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2018年7月

旧石器時代人の遺伝子は何処に近い可能性があるか。

日本人の遺伝子を全体としてヨーロッパよりに引き寄せているのは、縄文人であることがわかってきました。

 

そこで気になるのは、さらに前の石器時代人です。

 

旧石器時代を生きた日本人としては、港川人が知られています。

港川人の名は、沖縄県具志川村港川遺跡から出土した日本でもっとも保存状態のよい旧石器人骨から付けられました。

港川人は、出土地層から約2万年前と推定されています。

顔の彫りが深く、手足が長い特徴は、縄文人と通じることから、これまで縄文人の祖先ではないかという位置づけがされてきました。

となると、彼らの遺伝子を調べれば縄文人同様にヨーロッパよりの特徴が見つかりそうに思えます。


ところが、CTなど最新の技術でみつかった当初の復元のゆがみを補正すると、むしろ縄文人とは異なる特徴が顕著だと言います。

現代人と比べると、むしろ、オーストラリア先住民やニューギニア人に近い風貌となりました。

 

これは、面白いことになってきました。

 

旧石器時代人はオーストラリア先住民やニューギニア人に近い風貌であるにもかかわらず、現代の日本人の遺伝子はヨーロッパ寄りなのです。

 

縄文人は旧石器時代人を圧倒する大勢力で、日本に乗り込んできて日本人の遺伝子をヨーロッパ寄りに引き寄せてしまったのでしょうか。

 

だとしたら、旧石器時代人の遺伝子を相当程度薄めることができる大勢力が縄文人であったか、旧石器時代人の人口は相当少なかったか、どちらかでしょう。

 

しかしながら、それはかなり非現実的な設定であるように感じられます。

 

遺伝子の調査結果を待つ必要はあるだろうが、旧石器時代人の遺伝子もまた、ヨーロッパ寄りであったと見た方がより自然でしょう。


何しろ、縄文人の遺伝子はヨーロッパ寄りだが、その程度はアジアの民族の中では飛びぬけているのです。

 

石器時代人の遺伝子もまたかなりヨーロッパ寄りだったとすれば、縄文人と石器時代人の比率がどうあろうとも、日本人の遺伝子をヨーロッパ寄りにした縄文人の遺伝子の特徴にあうことになるでしょう。


日本人には古代中東の遺伝子もまた、あると指摘されます。

 

古代中東の遺伝子はどの程度の頻度で見つかるかにもよるが、かなり高い場合には、縄文人、さらには、石器時代人の可能性さえも考える必要が出てくるかもしれないのです。

 

石器時代人の遺伝子がいつ解読されるか、そして、どのような結果が出るか、注目したいです。

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言わないと何も変わらない。

従来の人々の感性や意見に異論を唱えるのは、勇気がいります。

だが、それが自分にとってどうしても必要なら、声を上げる方が良いでしょう。

そうでないと、何も変わらないです。

気が付いた人が声を上げる、これしかないでしょう。

気が付いてない人が言うわけないのは、当たり前すぎる話です。

日本人は人と違うことを恐れすぎませんか。

確かに歴史的には、人海戦術で対処した方が良い自然の脅威への対応は別行動は危険だったかもしれないです。

だが今は変化が激しい時代ですよ。

多様性こそが生き延びる上で優位になる時代ではないでしょうか。

多様性の担い手になることこそ、日本の未来を保障すると自信をもって行動すべきでしょう。

素直に感じたことは感じたままに言った方が良いでしょう。

それがたとえ、多くの人からとんでも扱いされようが、多くの人が声を上げていけば無視する方がやがて非常識になっていくでしょう。
特に今はネットがあります。

どこかに共感者は何時かは見つかるでしょう。

一人出れば、その背景にはもっといるはずです。


 
諦めないことです。

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「猫じゃ踊り」幻影。

実は猫じゃ猫じゃには、影があるのです。 

 

「猫じゃ踊り」は江戸時代に猫の二本足で「じゃれ立つ」仕種から考えられるようになった、「猫踊り」伝説に関連し作られた小唄と思われています。

 

「猫じゃ踊り」は、どういった場で歌われたかです。

昭和初期まで「見世物小屋」でよく猫じゃ踊りは行われていました。

 

こういういきさつを知っている人は、あまり神様云々とは関係無いようだと、疑われた人もいたのではないでしょうか。

 

私も以前は同じように考えていました。

 

猫には人っぽい仕種やポーズもいっぱいあって、猫好きから喜ばれています。

 

猫のじゃれる仕種や、寝相には踊って見えるものも多いのは確かです。

実際には猫を特訓し、三味線の音色に合わせて二本足で踊っていました。

 

特訓の方法ですか。

残酷すぎて、私は話すのをためらいますが、踊りとの関係で、触れないわけにはいきません。

鉄板の上に猫を乗せ、その鉄板を熱するのです。

 

猫をどういう状態で乗せるかは、二説あります。

一つは、そのまま乗せて、跳ねださせる。

もう一つは、後足だけ保護して立ち上がらせる。

 

どちらの場合も、跳ねだしたり、立ち上がりだしたら、間髪入れずに三味線を弾く。何度も繰り返すと三味線に合わせて、猫が踊りだしたように見える。

 

