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2017年9月

淡路島と天孫一族。

淡路島は、瀬戸内海東部に位置し、瀬戸内海では最大の島です。

 

全島が瀬戸内海式気候の区分に属し、年間平均気温約16℃、年間降水量約1300mmと言う気候であるが、諭鶴羽山地以南では南海型太平洋側気候の特徴も少し混ざります。

このため多くの農業用ため池があり、兵庫県内にある43,000のため池の半数を超える23,000が島内にあります。

近代以降もダム建設が行われてきたが、1999(平成11)12月に明石海峡大橋に架設された口径450mm2条の水道管による本土導水が開始されました。

 

シンガポール島とほぼ同じ面積を有し、日本国内では主要4島、択捉島、国後島、沖縄本島、佐渡島、奄美大島、対馬についで第11位の面積を持ち、人口では主要4島以外では沖縄本島に次いで第2位です。

 

北東から南西へかけて細長く伸びる淡路島は南北約53km、東西約22km、周囲約203kmで、北部では幅5kmから8kmと細く南部で幅が拡がっています。

 

大阪湾、播磨灘、紀伊水道に四周を囲まれ、北端の松帆崎で明石海峡に、南東端の生石鼻で紀淡海峡に、南西端の門崎(とさき)で鳴門海峡にのぞみ、本州四国連絡道路の神戸・鳴門ルートで本州・四国と繋がっています。

北部と南部の淡路山地と中南部の淡路平野に分けられ、北東部と南部の山地急斜面は海岸まで迫ります。

また周囲の主な属島には紀淡海峡の成ヶ島、紀伊水道の沼島があります。

 

令制国名は淡路国。近畿地方の兵庫県に属し、現在は北から淡路市・洲本市・南あわじ市の3市で区分されます。

 

兵庫県は地方自治法に基づく支庁として、淡路島全域を管轄する淡路県民局を洲本市に設置しています。

1965(昭和40)以降、洲本市・津名郡・三原郡の110町体制が続いていたが、市町村合併によって、2005(平成17)111日には三原郡4(緑町・三原町・西淡町・南淡町)が南あわじ市に、同41日には津名郡五色町を除く津名郡5(淡路町・北淡町・東浦町・一宮町・津名町)が淡路市となりました。

残る五色町は2006(平成18)211日に洲本市と合併し、新たに洲本市となりました。

これらの合併により現在の淡路島は、北から淡路市・洲本市・南あわじ市の3市体制となっています。

 

淡路島全体で一つの市となる構想や動きもあったが、実現しなかったそうです。

 

淡路島を三つの地域に分けると言うのは、どうやら古代からそれが自然なことだったらしいです。

かつて淡路島は上撫(かみなで)・中撫(なかなで)・下撫(しもなで)に分けられていました。

どうやらその頃、平家の落人の一部が住み込んだらしいです。

 

“撫”と言うのは、どういう意味で突いた名前かよくわからないようです。

 

ならば、当て字の可能性があります。

 

奈良県の“なら”は、韓国語の国を指す“なら”から来ているのではないかとの解釈もあります。

 

淡路島の、かみなで・なかなで・しもなでの語源もあるいは、この国を指す“なら”から来ていると見てはいけないでしょうか。

 

国を指す“なら”も、“はら”が転化した見ても面白そうです。

 

さらには“はら”も、中東の言葉の“ある”から巻き舌音で簡単に転化してしまうのです。

 

“ある”を“AL”と記せば中東の言葉の定冠詞にもなります。

 

“ある”ははじめのころは国そのものをしたが、広がりを持つに従って“ある”は土地の名の前につく定冠詞となっていったのでしょうか。

 

国を指す言葉としての“ある”や“はら”から、“なら”となり、淡路島では“なで”となったと言う仮説も面白いかもしれないです。

 

前半の平唇音に引きずられて、“なら”から“なで”に変化するのは十分にあり得る。

だから“なら”の名が近畿にまでたどり着いたのでしょう。

 

記紀の日本列島の国産みの神話では、淡路島は伊弉諾尊・伊弉冉尊が日本列島中、最初に創造した島であるといいます。

『古事記』では淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけのしま)と書かれ、『日本書紀』では、淡路洲と書かれます。

初期の天皇家との繋がりは深いらしく、淡路宮や淡路からの皇后の記載も見られます。

また反正天皇は淡路島で生まれたとされます。

古代から平安時代まで御食国(みけつくに)として皇室・朝廷に贄(にえ)を貢いだとされます。『延喜式』によると、淡路国は旬料・節料として「雑魚」を贄として納めることが記載されています。

