日本人や知日家、彼らの声をもっと聞くべしと思いますが、どんなもんでしょう。

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コメント

日本は、まだ欧米化が足りませんか?
欧米のやり方は、搾取(植民地)ありきでなんとかやってるだけですよね。そうは言っても、アメリカは財政破たん寸前らしいですが。
アベノミクスでも5兆円もの資金が米国債買いに流れたらしいですよ。後は外資系企業に流れ、その資金で日本企業の株を買いあさってるとか。
まるで寄生虫。

それを見習いすぎて、どこも横文字だらけで、「欧米か!」と突っ込まれる程、外資系ばっかり。ああいう文化と経済は、戦争などでご破算にしない限り継続性がないのは、戦後からの日本を見ていても分かります。

投稿: 青海 | 2014年8月19日 (火) 10時55分

むしろ欧米化の中身を取り違えている事の方が、多い気がします。

表面的な点ばかりとらえ、表面的な真似ばかりしてこなかったでしょうか。

双方の文化の本質的な差をとらえて、日本の強みをどうやったらいかせるかを考えた方が良いと思います。

そのための試論として、今回の議論を展開してきました。

もっと、自国の文化に自信を持ってほしいですから。

投稿: cova | 2014年8月19日 (火) 14時07分

うぅぅんん、ピラミッド状の縦社会システム、んで上のほうでしっかり在日系、背乗り、CIA、伝統的官僚等々で占められてるってことでしょうかぁぁ???といった見方はどんなもんでしょ???・・・・ネコの又旅改めたまWEB

投稿: たまWEB | 2014年8月25日 (月) 10時51分

どうとらえようとあなたの自由ですが、一応ここでは文化論として展開してきました。

投稿: cova | 2014年8月25日 (月) 17時51分

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