民主主義を本気で知りたいなら聖書を読むべき。
ペテロの手紙の5章5節から6節
「神は、高慢なものを敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる」からです。だから、神の力強い御手の下で自分を低くしていなさい。そうすれば、かの時には高めていただけます。
マルコの福音書10章43から44節
あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、みなのしもべになりなさい。
聖書には、上に立つものが人についてきてほしいと本気で思うなら、学ぶべき言葉がたくさんあります。
ここにあげた聖句は、その一部に過ぎません。
上に立つものが人についてきてほしいと本気で思うなら、学ぶべき言葉、それは言い換えれば、上に立つ人を選ぶ際の基準として、多くの人が知っておいた方が良い言葉でもあるでしょう。
聖書には知っておいて損のない言葉がたくさんあります。
公務員は、なぜ公僕と呼ばれるのでしょう。
それは、公の民である、国民や地域住民に仕えるからです。
国や自治体の長は、まず、公僕の長であるべきではないでしょうか?
首相や首長がそれを忘れるなら、主権者たる国民や住民は、罷免しなければならないはずではないでしょうか。
日本には、いまだに自分が主権者である国民や住民の一人としての自覚に乏しい、権力者の従属民意識から抜け切れていない人が少なくない気がします。
昔の主権者である、王や貴族は、権力の座を巡って争いました。
今の主権者の国民や住民も、党派争いを避けられない。
それぞれに、守りたいものやことが違えば、どうしたって意見の違いが避けられません。
それをどうやって調整し、どうやってまとめていくかを決めるのも、また、国民であり住民です。
それが、国民主権なのです。
党派間の意見の違いがあろうとも、それは、祖国や故郷を愛する心からですから、いったん決まったことには意見の違いを留保して従い、点検と反省の際に、どちらの言い分が正しかったかチェックすればいいのです。
皆が、事実やみんなの意見の前に謙遜であれば、民主主義は機能します。
民主制そのものは、古代ギリシャやローマにもありました。
だが、近代民主主義は、西洋の思想風土から生まれました。
そして、その思想風土に深く浸透した思想の一つが、ヘブライズム=聖書です。
ついでにいえば、もう一つがヘレニズムです。
ヘレニズムは、どちらかと言えば、芸術に影響を与えてきました。
それに対してヘブライズムは、どちらかと言えば、政治に影響を与えてきました。
もちろん、どちらも政治にも芸術にも、影響を与えたでしょうが、あえて分ければこうなると言うことです。
そういうわけで、近代民主主義を本気で知ろうとするなら、聖書を深く理解する方が、よりわかりやすくなるでしょう。
権力者が暴走をしたら、それを止めないといけません。
それを効果的に行おうとするなら、権力者の暴走を止めることが主権者である国民や住民の権利であり義務であると言う、合意がみんなの中に無ければいけません。
それがないなら、急いで作らないとならないでしょう。
基本的な合意のない討議や討論は、いちいち、基本的な合意を取り付ける事から始めないといけないので、大きく時間を無駄にするからです。
立場や利害が違えば、意見の違いはあって当たり前です。
でも、民主主義はどういう理想や理念や価値観の上に立つべきか、という理解は国民や住民の共有であることが望ましいのです。
残念ながら、日本はそこが乏しい、そう思いませんか。
民主主義はどういう理想や理念や価値観の上に立つべきか、という理解は国民や住民の共有であることが望ましいです。
西洋社会は、無意識のうちに、ヘブライズム=聖書を基礎に置いたのです。
だが、日本では意識して聖書を理解していかないとならないことに、人々は気づく方が良いのです。
聖書は人々に、良き羊飼いであるイエスのようになりなさいと求めます。
つまり、良きリーダーになる心得を説いた書でもあります。
その意味では、元祖マネージメント教本と言うことになります。
良きマネージャーを選ぶ目を養う上でも、歴史によって試され済みの書であるはずでしょ。
だから、聖書を一人でも多くの人に読んで欲しいのです。
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コメント
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http://matome.naver.jp/odai/2141968934055118401
投稿: ちこたんまん | 2014年12月30日 (火) 23時00分