平気で嘘をつく人たち。
ぶれない、嘘つかない、などどいいながら平気で嘘をつく人たちがいます。
その人たちがどうかするとある程度の立場にあったりするから、騙されたと感じる人たちは当然怒ります。
だが、子供たちはどうでしょう。
彼等は自分を守りたいと言う気持ちから、平気で事実と違うことを言ったりします。
その時の子供たちには、自分は嘘をつくと言うやってはいけないことをしていると言う自覚はありません。
自分を守るために都合の良いように話を持って行こうとしてるだけで、それが結果として嘘になったのに過ぎないのです。
ありのままを言うかどうかは、その時彼らにとって自分を守るためにどう言えばいいかで、決まっているに過ぎないのです。
これは、動物たちの世界で良くある、親が子を守るために敵の前で弱ったふりをして注意をそらさせて離れた所へと誘導する偽傷行動と似ています。
とっさの自己防衛本能からくる、生き延びるための方便の嘘なのです。
これはその場しのぎに過ぎないけれど、とりあえず目の前の危機さえ乗り越えれば良いわけです。
動物たちの生き残り作戦としては十分に有効なこのその場しのぎの嘘も、人間の世界では勝手が違います。
やり過ごそうにも相手はその場限りの存在では、ないのです。
一度ついた嘘は、ばれないように付き続けなければならなくなるのです。
そして、事実と違うことがわかってしまった時、子供たちは親から長々と諭されるのです。
失った信頼回復の道の長さと険しさもまた、知るのです。
事実と違うことを言うのは大きな目長い目で見れば損になるという体験を通じて、多くの子供たちは嘘をついてはいけないと学んで成長していくのです。
多くの子供たちが事実と違うことをいうことは嘘と言ういけない事だと学んでいくのに対し、一部の子はその成長が十分でない場合も出てしまうのです。
これは一種の発育不全といえるでしょう。
その発育不全のまま大人になってしまった人たちの中から、平気で嘘をつく人たちが出てきてしまうことになります。
平気で嘘をつく人たちは知性や理性の発達が全体として年齢相応であるため、普段の生活には特に支障がでないので、見過ごされがちになるわけです。
嘘はある程度知性や理性が発達していないと、言えるものではないからです。
平気で嘘をつく人たちは天性の詐欺師ともいえるが、悪気があってやってるわけではないので、職業的な詐欺師には向きません。
とはいえ、悪意がない分かえって厄介でもあります。
こういう人をトップに据えてしまうと、どんな集団でも対外的な信頼を損ないかねません。
平気で嘘をつく人たちをきちんと見抜き、どんなに能力があろうと、付けてはいけない立場につかないよう、そして、つけないよう、気を付ける必要があります。
一度ついてしまうと、辞めるように仕向けるのは大変だし厄介だからです。
とはいえ、平気で嘘をつく人たちが大事な立場につくと、辞めさせないと時と場合によっては取り返しがつかなくなるので、わかったら速やかに辞任を求める行動に出ることが必要と言えるでしょう。
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コメント
実際には色んな子供がいる訳ですが、子供を一括りにして、その子供と言う存在をどう見るかで、その人の自己投影が分かりますね。
投稿: 来須 | 2015年6月17日 (水) 10時42分
もちろんいろんな子供はいます。
そして、いろんな親もいます。
自己防衛のために事実を言った方が良いと、普段からメッセージを親が子供に伝えているなら、子供は正直に言うことを選ぶでしょうね。
でも、多くの親は子供にそういうメッセージを発せているでしょうか。
がっかりさせたくないとか、怒らせたくないとか、さまざまな理由で事実を言おうとしない子供もいることでしょう。
人は、事実を言うように生まれているのではなく、嘘を言ってはいけないと学んで、正直になっていくのではないでしょうか。
子供は嘘を言ってるのではなく、自分の気持ちに正直に話しているのです。
その結果が、事実あったままに言ったり、事実と違うことを言ったりするだけなのです。
事実を言うことと自分の気持ちに正直に言うことが、一致することは、大人でも案外難しいのではないですか。
まして、成長途上の子供たちには、なおさらと思いますが?
投稿: cova | 2015年6月18日 (木) 15時58分