神代より淡路国として存在したが、大阪の陣で活躍した蜂須賀に与えられ江戸時代は徳島藩の知行地となったが、庚午事変(稲田騒動)が遠因となり1876年に兵庫県に編入されました。以来、近畿地方の一角として発展しています。

 

記紀の日本列島の国産みの神話で、淡路島は伊弉諾尊・伊弉冉尊が日本列島中、最初に創造した島とされるならば、天孫一族が第一歩を記した島が淡路島なのでしょうか。

 

初期の天皇家との繋がりは深いらしく、淡路宮や淡路からの皇后の記載も見られ、また反正天皇は淡路島で生まれたとされるというのも、日本における最初の拠点を置いたと見ればごく自然でしょう。

 

これは、天孫一族日本上陸が瀬戸内ルートであることを前提した議論なので、一つの解釈に過ぎません。

 

とは言え瀬戸内ルートは長らく日本経済で重要な働きをしてきたことを思えば、ごく自然な流れではないでしょうか。

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どういう立場に立って各国の位置関係を見ると良いのか考えてみた方が良い。

北朝鮮がアメリカに対して挑発的行動を取り続けているのです。

北朝鮮に圧力をかけて態度を変えさせようとして、いくつかの国々が動いています。

 

北朝鮮が態度を変えないなら、石油の全面的な禁輸も辞さないと言う強硬論も出ています。

 

だがロシアは、それに異を唱えているのです。

 

対話の道を模索し、進めていくべきだとしているのです。

それに対して、様々な推測や憶測が当然のように出てきています。

しかし、ロシアにどのような思惑があろうと、その背景にはどういう事情があるか考えた方が良いでしょう。

その結果、ロシアに対してどのような働きかけを選択するにしてもです。

 

まず考えられるのは、ロシアは北朝鮮と陸続きだから、もし北朝鮮の民衆に何かあれば、難民問題など厄介な事態を抱える可能性が大いにあると言う事です。

だが、影響はそんな段階で留まるはずはないと考えるのは自然なはずです。

ロシアは北朝鮮が陸続きの隣国である以上、どんなに可能性が小さかろうと最悪の事態回避に動くのは当たり前ではないでしょうか。

そこを理解すべきなのです。

 

仮に北朝鮮へ石油輸出を全面的に止めたとします。

ロシアは最も近い産油国なのです。

輸出再開を力づくでも迫ってくることは、当然想定の範囲でしょう。

もし、どちらから業を煮やして戦端が開かれた場合、核で威嚇しあう事態になり、北朝鮮がロシアに核を使いかねないと最悪の事態を想定し全力で回避行動をとるのは当たり前ではないでしょうか。

北朝鮮への石油禁輸を実施したらABCD包囲網で石油禁輸された日本が真珠湾奇襲をしたような行動を北朝鮮は取るかと言う問いに、ロシアはないとは言い切れないと懸念している可能性は否定しない方が良いと思うのです。

そして実際に、最悪の事態の事態はあり得るとの判断を示し、各国の理解を得たいと願っているではないですか。

北朝鮮がアメリカ・ロシア・中国の三国を翻弄出来るのは、緩衝地帯としての地政学的な位置にあるからです。

北朝鮮は自覚しているか否かに関係なく、やらざるを得ないし出来るからやっているのでしょう。

 

アメリカ・ロシア・中国の三国の緩衝地帯としての地政学的位置にあるにもかかわらず、韓国や日本がそれをやっていないからですよ。

だが韓国や日本は恐らく、自らの地政学的立場を理解していないし、利用してもいないようにみえるのです。

従来の大国のパワーバランス理論の束縛から、出られないからでしょう。

近視眼的なリアリズムが、邪魔しているのです。

日本を中心とした世界地図を見て欲しいのです。

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日本が、アメリカ・ロシア・中国の緩衝地帯としてこの三国を翻弄出来る地政学的位置を理解して欲しいのです。

 

仮に半島が中国とロシアのどちらにつこうとも、日本のアメリカ・ロシア・中国の緩衝地帯としての地位は揺るがないはずです。

しかも経済力もあるではないですか。

かつてより順位は落ちたかもしれないが、それでも十分な高さと大きさがあります。

 

