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和え物について考えてみた。

行きつけのお店で、デザートを頼んでみました。
シェフが挙げた本日のデザートの中に、あれっと思うものがありました。
イチゴのサラダ...。
 
気になって頼んでみました。
日本人の奥さんと結婚して日本に住んでる外人シェフ、どんなもの出してくるんでしょ。
デザートで、サラダってと思っていたら、スプーンを出してきました。
しばらくして、おもむろに出てきたのは、ブランデーグラスの中にきれいにカットされて盛り付けられたイチゴ…。
下はカスタードプディングみたいで、イチゴには、これまた、イチゴのアイスがきれいに丸まって乗っていて、かわいらしくまとまっています。
自分で和えながら食べてくれというわけです。
確かに、サラダは和え物です。
カットした野菜などを、ソースに絡めて食べるのがサラダだから間違ってはいません。
もちろんのこと、おいしくいただきましたが、ふと、こんな考えが浮かびました。
 
和え物文化圏ともいえる地域って、あるんでしょうか。
 
それほどいろんな国の料理食べたことがないので、うっかり断言出来ないけど、ありそうな気がします。
でも、アジアでは、日本以外で和え物ってあるのかしら。
 
カットした野菜などを、ソースに絡めて食べるのが、和え物であり、サラダだとしたら、アジアでもあるように感じるけど、ちょっと待ってくださいね。
 
ウィキペディアでは、調理法の「和える」が独立項目として立てられていますが、゛和える"は英語で゛Dress"なので和える調味料はDressing"になるわけです。
ところが、項目としての゛Dress"は衣装、とりわけ女性服になってしまうし、゛Dressing"だと調味料になってしまいます。
 
つまり、調理法の「和える」は日本サラダ史の一ページとして、認識される必要があり、リンクを貼る先の項目は、「サラダ」ということになります。
 
ところが、サラダに分類される料理は、世界各地のものが認識されているけど、日本の和え物は盛り付け方による見た目の問題でしょうか、それとも、ソースの問題なんでしょうか、サラダとしては認識されてはいないようなのです。
 
和え物は調理法としては、まぎれもなくサラダです。
 
そして、サラダが食卓でなじんでいる国や地域は現在では、ヨーロッパやアジアを中心に日本を含め、現代では世界に広まっています。
和え物はサラダという形で世界にあるにもかかわらず、独自の展開ゆえにサラダとして認知されてこなかった日本の和え物。
 
もっと、ジャパニーズサラダとして日本人も和え物を認識して、世界に紹介していってもいいような気がします。
 
余談ですが、和え物はいつごろからあるんでしょうね。
 
御浸し、ひたし、ひたし物とも呼ばれるおひたしとは、調理法の1種で、出しに浸す過程より派生した調理名です。
出しに浸す工程は省かれることも多く、単に茹でた食材に醤油をかけたものも、おひたしと呼ばれます。
 
この出しに浸す工程の省かれたおひたしを、醤油にからしや山椒、出しや味醂などを加えて和えたり、醤油と基本的に同じ工程でできる味噌で和えたり、おからや、さらに、ケシの実や大根や青豆などをすったもので和えたりと、変化をつければ和え物になるわけです。
 
サラダも基本的には塩で和えたものから、多彩に展開したのでしょうか。
もしかすると、塩ゆでする代わりに、塩で和えたところからサラダは出発したのかも知れないですね。
塩は貴重なので、軽くふりかけて野菜などがしんなりして食べごろになるまで和えたのかも知れません。
 
塩といっても、ミネラルを含んだまろやかな甘みのある自然塩ですから、実は醤油と見た目は違っても実際には似たものといっても、間違えないように思えます。
やがて、多種多様なドレッシングが工夫され、今のようなサラダへとなってきたのでしょう。
 
ひょっとすると、味噌や醤油とは、自然塩の代用として編み出されやがて独自の展開を遂げたために起源が忘れられているものなのかも知れません。
 
そうしてみると、実は、サラダも日本のおひたしや和え物も、共通のルーツを持った料理なのでしょうか。
日本のおひたしや和え物は、日本人のたどってきたどんな歴史の証人なのか、改めて気になります。

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