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プラズマ宇宙論。

国際的に展開されている理論でありながら、日本には今の時点(2015年6月11日現在)では、理論の全体像がほとんど紹介されていないのがプラズマ宇宙論です。

プラズマ宇宙論は国際的にはElectric Universe Theoryの名で展開されています。

宇宙は99.999%プラズマで構成され、小は原子から大は宇宙に至るまで階層性がみられるのです。

電子は原子核の周囲の軌道を回る点では、輪のある惑星や衛星のある惑星、太陽系と基本的には似ています。

そして、電子の作用によって、電磁的現象である電磁気や電磁波、さまざまな化学反応などの説明が可能になってきました。

宇宙を作り動かしている力として、四つの基本的な力「電磁相互作用、弱い相互作用、強い相互作用、重力」が知られています。

そのうち、電磁相互作用、弱い相互作用、強い相互作用までは統一理論が作られているのです。

そうなってきたら、すべてを電磁相互作用を基礎に説明したくなるのが人情と言うものです。

なにしろ、生化学現象を含むすべての化学現象や、身体を制御する神経回路、社会全体を制御する可能性を持っている各種のネットワークの統合システム、電離層やオーロラなど大気

プラズマ現象に至るまで、電磁相互作用なのです。

そしてこれらは普遍的原理に元ずく以上、当然宇宙全体での普遍性もあるはずなのです。

一つネックなのが、重力です。

電気は+と-、磁気はSとN、という対があるのに、重力には引力しかないと見られてきたからなのです。

だが重力に引力しかないと見ると、相対性理論では宇宙は成立以前に崩壊、というより、そもそも、展開できないのです。

そこでアインシュタインは宇宙定数を、引力と大きさが同じで方向が反対な力として、導入しました。

この宇宙定数は、今また、宇宙論で注目されているようですが、重力が一定と言うことは、引力が一定であると言うことです。

そして宇宙定数は、引力の大きさが永遠不変という前提のもとで、導入されているはずです。

だからこそ、膨張宇宙論に飛びついたアインシュタインは自ら宇宙定数を投げ出してしまったはずなのです。

とするなら、引力と宇宙定数からなる力を重力とすれば、全ての力の統一理論への道は開かれるはずです。

アインシュタインは重力を時空の歪みが生み出す力としました。

では、どのような力が歪みを生み出すのでしょう。

引力が歪みの結果である以上、歪みの原因は斥力以外ありえません。

成立以来、相対性理論と量子論に適応限界を決められてしまったとされた時まで、ニュートン力学はミクロからマクロまでの一貫した統一理論だったのです。

ミクロの世界は量子力学に譲って相対論による限界までの世界の高精度な近似的理論として再出発したニュートン力学が、もしも、重力も説明できるならどうでしょう。

量子力学は、重力をも含めて説明可能な、宇宙を説明する唯一の力学となる事でしょう。

そのとき、プラズマ宇宙論(Electric Universe Theory)は、ビッグバン宇宙論の強敵として立ちはだかる理論となる事でしょう。

残るのは、最後の一歩を何時踏み出すかなのです。

なにしろ、プラズマ宇宙論では、ビッグバン宇宙論を悩ませているダークマターやダークエネルギーの想定は必要ないのですから。

宇宙は99.999%プラズマで構成されるのでダークエネルギーを仮定しなくても良いし、エネルギーと質量の同等性からダークマターの質量も導き出せることでしょう。

天体の生成も、ダストプラズマやプラズマが正体と見られている球電によって説明できる可能性はあります。

さらに、宇宙にも遺伝子にも共通して見られるフィラメント構造や、ボイド構造と細胞など、興味深いことも、解明できるかもしれません。

なにしろ、宇宙の階層性はすでに、フラクタル理論に反映されているのです。

ビックバン宇宙論派自身が、その理論展開にはかなり空想的、恣意的、疑惑的な部分もあり、反対派も少なくないと、認めているのです。

今なお根強くいる定常宇宙論派は、ビックバンに妥協して準定常宇宙論に変質したと言われています。

よって、今後の定常宇宙論の主流はプラズマ宇宙論として、展開されていくことでしょう。

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コメント

プラズマ宇宙論とは初めて耳にしました。
『電気は+と-、磁気はSとN、という対があるのに、重力には引力しかないと見られてきたからなのです。だが重力に引力しかないと見ると、相対性理論では宇宙は成立以前に崩壊、というより、そもそも、展開できないのです。』ちょっと違うようです。重力は加速度のことですが、単位で示せば(m/s^2)でしょ。重力は時空間歪みそのものなのです。時間軸Tが伸び縮みしていて、その結果、時空間が曲がっているのです!アインシュタインの相対性原理は、100年前から、完璧に宇宙の成立ちを説明していたのですよ。宇宙項(宇宙定数)は導入する必要性は全くなかったのです! 一番いけなかったのは、非ユークリッド幾何学で宇宙を解釈しようとしたことに根本間違いがあった模様です。

投稿: 大山宏 | 2018年3月26日 (月) 05時17分

宇宙定数は必要なかったのではなく、重力に引力以外ないと思われ続けてきたので宇宙定数は便宜上導入されたに過ぎないとアインシュタインでさえも思ってしまったのです。
実際には、重力には斥力もあるはずです。
宇宙には赤方偏移の他にも青方偏移が見つかっています。
そして、赤方偏移には重力によるものも確認されています。
重力と加速度は区別できないはずです。
ならば、青方偏移にも重力の片割れとしての斥力が関係していてもいいと思います。
時空の歪みが重力であるなら、物質はどのように時空を歪めるのでしょう。
押していると見るのが自然なはずです。
だとしたら物質が時空を歪める力は斥力以外にはないはずです。

投稿: cova | 2018年3月27日 (火) 17時05分

はじめまして、プラズマ宇宙論で検索していたら見つけました。引力に斥力がないのは、ニュートンの誤解です。宇宙空間の引力には斥力があります。ガリレオ、ケプラーは惑星の運動に斥力を考えていましたが、宇宙空間で斥力を認めると3体問題になって計算できません。それでニュートンは斥力を無視したようです。地表の重力に斥力がないのは、メカニズムが複雑ですが、説明できます。地上の重力は電磁質量で作られていると推測できます。

投稿: ja7tdo | 2018年4月26日 (木) 18時41分

重力に引力だけでなく斥力もあると考える方が自然ですよね。

これまで、たまたま無視しても大して差し支えない問題を扱ってきただけ。

むしろ、斥力の原因が何で、どれだけの大きさなのか、ちゃんと理解した方が良いでしょう。

アインシュタインの定数も引力と大きさが同じで向きが逆、それって反作用以外ありえないはずです、常識的に考えれば。

そして、アインシュタインの重力理論からいって、反作用としての斥力がないと見る方が不自然ではないでしょうか。

投稿: cova | 2018年5月 7日 (月) 18時35分

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