預言者としての詩人。
詩人の“詩”は、“私”ではなく“師”。
だから、イメージを”降りてくる”ものとしばしば表現する。
“詩”の表現手段は言葉に限らない。
人によって、音楽であったり絵画や造形であったりする。
普遍のメッセージが表現された“詩”を感じられる芸術は、時代を超える。
普遍の“詩”は、“師”に対して素直で謙虚でへりくだった心に降りてくる。
普遍の“詩”を私たちに降ろしてくれる詩人は、永遠の子供として生きている人達なので限りなく純粋であり、それだけに、大きな賛美も大きな無理解も、受けざるを得ない。
なんだこれはが芸術ではなく、芸術がなんだこれは。
“なんだこれは”が即ち芸術ではない。
だが、芸術は“なんだこれは”が付き物。
それは降りてきた“詩”に心が痺れを感じた瞬間。
それは、感動。
ここを取り違えると、神を見失ったのと大差がなくなる。
ここをはき違えると、いつまで経っても芽が出ない独り善がりの自称芸術家に堕落する。
普遍を感じられる“詩”のある作品は、降りてきた存在という点で、その作品の表現者はある意味では“預言者”と言える。
作品と呼ばれるものは山ほどあるが、多くの人が心を痺れさせる感動を得られる“詩”のある作品は、それ程多くない。
“預言者”は召された者がなれるからだ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- AI、この悩ましい存在。(2026.01.13)
- 剣山はなぜ聖地とされるのか ――邪馬台国の聖地説からアーク伝説まで、噂が生まれる理由を推理する(2026.01.12)
- 気候危機は現代版ノアの洪水か? 全人類が乗れる箱舟は供えられているか(2026.01.12)
- 神だらけの神武から仁徳へ ――日本人の精神文化の形成をたどってみる(2026.01.12)
- 古墳は災害レジリエンスのモニュメント? ――考古学と『古事記』『日本書紀』から読み解く歴史の空白(2026.01.11)
「思想」カテゴリの記事
- 一筋縄ではいかぬ複雑系の科学──総合芸術の舞台、交差する秩序と混沌(2026.01.14)
- AI、この悩ましい存在。(2026.01.13)
- 物理学という花を観賞してみた。どんな咲き方をしているの?(2026.01.12)
- 気候危機は現代版ノアの洪水か? 全人類が乗れる箱舟は供えられているか(2026.01.12)
- 古墳は災害レジリエンスのモニュメント? ――考古学と『古事記』『日本書紀』から読み解く歴史の空白(2026.01.11)
「言葉」カテゴリの記事
- なぜ日本はノーベル文学賞が少なく、自然科学が多いのか ――オタクと道の国(2026.01.07)
- 先手必勝って、本当に「戦う」ことなのか? ――平和を作るという知恵(2026.01.07)
- 日本凄いで終わらせないために、私たちにできること ―― SDGsとの接点を探してみる(2026.01.02)
- なぜ日本はイグノーベル賞の常連なのか ― 背景の文化を想像してみる(2026.01.01)
- SDGSは放蕩息子の帰宅? 聖書の障碍者の例えを読み直してみる(2025.12.29)


コメント