北朝鮮がロシアと中国を翻弄出来るのは、北朝鮮の緩衝地帯としての地政学的位置をロシアも中国もわかっているからだ。

中国もロシアも、北朝鮮を相手に取られたくないが追いやりたくもないのです。

そして、北朝鮮は中国やロシアとアメリカとの緩衝地帯でもあるのです。

それは、アメリカも十分意識しているはずです。

これらの事情を一番理解できていないのは、悲しいかな、日本ではないですか。

真っ只中にいて翻弄される立場にあるから、多くの国民がそのことに十分理解できていないのかもしれません。

もう一度言います。

日本を中心とした世界地図を眺めてください。

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思い描いてください。

日本が、中国やロシアとアメリカの緩衝地帯であり、これらの国々に対してイニシアティブを握れる地政学的位置にあることを、理解してください。

一番良いのは、半島と日本の中立化だと私は思うのです。

 

そして、中国やロシアとアメリカの緩衝地帯としての地政学的位置にある利点を最大限に利用し活用する政治のリアリズムを徹底的に理解し生かして欲しいのです。

 

世界が平和と安定の中で、持続可能な対等平等・相互互恵な社会をつくり上げていくイニシアティブを大いに発揮して欲しいのです。

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経済活動と生命活動を対比してみても良いのではないだろうか。

経済行動や経済活動は、生体の営みとある意味似ています。

 

資金の流れは、血液の流れと似ています。

 

血液を全身に送り出すのは心臓、資金の大本である通貨を市場に送り出すのは中央銀行ですよね。

 

だが、血液は送り出されただけじゃ意味を持たないです。

 

通貨も市場に出るだけでは資金ではないです。

 

血液は臓器の中で消費されてこそ、血液の役目を果たすのです。

 

通貨はさまざまな経済主体の中で消費されてこそ、資金としての役割を果たすのです。

 

とは言え、資金の流れは血液だけでは例えきれないでしょうね。

 

血液は栄養を全身に運ぶ、資金の流れは単なる通過の流れではないのです。

 

通貨は、流通し、貯蔵されるのです。

 

これは、体内を循環する栄養は時として貯蔵されることに似ているのです。

 

つまり、資金の流れで言う通貨に体内で言えば栄養と見た方が良いのです。

 

そう考えると、内部留保の経済での働きは蓄積された脂肪に相当すると見て良いかもしれません。

 

適正量の脂肪、適正量の内部留保は、体内や企業の健全な営みを支えるために必要だが、行き過ぎた蓄積は健康を害するようになります。

 

蓄積された脂肪の消費は、体内で循環している栄養素で足りない時に起きるはずです。

 

同じように内部留保は必要な資金調達が市場からだけでは間に合わない時、換金性の高いものから消費されるはずです。

 

近年の内部留保の蓄積は急激と言う事は、一時避難的に換金性の高い資産に変換されている可能性が高いです。

 

つまり、経済活動が大いに活性化すれば速やかに換金されて企業の活動に回されることが期待できるでしょう。

 

経済活動の6割は個人消費と言われます。

 

これは、第二の心臓の異名を持つ足腰に相当すると見て良いでしょう。

 

足腰が活発に動けば動くほど、血管内に目まぐるしく栄養は駆け巡るようになります。

 

個人消費が活発になればなるほど、市場で通貨、つまり資金は目まぐるしく流通することになるのではないでしょうか。

 

個人消費と、個々人の生活は切っても切り離せないです。

 

日々の生活で新たな消費が旺盛になれば、市場の中で資金も活発に巡るのです。

 

動物は動くから動物、生活は生きて活動するから生活、違うでしょうか。

 

個人消費が思うように動いていないというなら、個々人の生活の質はどうなっているか調べた方が良いでしょう。

 

かつてのような大量消費が望めないなら、単価をどうすれば上げられるか見れば良いのです。

 

簡単です。

 

収入が増え、その状態が維持できると期待できる状況が実感できればいいのです。

 

量が期待できないなら質を上げその質に見合った価格を設定すればよく、その代金を気前よく払えるだけの生活の維持が期待できる状況が実感できるようにする政治が求められる。でしょう。

 

今の時代、社会には十分な富があるはずです。

 

それが、個々人の生活を力強く支えるために使われるべきと不退転な決意で実行する意思と能力のある政党や政治家を、市民が育てる意思と能力を発揮できるかどうかにかかっているのではないでしょうか。

 

動物は必然となれば、生存に適した場所を命がけで求めて、行動するのです。

 

人間だって、よりよい社会やよりよい政治を本気で必要と思うなら、大胆に行動を起こすことをいとわない方が良いのではないでしょうか。

 

闇雲に動くことはないが、よりよい社会やよりよい政治のために、もっともっと、思考もし、激論も交わす方が良いでしょう。

 

少しでもいいポジションを求めて生物は行動するはずです。

 

人間は、全体でよりよいポジションに進めるように協力協同した方が良いでしょう。

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