いくら見世物とは言っても、これは酷過ぎます。

いまやる人が出ないのも、うなづけます。

とは言いましても、この猫踊りの仕種がその後の日本舞踊史に、大きく影を落としている可能性は見逃せません。

 

それに、尾の短い猫がいる理由は、娯楽用演芸だけでは説明しきれません。

流行り廃りもあるのが娯楽です。

それから、猫の尾は猫岳の伝承に由来する物で、誕生後すぐ切断される習慣があつたといいます。

これを九州での猫の尾が短い理由と言う人もあるようです。

 

けれども、日本以外にもお曲がり猫のような尻尾の短い猫がいるのが説明できますか。

 

それに「猫踊り」伝説の背景って、何でしょう。

人工的にいくら尻尾を切り続けても、尻尾が短くならないのは、鼠の実験で証明されています。

交配以外には定着する事はないです。

猫が自分から尻尾を短くする事はありません。

 

短い猫、曲がった猫が誰かに何らかの目的で、あつめられたとしか言いようがないです。

そこで仮説を立てて見たわけです。

 

神職と禰子の関係と、太陽神を巡るエジプト神話との類似性の濃い伝承の存在なども不思議です。

 

猫修行の俗説、謎に満ちた秘密の修行の場と猫や、根子の地名との繋がりがあります。

 

猫岳を巡っては、興味深い話も、いろいろありそうですし。

猫はこもったり、瞑想したりするので修行してると思われてきました。

 

だけれども、猫が行者の真似をするでしょうか。

ここで発想を転換すると、どうでしょう。

行者が猫の物真似をしたのだと。

 

だって、猫は太陽神の化身なのです。

しかも、物真似は猿の得意芸でもあります。

猿は太陽神の熱心な崇拝者と、古代エジプトではされていたのです。

日本でも、太陽神アマテラスの子孫神武天皇を猿田彦が案内しましたよね。 

 

「猫の修行」の伝承で、猫はこもったり瞑想するという話題を取り上げました。

 

実際は猫が死の直前に姿を消す習性と、なわばり内の猫たちが「猫の集会」と呼ばれる社会を形成している様子から想像されたものだそうです。

それから、謎に満ちた秘密のと申しましたが、修行の内容が謎という事です。

 

修行の場はかなり具体的に九州では「阿蘇の麓猫岳」と語られてきました。

 

一種の猫のコミニティが形成されているという伝承についていえば、パブテスマを連想する話もあったりしました。

 

太陽神とのつながりを見ても、「猫岳」にはちょっとみつかりません。

 

むしろ「夜」に関連する話ばかりです。

 

夜といえば猫は、太陽神の眼となって夜道を行くのでした。

 

月がやたら出てきた時の事を、思い出します。

 

雌猫は月の女神でもあります。

月は陰陽では陰に配されます。

男性が陽に配されるのに対して、女性は陰に配されます。

イエスはマリアによって受胎するまでは、霊の姿でヤハウエとして、再臨の時を待たれておられると解釈できるでしょう。

イエスは義の太陽神に擬せられるが、受胎を待つヤハウェは月に擬せられるのか考えると面白いけど深入りしません。

 

天照大御神の岩戸隠れと、イエスの葬り、ともに岩で蓋をされた横穴であり二人の男性によってその岩がどけられ最初に女性に出会うのは偶然でしょうか。

しかも、イエスの死の時も暗闇がやって来ているのです。

 

猫がイエスのメタファーとされる文化があることを思えば、興味ひかれることではあります。

 

和風諡号に"ねこ"がつく天皇は何名かおられるのも、その一つです。

その一部をあげます。

 

漢風諡号は孝霊天皇、和風諡号は大日本根子彦太尊または大倭根子日子賦斗邇命(おおやまとねこひこふとにのみこと)天皇。

生没年 孝安天皇51(?)~孝霊天皇76(?)

 

漢風諡号は孝元天皇、和風諡号は大日本根子彦国牽尊または大倭根子彦国玖琉命(おおやまとねこひこくにくるのみこと)天皇。

生没年 孝霊天皇18(?)~孝元天皇57(?)

 

漢風諡号は元明天皇、和風諡号は日本根子天津御代豊国成姫(やまとねこあまつみしろとよくになりひめ)天皇。

生没年 齊明天皇7(661)~養老4年(721)

 

漢風諡号は元正天皇、和風諡号は日本根子高瑞日清足姫天皇(やまとねこたかみずひきよたらしひめのすめらみこと)天皇。

生没年 天武天皇9(680)~天平20(748)

 

天皇も太陽神アマテラスの祭司、それも最高祭司でいらっしゃいます。

そして祭司有資格者は、禰子つまり"ねこ"であり"根子"です。

実は、大日本根子は天皇陛下の尊称であるそうです。

 

そして、ここから猫=根子が、天皇の隠語となるのです。

 

踊りは元々神々との交信や交流でありました。

 

猫踊り伝説の背景は「猫の生態」だけで充分で、様々な伝承が付加する事はいろいろあっても、それは個別に解釈しないと混乱すると言う声もあるでしょう。

 

けれども猫に関係ある、いろいろな資料を調べているうちに湧き上ってきた疑問を整理したら、こういう仮説が出来上がってきただけの事です。

 

猫の踊り、一筋縄ではいかぬ謎が山盛りなのかもしれません。

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