宇宙の果てについて考えてみる。
宇宙の果てについて、諸説出ながら、絞り込めないと言うのはどうしたことでしょう。
GPSで位置を特定するには、少なくとも3つの衛星が必要とされます。
宇宙の果てについて有力な説が絞り込めないのは、絞り込む決め手になる視点が欠けているのではないでしょうか。
宇宙の膨張と収縮は、同時に起きていると考えなければおかしいと言う、問いかけが出てるようですね。
だとしたら、その条件をどうやったら満たせるか、文字通りに考える必要はないでしょうか。
アインシュタインは、自らの宇宙モデルが一瞬にして潰れてしまうことに気づき、宇宙定数を導入しました。
宇宙定数とは、引力と大きさが同じで方向が反対な力として、想定されたのです。
引力が宇宙を収縮させるなら、宇宙定数は宇宙を膨張させます。
引力と宇宙定数が釣り合って宇宙は安定すると言うのが、アインシュタインの出した答えです。
膨張宇宙と言いながら宇宙は同時に収縮していると、 宇宙の膨張と収縮は同時に起きていると言う命題を言い換えたらどうでしょう。
宇宙を膨張させているのは宇宙が誕生以来膨張しているのだから当たり前と見れば、宇宙を収縮させる力を探せばいいでしょう。
宇宙を収縮させている力は、アインシュタインが指摘したように、引力なはずです。
つまり、膨張と収縮が同時に起きているということを承認せよと言う理論上の要請は、複数の解釈を入れる余地はないと見ていいのではないでしょうか。
宇宙は光の中から生まれ、光の中で終わり、再び光の中から生まれていくと見るのが、自然ではないかと思われます。
もっとも私は、宇宙が膨張せて見えているのは、宇宙定数の悪戯だとみていますけどね。
光には質量がないと言うのは、真っ赤な嘘ではないでしょうか。
光は常に等速直線運動をしています。
重力で進路は曲がって見えても、空間が曲がっているのでそう見えているだけです。
重力と加速度は区別できないと言うことは、無重力と等速直線運動もまた区別できないのではないでしょうか。
無重力は重力をキャンセルする方向に加速度を加えても得られるが、実は、 等速直線運動でも得られるというわけです。
重量は、重力加速度でその物体がどの程度加速されているか、あるいは、その物体を動かすためにどの程度の加速度が必要か、または、その物体の運動を止めた場合どのくらいの大きさの加速度を受け取ることになるか、調べれば測定できるはずです。
物体を載せて量る場合は、 重力加速度でその物体がどの程度加速されているかを測定してることになります。
物体を押し出すために必要な力を量る場合は、 その物体を動かすためにどの程度の加速度が必要かを測定していることになります。
物体を受け止めるために必要な力を量る場合は、 その物体の運動を止めた場合どのくらいの大きさの加速度を受け取ることになるかを測定していることになります。
光の圧力で、水車や風車のように回転を起こしたり、帆船のように推進力を得ることが出来ます。
光電効果は、光の運動エネルギーが電子に移転して起こる現象です。
波長の長い光は圧力が弱く、波長の短い光は圧力が強いのです。
波長はあたかも、光の質量として振る舞っているのです。
波長は運動量、つまりエネルギー量の大きさを表し、エネルギーと質量の同等式によって、光の質量は光を止めることで測定可能なはずなのです。
光の高密度な状態の場合、光の重ね合わせによる見かけ上の増幅や見かけ上の消滅が大規模に起こるはずです。
そして、巨大な増幅は巨大なエネルギーを産み、巨大なエネルギーは巨大な質量として振る舞い、巨大な重力を発生させることでしょう。
エネルギーと質量の同等式によって、エネルギから物質への転換もエネルギーの集積が言って段階に達した時、起こる事でしょう。
物質に重さという意味で質量を与える特別な粒子は必要ないが、質量を表面化させる力としての重力は必要であり、ヒッグス場の正体はあるいは重力場なのかもしれないのです。
光の密度が下がれば、宇宙は晴れ上がる事でしょう。
宇宙のインフレーションの正体は、光の物質化=物体化の過程なのかも知れません。
そして、その後に続く宇宙膨張の正体は、宇宙定数の悪戯であったのかも知れません。
宇宙には、果てなどなく、どこまでも続いているのかも知れません。
ただし、認識できる範囲は限られているので、認識の限界という意味でなら、宇宙の果てはあるのかも知れません。
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